2019年02月23日
戸隠スキー場(長野市)
(左)越水ゲレンデ駐車場から見上げる。(右)越水ゲレンデ下部。
久しぶりに東京から来る友人とスキーに行くことになった。長野市街から比較的近く、あまり大規模なゲレンデでなく、しかし、それなりの規模で滑りごたえがあって……などといろいろと考えて、戸隠に滑りに行くことにした。朝9時頃に着いたが、越水側ゲレンデ下の駐車場はかなり埋まっていた。
雲が垂れ込め小雪が降る天候だが、トップシーズンの土曜日なのでそれなりに賑わっている。斜面はちょっと固め。越水側をひととおり滑ってから、中社ゲレンデへ。中社側へ滑り込むパラダイスコースが意外と楽しかったが、中社中央バーンは閑散としていた。昼食時間となったので中社ゲレンデから少し歩いて、うずら家に行って蕎麦を食べる。夏には1時間待ちなどあたりまえの人気店だけれど、さすがに冬は空いていてすぐに入れた。午後になっても雲が多く、高妻山や戸隠連峰が姿を見せず残念だった。
(左)中社ゲレンデ。(右)昼食は中社ゲレンデから歩いて、うずら家へ。
2019年02月17日
麻績城山~のろし山(麻績村)
聖高原駅903-915登山口(善光寺街道麻績宿の案内板)-934露岩のピーク(740m圏)943-1015鞍部-1030麻績城山1043-1057鞍部-1123のろし山1201-1217鞍部-1238露岩のピーク-1252登山口-1302聖高原駅
(左)露岩のピークから北アルプスの展望。(右)右に四阿屋山、左に冠着山。
陽射しが暖かくなったと感じるが、雪の少ないこのままで冬が終わってしまうのも寂しい。ともあれ、低山歩きにはよい季節が近づいたと思う。麻績村中心街の背後に位置する里山である麻績城山とのろし山を目指す。聖高原駅から北に歩き、善光寺街道麻績宿の案内板の先の空地に入る。左手の蔵の北側から、フェンスの間を進み眼前の坂を左へ右へと折返し登りはじめる。
(左)前方の蔵の裏側から登りはじめる。(右)露岩のピークを見上げる。
ヒノキ・赤松の台地上に出ると、社が鎮座している。その脇を抜けて緩やかな赤松の尾根に薄雪を踏んで進む。目の前に露岩地があらわれる。道はその左を巻くが、北側に回り込んだところから露岩のピークに登ってみる。ピークにはあずまやが建てられ、南側の展望が開ける。眼下に麻績村中心街、その向こうに四阿屋山、左に冠着山。右手遠くに北アルプスが霞んでいる。
次の露岩地はやや右を越え、その先は松の並木道のような平らな尾根。前方に山頂部が見える。緩やかなアップダウンの先で、左から赤テープに導かれた、桜公園駐車場からの道が合流。勾配が増した先には桜公園のあずまや。その先、左へ右へと長い斜上トラバースで登れば、周囲は明るく気持ちよい雑木林。最後は直登気味に鞍部に登り着く。
(左)松並木の平らな尾根。山頂部が見える。(右)鞍部へは雑木林の明るい道。
鞍部には麻績城跡の案内板がある。まずは左の麻績城山へ。急斜面に雪がつき登りにくい。軽アイゼンをつけて雪の斜面を登る。傾斜が緩めば山城の一角。4箇所の堀を越えて、「麻績城跡」の標柱がある広場に到着。テニスコードほどの広さがあるが、樹林に囲まれて展望はない。樹間から聖山が確認できた。急坂を慎重に下って鞍部へ戻る。今度はのろし山へ。
(左)鞍部。前方の麻績城山へは急登。(右)「麻績城跡」標柱がある麻績城山。
急坂を登って920m圏の小ピークへ。そこで道は左に曲がり、左は唐松、右は雑木の中、積雪の道を緩やかに登る。傾斜は徐々に増し、のろし山の山頂に到着。木に手製の小さな山名標がつけられている。三角点は雪の下なのか、みつけられない。樹林に囲まれて、ここも展望はない。樹間から三峰山や冠着山が確認できる程度。
(左)のろし山山頂。
下山は往路を戻った。のろし山への雪道にはトレースがあったから、こんな季節にも歩く人がいるのだろうか。山頂は樹林に囲まれていたけれど、途中の露岩からの展望や、明るい雑木林を楽しみながら歩くことができた。
(左)露岩のピークから北アルプスの展望。(右)右に四阿屋山、左に冠着山。
陽射しが暖かくなったと感じるが、雪の少ないこのままで冬が終わってしまうのも寂しい。ともあれ、低山歩きにはよい季節が近づいたと思う。麻績村中心街の背後に位置する里山である麻績城山とのろし山を目指す。聖高原駅から北に歩き、善光寺街道麻績宿の案内板の先の空地に入る。左手の蔵の北側から、フェンスの間を進み眼前の坂を左へ右へと折返し登りはじめる。
