2019年04月27日

二見台(筑北村/安曇野市/松本市)

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880m圏のピーク付近。気持ちよい尾根歩き。

境尾集落下駐車余地932-1001主尾根にのる-1040二見台1046-1118[1070m三角点]1125-1148二見台1219-1237林道終点-1309駐車場所

上高地・開山祭の賑わいを伝えるニュースが、車のラジオから流れている。それにくらべて今日登るのは、登山記録も希少な道のない山。立峠の北西方向に位置し、地形図上には二見台の文字が記載されている。ヤブっぽい山だろうと覚悟していたが、新緑の尾根上を意外と気持ちよく歩くことができた。なお、松茸の季節は避けたい山域である。

国道403号を筑北村方面から南下、新矢越トンネルを過ぎて明科へと下る途中、松庄入口のバス停で左折。すれ違い困難の細道を進む。右手に廃自動車が数台置かれ、左に2軒ほど廃墟らしき住宅があらわれればそこが登山口。地形図上の境尾集落の下部にあたり、路側余地に駐車する。周囲には竹林が多い。

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(左)前方の2軒の間から右へ歩きはじめる。(右)門を抜けて進む。

2軒の住居の間から、簡易舗装の車道を登りはじめる。途中、ダートに変わり、10分もかからずに楼門のような建物があらわれる。臆せずそれをくぐり、資材置場のような広場から先に続く林道を歩く。林道を終点まで歩くか迷ったが、左手の赤松林の中に石碑と薄い踏み跡を見て、林道から左折して赤松の尾根を登る。

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(左)左の尾根に取付く。左奥の赤松の根元に石碑。(右)主尾根上には明瞭な踏み跡。

山仕事の踏み跡が錯綜するが、支尾根のかたちは明瞭。急坂に足を滑らせながら、正面に見える主尾根に登り着く。尾根上には比較的明瞭な踏み跡がある。赤松林も混在するが、ヤブもなく新緑の雑木が覆う。季節のせいか、緩やかな起伏で小ピークをいくつか越えて行く尾根道は気持ちがいい。

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(左)二見台の大岩を見上げる。(右)二見台から南西側展望。北アルプスは雲の中。

880m圏の小ピークを越え、その先、ジグザグの登り道で1000m圏の小ピーク手前に登り着くと、左手の894方面からの明瞭道に合流。右折し、濃い赤松林の中を進む。大岩の下から左を巻き、反対側から岩の上の小広場に出る。標識もないが、ここが二見台だろう。赤松に囲まれているが、南西側の展望が開けている。手前に長峰山から光城山、その向こうの北アルプスは、今日は雲の中。

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(左)1070三角点へは道のない急登。(右)樹林の中の1070三角点。

さらに、この先の1070三角点まで足をのばしてみる。930m圏のピークで左折。その先で明瞭道は右へ巻いていくが、正面の尾根に取付いて登る。途中、やや傾斜が緩み痩せ尾根状となるが、その先は滑りやすい土の斜面の急登。右手前方に岩峰を見ながら稜線に登り着くと、以前、立峠からのルートで訪れたことがある1070三角点に到着。樹林の中で展望はない。二見台の岩上の小広場まで戻り、安曇野方面を展望しながら休憩。

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(左)山腹をトラバース気味に下ると土蔵があらわれ、林道終点に出る。

下山は、880m圏ピークの手前から左に下る踏み跡をたどってみた。明瞭な尾根を下った後、右折してトラバースするうちに道形は薄くなる。そのまま進むと、崩れかけた土蔵が建つ林道終点にとび出した。あとは林道をたどって駐車場所に戻った。林道といっても奥の方は荒れていて、登山道程度の道。道脇に壊れた電柱が見られ、こんな林道の奥にも昔は人の暮らしがあったのかと驚かされた。他の登山者には出会わなかった。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(筑北・長野西山) | 更新情報をチェックする