2019年03月23日
<群馬遠征> 王城山~高間山(群馬県長野原町)
南側から高間山を望む
登山口駐車スペース903-927五合目傘木-1002王城山三角点1011-1016奥宮1021-1050林道に出る-1111林道吾嬬線-1140高間山1215-1232林道吾嬬線-1251林道から登山道へ-1322奥宮1334-1400五合目傘木-1417登山口
長野原町中心街の北東にある里山。王城山には気軽に楽しめるイメージがあるが、高間山はヤブ気味らしい。車道を歩く部分が多かったけれど、明るい雑木林と笹の雰囲気のよい山域だと感じた。長野原中心街から県道376号を東に向かい「王城山」方面に左折、沢に沿って車道を上ると水道施設の脇に駐車スペース。すぐ先に手で開けられるゲートがあるが、車はここに置いた。
(左)舗装道を歩きはじめる。(右)五合目傘木。ここから登山道。
舗装車道を歩きはじめる。まもなく王城山神社からの道を合わせ、「四合目柴峯」の道標。前方に山稜が見えはじめ、「五合目傘木」道標で舗装道は終わり登山道に入る。道は右へトラバースするように登り、左折する箇所が「六合目炮烙岩」。斜上トラバースはロープが張られた箇所もあり、「七合目船窪」で右折すると笹と雑木の谷状の道。木段も断続的にあらわれ、落葉を踏んで登る。
(左)七合目船窪から谷状の登り。(右)八合目中棚尾根。左は巻道。直登は古城へ。
左手の尾根に登り詰めるとそこは「八合目中棚尾根」。左に奥宮方面への巻道を分けて、ロープの張られた痩せ尾根から右を巻けば王城山の山頂(古城、三角点)に到着。日本武尊の伝説がある。東を向いた祠が三つ。南側の浅間山から四阿山にかけての展望が広がる。木段を下ると「十合目山頂尾根」の道標とあずまやがある鞍部。緩やかに登り返せば奥宮のピーク。展望は古城より劣るが、木枝の上に浅間山が見える。
(左)王城山山頂(三角点峰・古城)。(右)王城山神社奥宮。
次は高間山を目指す。雑木と笹原の尾根を緩く下った先は、左側が切れ落ちた痩せ尾根に小さなアップダウンを繰り返す。右に曲がる尾根を登り1103ピークへ。その先も木段の登り下りの後、右へ山腹をトラバースすれば舗装道終点の広場に出る。脇にベンチもある。ここからは舗装車道を歩く。すぐに左に大岩(あみだ石)と説明板。
(左)1103ピークへ笹原の登り。(右)ロープや木段の痩せ尾根。
左右に折り返して車道を登れば展望が開け、正面に高間山が見える。緩やかに車道を進めば吾嬬山林道と合流。数台の駐車スペースがあり、ここまで車で来ることもできる。合流点のすぐ右に高間山の登山口。樹林帯に笹が覆う山腹の道を登って行く。下道はあるし、赤テープがきちんと方向を示してくれる。
(左)登山道から林道へ(北側からの写真)。(右)高間山へは笹ヤブの登り。
中間部で緩んだ後は、だんだん急登に。笹ヤブ濃い道の直登は苦しい。最後は左からの尾根にのり、三角点が佇む高間山の山頂へ。雑木や唐松に囲まれているが、この季節なら東方向の樹間に榛名山方面が確認できる。下山は往路を戻り、王城山三角点峰は西側を巻いた。高間山へのヤブ道を別にすれば、おおむね歩きやすい道だった。季節のせいか、登山者にはひとりも出会わなかった。
(左)高間山山頂。
<県外編> 林温泉[かたくりの湯](群馬県長野原町)
王城山からの下山後は、山麓の林集落内にある「林温泉かたくりの湯」で汗を流したい。数年前に建て直されたらしい小奇麗な建物だが、基本的に地元のための施設。建物前に広い駐車場がある。「シャワー故障中」と入口に貼紙があった。村外者は入浴料金300円を箱に入れる。脱衣所には「加水・加温・循環なし」と掲示があった。
浴室に入ると石油臭が漂っている。湯は無色透明でやや濁りがある。浴感は素晴らしい。浴槽は4~5人ほどは入れるものだが、洗い場は2つのみ。シャワー故障なので、いずれにしても浴槽の湯で身体を洗う。自分で水を入れ温度調整することもできるようだが、ちょうど適温だった。地元の人らしい小父さんが「今日は寒いね」といって入ってきた。天気はよかったが、上州の風が冷たく感じられた日だった。(村外者利用時間:10~17時、入浴料金:村外利用者300円)