(左)前方の蔵の裏側から登りはじめる。(右)露岩のピークを見上げる。
ヒノキ・赤松の台地上に出ると、社が鎮座している。その脇を抜けて緩やかな赤松の尾根に薄雪を踏んで進む。目の前に露岩地があらわれる。道はその左を巻くが、北側に回り込んだところから露岩のピークに登ってみる。ピークにはあずまやが建てられ、南側の展望が開ける。眼下に麻績村中心街、その向こうに四阿屋山、左に冠着山。右手遠くに北アルプスが霞んでいる。
次の露岩地はやや右を越え、その先は松の並木道のような平らな尾根。前方に山頂部が見える。緩やかなアップダウンの先で、左から赤テープに導かれた、桜公園駐車場からの道が合流。勾配が増した先には桜公園のあずまや。その先、左へ右へと長い斜上トラバースで登れば、周囲は明るく気持ちよい雑木林。最後は直登気味に鞍部に登り着く。
(左)松並木の平らな尾根。山頂部が見える。(右)鞍部へは雑木林の明るい道。
鞍部には麻績城跡の案内板がある。まずは左の麻績城山へ。急斜面に雪がつき登りにくい。軽アイゼンをつけて雪の斜面を登る。傾斜が緩めば山城の一角。4箇所の堀を越えて、「麻績城跡」の標柱がある広場に到着。テニスコードほどの広さがあるが、樹林に囲まれて展望はない。樹間から聖山が確認できた。急坂を慎重に下って鞍部へ戻る。今度はのろし山へ。
(左)鞍部。前方の麻績城山へは急登。(右)「麻績城跡」標柱がある麻績城山。
急坂を登って920m圏の小ピークへ。そこで道は左に曲がり、左は唐松、右は雑木の中、積雪の道を緩やかに登る。傾斜は徐々に増し、のろし山の山頂に到着。木に手製の小さな山名標がつけられている。三角点は雪の下なのか、みつけられない。樹林に囲まれて、ここも展望はない。樹間から三峰山や冠着山が確認できる程度。
(左)のろし山山頂。
下山は往路を戻った。のろし山への雪道にはトレースがあったから、こんな季節にも歩く人がいるのだろうか。山頂は樹林に囲まれていたけれど、途中の露岩からの展望や、明るい雑木林を楽しみながら歩くことができた。
2019年02月13日
Mt.乗鞍スノーリゾート(松本市)
(左)夢の平クワッドから乗鞍岳を望む(右)かもしかコース上部から
長野県民割引の日にあわせて乗鞍へゲレンデスキーに出かける。ゲレンデ最下部から少し上がったやまぼうし駐車場に車をとめる。天気がよいためか、平日としては思っていたよりも車の数は多く、ゲレンデもそれなりに賑わっていた。スノーシューで歩きはじめるグループも見られた。白馬・志賀・野沢などと違うのは外国人の姿がまったく見られないこと。交通アクセスのせいだろうか。また、リフト間の乗り継ぎが不便なのがもいつも感じるここの欠点。
今日は家内が一緒なので少し自重しながら滑ることになったけれど、やまぼうしや山麓側、鳥居尾根、夢の平、かもしか、休暇村と全コースをひととおり滑った。特に鳥居尾根とかもしかコースは気持ちよく滑ることができた。コンディションはいい方だと思う。雪はやはり少なめだけれど、一日、真っ白な乗鞍岳を眺めながら滑ることができた。リフト券には湯けむり館の割引券がついているので、乳白色の温泉で温まってから帰路についた。(火曜日長野県民割引・シニア1日券 1,500円)
(左)やまぼうしリフト(右)鳥居尾根上部から
2019年02月10日
和田峠から三峰山(長和町/下諏訪町)
緩やかな草原状の稜線をたどり三峰山へ
東餅屋ゲート925-935和田峠農の駅-954古峠(旧和田峠)-1030和田峠山北峰(1722三角点)1035-1053大岩(1748標高点北)-1128三峰山1158-1244和田峠山北峰-1308古峠-1321和田峠農の駅-1331東餅屋ゲート
三峰山は草原に覆われた展望のよいピーク。霧ヶ峰と美ヶ原の中間に位置し、以前両者をつないで歩いたときに山頂を踏んだはずだが記憶は曖昧。すぐ東側をビーナスラインが走っているので、簡単に登れる山という印象がある。しかし、冬期はこの区間は通行止となるので、もっぱら和田峠から稜線をたどる道が歩かれているようだ。
上田方面から国道152号を南下し、旧道の和田峠トンネル方面へ。東餅屋のビーナスラインへの取付け道路入口に冬期はゲートがある。ゲート前は6台ほどの駐車でいっぱい。少し離れた路側余地に駐車する。思ったよりも天気はよい。スノーシューを持つか迷ったけれど、車に置いてツボ足で歩きはじめる。
(左)旧和田峠スキー場の脇を登る。(右)古峠(旧和田峠)。
