2020年01月31日
志賀高原スキー(山ノ内町)
(左)ジャイアントから西館山を望む。(右)一の瀬ファミリー。
昔からのスキー仲間が東京からやってきたので、一緒に志賀高原に出かける。一番下のサンバレーに車をとめ、丸池・蓮池・ジャイアント・東館山・寺子屋・一の瀬・焼額山・奥志賀まで滑り込み、焼額山・一の瀬・タンネ・高天原・西館山・ジャイアント・蓮池・丸池・サンバレーと戻ってきた。
若い頃にはあまり感じなかったけれど、ゲレンデ間を移動する箇所には登りもけっこうあってなかなかハード。途中での休憩がそこそこ長かったとはいえ、9時半頃に滑りはじめて、サンバレーに戻ったのはリフト終了の16時半ギリギリになってしまった。あらためて志賀高原の広さを実感した。
終日、雪が降り続いて視界が悪かったのが残念。例年に比べて、やはり雪が少ない。風にさらされる斜面はアイスバーンの箇所も多かった。コンディションが一番良くて楽しめたのは焼額山だった。平日なのですいていたけれど、聞こえてくるのは中国語や英語ばかりで、日本人の方が少ないのではないかと思えるほど。特に焼額山あたりで中国人が多かったのは、旧正月の休みを利用しての長期滞在なのだろうか。(シニア1日券:4700円)
(左)焼額山。(右)西館山からジャイアントを望む。
2020年01月25日
黒斑山~蛇骨岳(小諸市/群馬県嬬恋村)
右手に浅間山を見ながら蛇骨岳を目指す
車坂峠(高峰高原ビジターセンター駐車場)842-(表コース)-938槍ヶ鞘-952トーミの頭1003-1023黒斑山1028-1051蛇骨岳1119-1149黒斑山-1202トーミの頭-1209中コース分岐-(中コース)-1245車坂峠
初級雪山の定番である黒斑山へ。浅間山をはじめとする展望が楽しみ。車坂峠への路面にもまったく雪がない。朝8時、ビジターセンター裏の残り少ない駐車スペースに車を滑り込ませる。快晴の土曜日、人気の山だけあって山中で行き違った登山者は100人近くにのぼる。道はよく踏まれていて、私も含め軽アイゼン着用者が多かった。
(左)車坂山を越えた鞍部から黒斑山方面を見る。(右)振り返ると北アルプスの展望。
車坂峠から表コースを歩き始める。車坂山を越えて針葉樹林帯を登り振り返れば、高峰山越しに北アルプスが見えるように。樹林帯の出入りを繰り返し、背後に北アルプスの展望を確認しながら登る。黒斑山には簡単に登れる山という先入観があるためか、意外と息が切れる。痩せた尾根を経由して登れば前方に浅間山の姿が見えてくる。すぐに噴火シェルターを経て、槍ヶ鞘に出る。目の前に浅間山の全景が広がる。
(左)槍ヶ鞘からの浅間山。左の崖の際をトーミの頭へ。(右)トーミの頭への登り。
左手に見える崖の際を急登する。振り返ると南アルプスや八ヶ岳、そして富士山が霞んでいる。登り詰めれば岩がちなトーミの頭。ここからも浅間山の姿が大きい。振り向けば、北アルプスの連なりが一直線。樹林帯の中、小ピークをひとつ越えて登れば、手狭な黒斑山の山頂に到着。風もなく穏やかだ。
(左)トーミの頭から黒斑山・蛇骨岳方面の稜線。(右)トーミの頭から正面に浅間山。
右手に浅間山を見ながら思案し、まだ時間も早いので蛇骨岳まで足を延ばすことにする。しっかりとトレースがある樹林帯の中の緩やかな下り。その先は、右手に浅間山の展望が開けたり、樹林帯に入ったり(冒頭写真)。斜面をトラバースする区間は、展望は素晴らしいけれどトレースは狭い。右手谷側は急な崖であり、すれ違いなどでは少々緊張する。踏み抜くと膝まで埋まる。
(左)黒斑山の山頂。(右)蛇骨岳から北信五岳・四阿山方面。
