駐車場所(風越トンネル南側)757-805[100号鉄塔]-858[1195ピーク]-931[1280ピーク]-952大洞山-955反射板1017-1022大洞山-1042[1280巻道]-1105[1195ピーク]-1145[100号鉄塔]-1151駐車場所
(左)筑北村側から見た大洞山山系。
2週間前に槙寄から登った大洞山に、今度は風越峠から登る。特に何か魅力を感じたということはないけれど、地図読みの練習も兼ねて、風越峠から東へ続く稜線をたどってみようと思う。国道403号から分岐し、乱橋の集落をかすめて旧四賀村に向かう県道303号。峠に上り詰め、風越トンネルを抜けた左側(東側)の駐車スペースに車をとめる。
(左)右手の送電巡視路へ。(右)100号鉄塔から戸谷峰・美ヶ原方面を望む。
道の向かい側から旧道を歩きはじめる。封鎖された旧トンネルの手前右手にカーブミラーがあり、その脇から送電線巡視路がはじまる。鉄塔番号を示す表示では、100号鉄塔を目指す。巡視路特有の階段をひと登りすれば、北側が伐採された鉄塔の下に出る。実はここが本日唯一の展望地。北に聖山とその左に後立山連峰が霞み、振り返ると戸谷峰から美ヶ原と滝山連峰。
(左)ヒノキ林の尾根を登る。(右)1195ピークに向けての登り。
北東に赤松の尾根を進めば、1032標高点に向けてのヤブがちな登り。往路は尾根を登ったが、復路にとった南側の巻道の方が比較的踏み跡ははっきりしている。右手の木の間から虚空蔵山が見える。1032の東側から左側がヒノキ林となり、歩きやすい尾根の登り。ヤブっぽいピークを過ぎた小鞍部は雑木林が気持ちよいところ。1195に向けての登りは、左・雑木、右・赤松で踏み跡も交錯する。
(左)1280ピークと大洞山を樹間に確認する。(右)1280手前は明るい雑木林。
左手の雑木越しに後立山を微かに確認しながら登れば、北に顕著な尾根が派生するピークを経て1195ピーク。さらにヤブっぽい尾根の登りは続き、右手に祠を見た後、1260圏の小ピークに至る。尾根が右へ左へと曲がった先では、木の間にこの先の1280ピークと大洞山、さらに反射板も見えて、少し元気が出てくる。雑木林の明るい鞍部から登り返して1280ピーク。ヤブっぽいピークから、北に明瞭な尾根が分岐している。
右折して進めば左側は唐松林。小ピークで左折した先の雑木の鞍部から、二重山稜風になり、尾根の踏み跡を急登すれば大洞山に再訪を果たす。前回、雪はほとんどなかったはずだが、今回は薄雪に覆われている。反射板まで足をのばすが、樹間に微かに虚空蔵山や北アルプスが霞む程度。下山は往路を戻ったが、1280と1032は南側を巻いた。
(左)反射板から樹間に微かに北アルプス。(右)樹林に囲まれた大洞山の山頂。
このルートは道といえるものはなく、山仕事の踏み跡なども入り乱れている。前回の槙寄ルートよりもヤブっぽくて歩きにくい。忠実に尾根をたどり尾根の分岐で間違えないようにしたい。残念ながら各ピークは樹林の中で、展望は得られない。日影には雪が残っている箇所も多かった。なお、赤松の多い山域なので、松茸シーズンの登山は控えたい。