ビーナスラインへの取付け道路は、先人のトレースを追って歩く。ビーナスラインに合流し、和田峠の「農の駅」の前から旧和田峠スキー場ゲレンデの右(北側)に沿って登る。ところどころ踏み抜いても足首ぐらい。ゲレンデ跡には植林の幼樹が白くなっている。ひと登りで多くの案内板などが設置されている古峠(旧和田峠)。直進と左折にはトレースがない。右折して登る道は、土が出ているところも。
(左)鞍部から和田峠山北峰への登り返し。(右)振り返ると八ヶ岳と鷲ヶ峰。
振り返れば鷲ヶ峰などの山並。蓼科山は雲の中。「和田峠1.1KM扉峠5.6KM」の道標を過ぎ、その先の小ピークを越える。鞍部から登り返す道から振り向けば、八ヶ岳と富士山が望めた。尾根に登り着いて右折。樹林帯の中、稜線右下を巻く道をたどり、「和田峠1.9KM扉峠4.8KM」の道標で左に入れば和田峠山北峰(1722m三角点)。はじめて、これからたどる三峰山への緩やかな山並が見えた。
(左)和田峠山北峰から望む三峰山。(右)雪が少し溶けた帰路には羊?が出現。
少し下った先で樹林帯を抜け、草原の展望が開ける。白と薄緑のコントラストが美しい。前方は雲が覆うけれど、振り返ると八ヶ岳・富士山・南アルプスの展望。道はところどころ土や草が出ていたり、吹き溜まりがあったり。私はアイゼンなしで歩いたが、部分的には軽アイゼンをつけた方が安心できる箇所も。右下には雪に埋もれたビーナスラインが見える。
草原の緩やかな稜線はやや左へと曲がり、少しずつ勾配をあげていく。もう山頂かと思わせてからが少し遠いけれど、まずは三角点があらわれ、その先に山名標が立てられた三峰山に到着。遮るもののない山頂。前方には鉢伏山、その右下に松本平が広がる。北アルプスは残念ながら、雲に覆われている。その右手には美ヶ原。左手には諏訪湖の向こうに中央アルプス、さらに南アルプス・富士山・八ヶ岳。
(左)三峰山山頂。前方は鉢伏山。(右)三峰山から美ヶ原を望む。
思ったよりも雲が多いけれど、北アルプス以外の展望は概ね得られた。今日は風も強くなくて、山頂に佇んでいてもさほど寒さは感じない。下山は往路を戻った。途中出会った登山者は4組5人。スノーシューをつけていたのは1人だけだった。
(左)稜線を振り返ると正面に富士山。右に南アルプス。
2019年02月05日
小浅間山(軽井沢町)
小浅間山(三角点峰)からの浅間山。
峰の茶屋1004-1032馬返し1038-1051小浅間山・西峰1059-1108三角点峰1110-1114東峰1143-1155馬返し-1217峰の茶屋
浅間山の展望を楽しむ小浅間山の軽いスノーハイク。のはずだったが、雪があまりに少ない。一部、ずいぶん前のものと思われるスノーシューの跡もあったけれど、今日の状態では雪の装備はまったく不要。2月とは思えない陽気で、冬支度だと暑いくらい。平日なので誰にも会わなかった。
峰の茶屋の西側スペースに車をとめる。登山届箱や火山についての案内板があり、東大火山観測所を右に見て歩きはじめる。小浅間山の南側山麓を緩やかな登りで巻いていく。周囲は唐松と雑木。雪はよく踏まれているが、ところどころ道の中央が凍結している箇所は道脇を歩く。
(左)東大火山観測所を右に見て歩きはじめる。前方に山頂部が見える。(右)馬返しから山頂方面へ。
30分ほどで樹林帯を抜け視界が開け、浅間山本体と小浅間山の鞍部に到着。「小浅間山山頂」の方向を示す標識がある。馬返しと呼ばれるところらしい。浅間山側には「立入禁止」の看板があり、その右手に火山観測施設がある。右折すると砂礫の登りとなる。東峰と西峰の分岐に達し、まずは急坂を登って西峰へ。
西峰からは東側以外の展望が開けている。西には浅間山が大きいが、北には四阿山から草津白根方面の山並が連なっている。分岐まで戻り、一面砂礫の斜面を登る。やや左に道をとり植生の間を進み、三角点があるはずのピークの広場へ。一角に石碑のようなものがあるが、三角点は見つけられなかった。地図を見るとここが最高地点だと思う。視界は西側の浅間山方面だけが開けている。
(左)西峰から四阿山・草津白根山方面の展望。(右)広い砂礫の東峰からの浅間山。
南へ進むと砂礫の広くなだらかなピークに出るが、その中央に「小浅間山」の山頂標識が倒れている。このピーク(東峰?)を一般的には小浅間山の山頂としているのだろうか。西側の浅間山のほか、東に浅間隠山や鼻曲山、南の上信国境の山並は霞んでいるが、その右には八ヶ岳が微かに見える。雄大な展望を楽しむことができた。下山は往路を戻った。
(左)東峰から浅間隠山・鼻曲山方面の展望。