到着した岩峰の蛇骨岳からは、浅間山や富士山・八ヶ岳方面の展望に加えて、北側に北信五岳・四阿山から草津白根方面の展望が広がっている。冷たい風が吹いていて、岩陰で休憩をとる。何人かの登山者が訪れては去っていく。展望を楽しんでから来た道を黒斑山まで戻ると、黒斑山山頂は40人近い登山者であふれていた。
(左)蛇骨岳から奥秩父連山の上に富士山を望む。(右)蛇骨岳山頂の標柱。
黒斑山からはトーミの頭を経て、分岐で右折して中コースを下る。樹林帯の中を淡々と下り車坂峠へ戻った。途中、スノーシューの10数人のグループとすれ違った。今日の道の状態ではスノーシューは不要と思えるが、体験ツアーのようなものかもしれない。さほど寒くもなく、快晴に恵まれた登山となった。
(左)トーミの頭から、槍ヶ鞘の向こうに八ヶ岳連峰が浮かぶ。
同様のコースの記録はこちら → 「黒斑山~蛇骨岳(2022年12月27日)」
あぐりの湯こもろ(小諸市)
2020年01月19日
木島平スキー場(木島平村)
(左)第6リフト上部より見おろす。(右)第11クワッドから。
雪が少ないのでどのスキー場に出かけるか悩んだものの、結局、勝手知った木島平へ。稼働リフトは第2・6・11リフトの3基のみ。スノーマシンがカバーしきれていないところは、ブッシュが出ていてゲレンデ状態はいいとはいえない。第6・11リフト沿いは緩斜面なので、ほとんどの時間を第2リフト沿いで滑ることとなった。雪が少ないものの、第2沿いは意外と気持ちよく滑ることができた。
第3日曜日の「スキーこどもの日」のあたるせいか、それなりにゲレンデは賑わっていて少し安心した。ここもスノーボーダーがほとんどいないので、スキーヤーにとっては滑りやすい。スキーの多いゲレンデとボードの多いゲレンデと、ある程度棲み分けができているということなのだろうか。ゲレンデ上部から見おろす飯山・木島の平地にはまったく雪がない。今後の天候によっては、現在のゲレンデ状態を維持するのも難しいかもしれない。少々心配になった。
(左)第2リフト沿いを見上げる。(右)第2リフト上部より見おろす。
2020年01月16日
北八ヶ岳[北横岳~縞枯山] (茅野市/佐久穂町)
北横岳北峰から蓼科山と北アルプスを望む
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅940=947山頂駅1000-1045北横岳ヒュッテ-1107北横岳北峰1128-1143北横岳ヒュッテ-1206坪庭分岐-1225雨池峠-1254縞枯山-1333五辻-1417北横岳ロープウェイ山頂駅1440=1447山麓駅
好天を見込んで北横岳へスノーハイクに出かける。冬の人気山域なので、平日なのに山中で行き交った登山者は70人近く。昨夜は少し降雪があったようだが、歩き始めは10時になっていたので、道はよく踏まれている。足回りはアイゼンが大半。スノーシューはごく少数。チェーンスパイクでは急勾配は少々厳しそうだった。
(左)三ツ岳を正面に見て坪庭を進む。(右)三ツ岳分岐。
スキーヤー・スノーボーダーに混じり北八ヶ岳ロープウェイに乗車。山頂駅を出てアイゼンをつけ、歩き始める。坪庭を半周し、左折して北横岳への道へ。折返しの登りの後は、右へ斜上トラバース。右手樹間に縞枯山を望む。トレースのない三ツ岳への分岐を右に見送り、緩やかに進めば北横岳ヒュッテ。九十九折の登りの後、少々急で滑りやすい直登をこなせば北横岳南峰に到着し展望が開ける。
(左)北横岳ヒュッテ。(右)北横岳北峰から八ヶ岳連峰を望む。
南に八ヶ岳連峰、北に蓼科山と北アルプスや頚城山塊。その先、緩やかに進めば北横岳北峰。蓼科山と北アルプスが南峰よりも間近で迫力ある展望(冒頭写真)。時折冷たい風も吹きつけるが、さほど寒くはない。展望を満喫してから、北横岳ヒュッテ経由で坪庭まで下る。これだけではあまりにあっけないので、縞枯山まで足を延ばすことにする。
