2019年09月15日

北八ヶ岳[北横岳~大岳~双子池](茅野市/佐久穂町)

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北横岳北峰より蓼科山と北アルプスを望む

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅800=(ロープウェイ)=808山頂駅812-853北横岳ヒュッテ-910北横岳北峰915-1005大岳分岐-1015大岳1028-1036大岳分岐-1127天狗の露地1137-1216双子池1255-1338亀甲池-1359天祥寺原-1413蓼科山分岐-1522竜源橋1543=(蓼科高原ラウンドバス)=1556北八ヶ岳ロープウェイ(山麓駅)

天候やら体調やら仕事やらで、1ヶ月近くも山に行けなかった。数日間の縦走計画も立てていたが、日帰りの北八ツでお茶を濁すことに。いつものように北八ヶ岳ロープウェイの8時始発に乗る。乗客は30人ほど。登山者と観光客が半々。山頂駅から坪庭周回路に入り、途中から左折して北横岳に向かう。

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(左)坪庭周回路から分岐して北横岳へ。(右)北横岳南峰より八ヶ岳連峰を望む。

ジグザグにひとしきり樹林帯を登れば右手木の間に縞枯山方面を望む。左折して三ツ岳分岐を過ぎ、やや緩めば北横岳ヒュッテ。樹林帯の九十九折から階段状の登りで北横岳南峰に到着。振り返れば八ヶ岳連峰を望む。緩やかな道をたどれば北横岳北峰。目の前に蓼科山が大きい。その奥には北アルプスの連なりを望めた。

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(左)右前方の大岳へ岩の道を進む。(右)大岳山頂から北横岳と蓼科山を望む。

今日の行程はここまでが登りで、あとは概ね下りなのが後ろめたい。大岳への道は稜線をたどったあと、鎖場のある急な下り。針葉樹林の緩やかな下りを挟んで大岩がゴロゴロする足元になり、視界が開けて大岳方面を望む岩峰を2つ3つ通過する。登山者の少ない山域かと思っていたが、意外にも多くの登山者とすれ違う。分岐を右折して岩を登るような急登から、右手を回り込むように大岳山頂に再訪を果たす。

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(左)天狗の露地付近。(右)双子池(雄池)。

岩峰の大岳からは、南と西は霧の中だったが、北横岳や蓼科山が間近に見渡せた。分岐に戻り双子池へは大岩が重なり段差が大きな下り。歩きにくく時間がかかる。累々とした岩と低木で園地風に見える天狗の露地を通過しても、木の根や大岩の重なりの歩きにくい下りは続く。ようやく双子池ヒュッテの建つ、双子池(雄池)の畔に到着。多くの人が休憩している。

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(左)亀甲池。(右)天祥寺原への道。正面に蓼科山。

雌池の畔を過ぎて亀甲池へ向かう。小さな峠を越えるような感じの道は、苔むした北八ツらしい針葉樹林の中。亀甲池を訪れるときはいつも天気が悪かった印象があるが、今日は晴れている。天祥寺原に向かう道は、草原状で正面に蓼科山を望めて気持ちがよい。笹原の樹林の中を進んで、大河原峠からの道と合流。「天祥寺原」の案内板がある。左折して竜源橋へ蓼科山と北横岳の間の谷間の歩きやすい道を下って行く。

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(左)竜源橋への道。笹原からやがて針葉樹林が多くなる。

疎林に笹原が広がる風景は、やがて滝ノ湯川を左下に見て、あとは針葉樹林と笹原が交互にあらわれるようになる。最後は樹林帯をジグザグに下って、作業道に出てビーナスラインへ。傍らに竜源橋バス停がある。20分ほどの待ち時間で蓼科高原ラウンドバスに乗って、北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に戻り車を回収した。北横岳から双子池の間は歩き難い岩の道が多く、思ったよりも消耗した。

[参考]北八ヶ岳ロープウェイ 片道 1,000円
    蓼科高原ラウンドバス 竜源橋~北八ヶ岳ロープウェイ 350円