2019年12月22日

田口峠から兜岩山 (佐久市)

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兜岩山展望地から八ヶ岳方面の展望

田口峠1051-1112三角点分岐-1132「1263」-1212兜岩山分岐-1223兜岩山(~展望地)1250-1259兜岩山分岐-1325「1263」-1340三角点分岐-1347「1265三角点」-1352三角点分岐-1407田口峠

兜岩山へは以前、荒船不動からローソク岩を経由して訪れた。今回は田口峠から。古い登山地図には、東西に続く稜線上は「南側の展望よい」と記されている。しかし、今回歩いてみるとほぼ樹林の中で視界は開けない。朽ちた古い道標が随所にあり、以前はもう少し展望もあり、人気コースだったのだろうか。

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(左)田口峠トンネル西側登山口。(右)三角点分岐で右折していったん下り。左前方に兜岩山。

田口峠付近の路側に邪魔にならないよう駐車。トンネルの西側から少し北に入った脇から、小丸太の階段がトンネルの上へ伸びている。登りついた尾根上で左折。深い落葉が道を隠しているが、「保安林」の標識の脇から尾根を登る。杉林の小ピークを過ぎると左右に広道が横切り、祠が佇む「旧田口峠」。その先、雑木のはっきりした尾根上を緩急の登り。

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(左)米はかり峠。(右)小ピークをいくつも越える。朽ちた道標も随所に。

やや尾根の右手を進むようになって、1265三角点分岐のピーク。「荒船山・荒船不動」を示す道標は朽ちて地面にある。右折して、尾根上をいったん下る。木々には霧氷が見られる。下りきった箇所に石祠と「米はかり峠」と記された板。一瞬進む方向を悩むところだが、マークに従い目の前を直登する。小ピークを2つ越えた先は1263標高点の小ピーク。その先痩せ尾根が続き、3つほどコブを越える。

尾根を外さない方が安全だが、次のピークは踏み跡薄い左下を巻く。その先も小ピークをいくつも越えるが、ピークで進行方向が変わることも多く、方角を確認しながら進む。ずっと左前方の樹間に兜岩山は見えているものの、次々と小ピークがあらわれ煩わしい。右手の岩峰へ登り詰めると見せて、道は少し手前で左折する。ここはマークに注意。岩峰へ少し進んでみると、見晴らしが得られた。

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(左)兜岩山分岐ピークへの登り。(右)兜岩山分岐。前方にローソク岩。

緩やかな尾根が広がり左折すれば、兜岩山分岐のピークに向けて落葉の登り。分岐に兜岩山を示す道標はなく、「星尾峠・田口峠」を示す木板が地面に。東信地区高植協の標識もある。左折してはっきりした尾根上の道を、いったん鞍部に下り兜岩山へと登り返す。途中、右手の木の間にローソク岩や荒船山が見える。再訪を果たした兜岩山の山頂は展望のない樹林の中。

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(左)兜岩山山頂。(右)展望地から北アルプス方向。

その先、数分進むと前方が切れ落ちた展望地に出る。前方に八ヶ岳連峰が連なっている。眼下にはいままで歩いて来た尾根が見える。雲が多い天気なので、右手の北アルプスは霞んでいる。左は奥秩父から西上州の山々。下山は往路を戻った。途中、1265三角点に寄り道をしたが、樹林の中にあり木の間越しに荒船山などが認められる程度。

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(左)1265三角点。前方木の間に荒船山。

途中、他の登山者に会うことはなかった。やはり展望がなかなか開けない山域であり、それで人気がないのかもしれない。尾根を進めばいいので迷うような所は少ないものの、地形は意外と複雑で小ピークで進む方向を確認した方がいい箇所も。深い落葉が尾根上を覆い、初冬の静かな山を歩くことができた。

こちらもご覧ください → 「荒船不動から兜岩山」
posted by 急行野沢 at 22:15| Comment(0) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする

立科温泉[権現の湯](立科町)

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田口峠へ下山後は臼田・佐久を経由してR254(R142)へ。国道から少し入った立科温泉[権現の湯]で冷えた体を温めた。ずっと前に、この種の日帰り入浴施設が次々とできた時代に入りに来たことがあるが久しぶり。浴室やロビーの窓は大きくとられ、浅間山方向の見晴らしが素晴らしい。

浴室は洗い場も広くとられて使い勝手はいい。岩風呂風の露天風呂からも浅間山の展望。湯はやや緑がかって見えるが、加温・加水・循環。泉質をあまり問題にするようなところではないかと思う。(おとな入浴:500円)
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | 温泉(佐久・東御) | 更新情報をチェックする