2019年12月08日
内山峠から荒船山(佐久市/群馬県下仁田町/南牧村)
急登が終わり霧氷の木々と笹原の平坦路へ。
内山峠駐車場855-944鋏岩修験道場跡-1005一杯水-1024艫岩1034-1059経塚星尾峠分岐-1109経塚山(荒船山最高点)1112-1120経塚星尾峠分岐-1148艫岩1215-1233一杯水-1251鋏岩修験道場跡-1332内山峠駐車場
荒船山(経塚山+艫岩)は20年以上前に荒船不動から登ったが、メインルートは内山峠からの道だと思う。それを歩いたことがなくて気になっていた。いまさらのような感じだけれど、初冬の1日、内山峠からの道をたどってみた。内山峠の駐車場にはすでに10台以上の車。
(左)内山峠登山口。(右)梯子・鎖の急登。
駐車場の奥からはじまる登山道には霜柱も見られ、4つほどの小ピークを右から巻いて登り下りする。その先には鎖や梯子のある急登。ジグザグに登り、ピークの右を巻いて、やせ尾根を渡り次の山腹に取り付く、といった道が繰り返される。地形は意外に複雑。前方に霧氷で白くなった山頂部が見えると笹が増え、1159は右側を巻く。小ピークを右に巻いてやせ尾根を渡れば鋏岩の修験場跡。
(左)木の間に山頂部が見える。(右)鋏岩修験道場跡。
正面の大岩が修験道場の跡なのか。大きな氷柱が下がっている。右を大きく巻く道は途中崩れていて、一瞬、尾根への迂回を余儀なくされる。ロープが張られ足元が崩れやすい。顕著な尾根を乗り越し、雑木落葉の雰囲気良い道を緩やかに下れば一杯水。水はわずかだが流れていた。ここから山上台地に向けての急登。ジグザグの登りの途中には、梯子や鎖、手掛かりの少ない岩場も。ただ、距離は知れている。
(左)一杯水。(右)一杯水の先は梯子もある急登。
左に斜上トラバースした先は、霧氷の木々と笹の平坦地(冒頭写真)。あとは緩やかな道で艫岩へ。最近も滑落事故が起きている。あいにく雲が多く、艫岩からの展望は浅間山も雲の中、間近の物見山や八風山が見える程度。風が冷たい。四阿の脇を通り、相沢・三ツ瀬への分岐を過ぎれば、山上台地の気持ち良い平坦な道が続いている。霧氷のついた落葉木と笹原の風景。1356標高点を過ぎ傍らに倒木が多くなり、尾根が狭まると分岐は近い。
(左)艫岩の展望。今日の展望は物見山と八風山くらい。(右)山上台地の平坦な道。
星尾峠への道を右に分けて、左へ経塚山への登り。ジグザグの登りから最後、右へ進めば手狭な経塚山山頂。樹林に囲まれ展望はなく、祠と三角点が佇んでいる。艫岩まで戻って休憩して、往路を内山峠へ戻った。薄曇りで寒風が吹く天気ながら、途中50人以上の登山者とすれ違った。標高差は少なくよく歩かれている道ではあるが、岩場の鎖や梯子、切れ落ちた箇所も多いので、慎重に歩かねばならないところも多い。
(左)経塚山の山頂。