(左)北横岳北峰から浅間山方面。(右)縞枯山荘の建つ八丁平。
坪庭から縞枯山荘を経由して八丁平の緩やかな道を進む。周囲は開けた平坦地で気持ち良い。雨池峠で右折。縞枯山へは急登。樹林帯の中の急勾配の道も、トレースがありアイゼンをきかせて進めば、夏場よりも歩きやすいかもしれない。展望のきかない縞枯山頂に到着したら左折し、平坦路を進めば多少見晴らしはきくようになる。展望台分岐からは目の前に茶臼山越しの八ヶ岳連峰の展望が得られる。
(左)展望台分岐から茶臼岳と八ヶ岳連峰。(右)五辻付近から右前方に縞枯山。
高度を落として樹林帯に入り、茶臼山との鞍部へ。ここで右折し、樹林帯の中を五辻へと下る。草原状の五辻で右折。右手前方に縞枯山を見ながら進む。やがて針葉樹林の中を緩やかな登りでロープウェイ山頂駅へと進む。最後が緩やかな登りになるのが今日のコースの難点。やがて視界は開け、北横岳を背景にロープウェイ駅が見えてくる。今日、ロープウェイの運転は20分間隔。下りロープウェイで山麓駅に戻った。
(左)ロープウェイ山頂駅まであとわずか。正面に北横岳が見える。
[参考]北八ヶ岳ロープウェイ 往復 1,900円
2020年01月11日
湯ノ丸山~烏帽子岳(東御市/上田市/群馬県嬬恋村)
湯ノ丸山から望む北アルプス
地蔵峠(湯ノ丸スキー場駐車場)=湯ノ丸スキー場第1リフト933-944鐘分岐954-1038湯ノ丸山1051-1115小梨平(鞍部)-1146稜線-1210烏帽子岳1237-1318小梨平(鞍部)-1343中分岐-1408地蔵峠
スノーハイクに湯ノ丸に出かける。今冬は各地で雪が少なくて、湯ノ丸はどうなのだろうかと思っていた。昨年の同じ時期にも登っているが、同程度の積雪。多いとはいえない。快晴の3連休初日なので、途中すれ違った登山者は40人近く。この数日積雪があった気配はなくかなり踏まれていたので、スノーシューはほんの数人でアイゼン着用の人が多かった。
(左)鐘分岐手前から望む湯ノ丸山。(右)湯ノ丸山までもう少し。
湯ノ丸スキー場の駐車場に車をとめると、目の前の第1リフトが動いていたので、ついそれに乗って楽をしてしまった。リフト終点からトレースのある道を緩やかにたどって鐘分岐。ここからは傾斜が増すので念のためアイゼンをつけた。アイゼン無しでも登れると思う。簡単に登れる山という先入観があるからか、いつも意外に息を切らすことになる。振り返ると湯ノ丸スキー場や籠ノ登山・浅間山。右手に富士山が霞んでいる。
(左)湯ノ丸山から浅間山方面。(右)小梨平鞍部から見る烏帽子岳。
やや硬くなった雪面を登り、湯ノ丸山の山頂に到着。北アルプスのほぼ全貌が見えるのが嬉しい(冒頭写真)。その右に戸隠・妙高の山並み、四阿山から草津白根。南は富士山の右に南アルプスと八ヶ岳。展望を楽しんでから、西側の鞍部へと下る。ところどころ踏み抜いてもスネぐらい。小梨平の鞍部からは概ね左への斜上トラバース。
(左)小烏帽子岳付近から正面に富士山が霞む。(右)稜線に出て小烏帽子岳へ。
稜線に出るといっそうの展望が広がる。右折して稜線をたどり、小烏帽子岳のピークを越えれば、右手に四阿山、左に北アルプスを見ながら正面の烏帽子岳を目指す幸せな稜線歩き。たどり着いた烏帽子岳山頂からも360度の大展望が広がる。時折、冷たい風が吹きつけるものの、山頂でゆっくりしていられるほどの温かさ。数人の登山者が去来する。展望を楽しんでから往路を小梨平の鞍部まで下る。
(右)烏帽子岳への稜線。(右)烏帽子岳から北アルプス展望。
