2018年12月26日
富蔵山~西条城址(筑北村)
男岩の北側の岩峰から、富蔵山とその向こうに聖山を望む。
登山口(富蔵山観音堂参道入口)958-1018富蔵山(観音堂奥の院)1032-1108男岩北側の岩峰1113-1129男岩1144-1201西条城址入口-1216西条城址1219-1232釜坂遊歩道案内板-1245登山口
旧本城村の「西条温泉とくら」には以前に何回か立ち寄ったが、その西側の低山にハイキングコースがあることは知らなかった。松茸の季節は登山を控えたい赤松の山。少し前に整備されたようでやや古びた道標やベンチも各所にあるが、一部はヤブがちで、あまり歩かれていないように感じた。
(左)道標のある登山口。(右)稜上に出ると地図が設置されている。
国道403号から西側の山中に車で進む。小仁熊ダム湖を過ぎ、長野道を渡ったところに数台分の駐車スペース。少し北に歩くと道標のある登山口。赤松の山腹を登りはじめる。尾根をひとつ越え、北側をトラバースして南北の稜上の道に出る。地図とベンチがある。赤松と常緑樹の道を北に進めば、休憩舎の先で砂礫と岩場となる。鎖も張られた岩の左下を進めば観音寺奥の院に到着。その先、裏側からジグザグに富蔵山に登る。
(左)富蔵山の山頂を見上げる。(右)富蔵山から岩殿山方面の展望。微かに北アルプスを望む。眼下の赤屋根は奥の院。
富蔵山からは東・南・西の展望が開ける。西の山並の上には微かに常念岳あたりの北アルプスが見えた。稜上の道を南へと戻り、進む。ヤブっぽいところもある赤松林の登り。右手の木の間に露岩が見えたので、踏み跡を頼りに尾根を下ってみる。ここが男岩かと思ったが勘違い。しかしこの岩峰からも展望がよかった。北には先ほど登った富蔵山の向こうに聖山が佇んでいる。残念ながら遠景の山々は雲に霞んでいた。
(左)巨大な男岩。前方は岩殿山方面。(右)西条城址へ階段状の登り。
稜上に戻りわずかに南下すると地図とベンチのある小ピーク。直進しテープマークを頼りに右に下れば、巨大な男岩の下に出る。ここも展望がよく西には岩殿山方面が望めた。先ほどの小ピークまで戻り、南へと下り、峠状の西条城址入口へ。反対側を登り返せば、擬木階段の急登から少しずつ傾斜が緩む。小ピークで左折し、笹があらわれると四阿と説明板のある西条城址に到着。樹林の中で展望はない。
峠状の入口まで戻り、東へ下れば長野道の脇に出る。あとは高速道路の脇道のような舗装道を北に進んで、駐車場所に戻った。道は所々ヤブっぽい雰囲気だったが、立ち寄った岩峰からは展望が開け、短時間で歩ける里山の割には意外と楽しむことができた。
(左)四阿と説明板のある西条城址。