小梨平からは湯ノ丸山の南麓を巻く道をたどって地蔵峠に戻った。こちらの道も多くの人が歩いて踏まれている。朝は駐車場には空きがあったけれど、下山した頃には車があふれ気味で、スキー場も今日はかなりの賑わいを見せているようだ。車で浅間サンラインまで下り、東御市内の湯楽里館で温泉に入ってから帰路についた。
(左)小梨平から湯ノ丸山を望む。
[参考]
湯ノ丸スキー場リフト1回券(シニア) 400円
みづほ温泉 湯楽里館(おとな入浴) 510円
2020年01月05日
戸隠スキー場(長野市)
(左)シャルマン戸隠前から。(右)しらかばコースと第3クワッド。
近場のスキー場はどこも雪が少なくて、滑りに行くのを躊躇っていた。昨夜から長野市街地でも多少積雪があり、戸隠スキー場のサイトを見ると、第2・3・4に加えて第6クワッドが稼働するようなので滑りに出かけた。正月休み最終日。首都圏などからのスキーヤーはもう少ないのか、思ったほど混雑していなかった。
全体的に雪は少ないけれど、今日は終日雪が降り続いていて雪質は最高。ときどき強風が吹いたものの、視界は意外によい。越水側前面のコースはすべて滑走可。昼前後には点検のため第6クワッドが休止していて、その間は第3クワッドでもっぱら滑っていたが、その後は第6沿いで。人もあまり多くないので、メノウコースなど快適に滑ることができた。スキーヤーが圧倒的に多く、スノーボーダーがほとんどいないのも戸隠のいいところ。(長野市民割引クーポン:シニア1日券3,200円)
(左)ドリームコースから瑪瑙山方面。(右)メノウコース。
2020年01月03日
戸隠鏡池~奥社(長野市)
鏡池からの戸隠連峰。今日は稜線は雲に霞んでいる。
戸隠神社奥社入口駐車場957-1013随神門-1030天命稲荷神社-1039鏡池(~どんぐりハウス)1111-1145植物園分岐-1212植物園入口四阿1222-1227駐車場1240-1311戸隠神社奥社1319-1343駐車場
正月3日となり身体もなまっているので、戸隠の雪の中を歩きに出かけた。冬装備の確認も兼ねて。奥社入口の駐車場には結構な数の車がとまっている。これほど雪が少ない冬ははじめてだが、それでも奥社参道は雪に覆われている。軽装の参拝者にまじって随神門まで奥社参道を歩くが、雪が踏み固められていて滑りやすい。
(左)戸隠奥社入口。(右)随神門。
随神門で左折して鏡池に向かう。少ない積雪にXCスキーなどのトレースがあり歩きやすい。足跡から今日の先行者は1名のみ。天命稲荷神社を経由して、東側から鏡池の畔に出る。鏡池の向こうに戸隠連峰を望む展望が一番の見どころだが、稜線部は雲に霞んでいる。どんぐりハウス前で休憩して青空を待っていたが、小雪が降り出した。
(左)鏡池への道。(右)どんぐりハウスの前から鏡池。
帰路は鏡池の西側を歩いて戻る。やや雪が深いがスノーシューの跡などもあってツボ足でも困ることはない。天命稲荷神社あたりからは、鏡池に向かう人々と多く行違うようになる。スノーシューを履いているグループもいたが、この雪の状態ではスノーシューを履かない方が歩きやすいし速いと思う。随神門の手前で右折して植物園の中を通って奥社入口まで戻った。
(左)奥社参道杉並木。(右)戸隠神社奥社。
その後、奥社まで往復した。踏み固められた参道が滑りやすいので、長靴に履き替えた。このような道では登山靴よりも長靴の方が歩きやすいのではないか。随神門を過ぎたあたりの杉並木はやはり素晴らしい。その先、急坂で滑って苦労している人も多い。奥社入口に救急車が来ていたが、雪の坂道で滑ってケガをした人がいたようだ。奥社で新年のお参りをして戻った。