2020年02月28日

聖山 [三和峠から往復] (麻績村/長野市)

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聖山から後立山連峰を望む

三和峠1244-1258「1308峰」-1318聖峠-1348聖山1418-1441聖峠-1503「1308峰」-1514三和峠

昼から聖山に出かける。コロナウィルスの関係で、仕事も様子見にならざるを得ず、時間を持て余し気味。国道403号線から聖湖で西側に折れて三和峠へ。峠の道脇のスペースに車をとめる。雪があるときに、ここから聖山へ登るのはずっと以前から温めていたプラン。スノーシューがいいのではないかと思っていたが、今日は積雪を見て軽アイゼンだけ持って歩き始める。

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(左)三和峠登山口。(右)1308峰への急登。

昨夜の降雪か、足首くらいまでの積雪がある。吹き溜まりではもう少し深いところも。里山のスノーハイクとしては適当な積雪。この数日、誰も歩いた形跡はない。最初の1308ピークまでは急登が続くので、すぐに軽アイゼンを装着した。アイゼン無しでも何も問題ないと思う。周囲は霧氷の着いた樹林帯。旧聖高原第2スキー場の最上部に当たる1308ピークを過ぎるとなだらかな道になる。

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(左)聖峠。(右)聖山へ、最後は緩い尾根道。

送電線の下あたりで踏み跡があらわれて消えたが、送電巡視のものだろうか。左手送電線越しに蓼科・八ヶ岳方面が望めた。その先も緩やかな道で聖峠へ。案内板があり、林道が達している。その先は勾配が増していく。右側をトラバースした先で傾斜が緩むと四阿のあるピークへの分岐。前方の四阿には今日は寄らず、右側を巻いていく。

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(左)聖山の山頂。(右)蓼科山・八ヶ岳方面の展望。

やや痩せた尾根を緩やかに登れば、聖山の山頂に到着。目の前、正面に連なる後立山連峰の姿が感動的。真ん中に鹿島槍、左に爺ヶ岳、右に五竜岳。さらに右は白馬岳、左は裏銀座方面の山並みへと連なっている。左の槍ヶ岳あたりは雲の中。蓼科山・八ヶ岳が遠く見え、さらに左には浅間山、四阿山。アンテナがやや展望の邪魔をする。その左下に善光寺平が広がるが、北信五岳は雲の中。

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(左)善光寺平を見おろす。

夏ならば車で山頂直下まで来ることができる。冬も、聖山パノラマスキー場が営業していたころは、リフトで直下まで上がることができた。しかし、いま冬場は雪の道を歩くしかない。山頂部にいくつもアンテナが並んでいるのが無粋といえば無粋。下山は往路を戻った。
posted by 急行野沢 at 22:52| Comment(0) | 登山(筑北・長野西山) | 更新情報をチェックする

2020年02月24日

四阿山[あずまや高原コース](須坂市/上田市/群馬県嬬恋村)

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四阿山山頂を望む(根子岳分岐下付近)。

あずまや高原ホテル下・登山者用駐車場731-800牧場下案内板805-848里宮分岐853-958中四阿分岐-1011根子岳分岐-1028四阿山1047-1057(昼食休憩)1114-1116根子岳分岐-1125中四阿分岐-1207里宮分岐-1234牧場下案内板1239-1303駐車場

朝7時、あずまや高原ホテル下の登山者用駐車場はほぼ満車。幸運にも1台分だけ空スペースがあり、そこへ車をとめる。快晴の3連休最終日。登山者は多い。下山した頃には、路肩に駐車している車も多かった。スノーシューやワカンを括り付けている人も多いけれど、アイゼンだけ持って登山届ボックスの脇から歩き始める。

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(左)牧場下の案内板から北アルプスを望む。(右)牧場内の一直線の登り。

林道から緩やかな登山道に入って進めば牧場の下に出る。スノーシューの人たちは牧場を横切って歩いているが、私は夏道に従って左折し牧場下部の案内板のところから、左右に牧場を見ながら一直線に進む。正面に山頂部、振り向けば北アルプス。牧場最上部からダケカンバの林を緩やかに進めば、中四阿への分岐標識(里宮分岐)。中四阿への道にトレースはない。すぐ右手に山家神社里宮。私は途中からアイゼンを装着。

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(左)里宮分岐。(右)ダケカンバ林の登り。

霧氷がついたダケカンバの中の登り。トラバース気味だが、右手への直登をときどき挟む。徐々に勾配がきつくなり、その先で展望が開ける。北アルプスを振り返る。岩が出たところやガンコウランが雪の間から顔を出しているところも。雪が締まっている箇所もところどころ。前方に山頂が見えてくる。少し登るとやや勾配は緩み、中四阿からの尾根を合わせる。

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(左)展望開ける八合目付近。(右)八合目上部。

緩急の登りでモンスター風の針葉樹林の中に入り、根子岳への分岐に出る。山頂が手狭なので、この付近の平坦地で休憩している人も多い。やせ尾根を下り少し登った箇所は、鳥居峠への分岐だがそちらのトレースもない。最後は山頂に突き上げるような急登で四阿山の山頂へ。5回目の訪問。

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(左)根子岳分岐。(右)山頂が迫る。

快晴のもと、展望は360度。妙高・戸隠方面を山名柱の背後に望む。そこから左に目を移すと北アルプスが連なっているが、この時間少々霞んでしまった。その左は湯ノ丸から浅間山。草津白根方面もくっきり。山頂にいてもほとんど寒さを感じない。根子岳分岐付近まで下り昼食休憩とした後、下山は往路を戻った。途中、出会った登山者は50~60人。

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(左)山頂へ最後の急登。(右)四阿山山頂。背後は志賀草津方面。

多くの人が歩いているので、道はそこそこ踏まれて踏み抜くことはない。アイゼン・スノーシュー・ワカンなど足ごしらえはさまざま。アイゼン無しの人もいて、それでも問題ないのだと思う。さらにスキーの人もけっこう多かった。冬の四阿山はそれだけ多様な楽しみ方ができるということだろう。四阿山から下山後は、車で旧真田町へ下って、千古温泉で体を温めた。

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(左)山頂から浅間山・湯ノ丸方面を展望。(右)北アルプスは霞んでしまった。

posted by 急行野沢 at 20:08| Comment(0) | 登山(四阿・湯の丸) | 更新情報をチェックする

2020年02月11日

飯綱高原スキー場(長野市) [ラストシーズン]

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第3リフト上部から飯縄山を望む

今シーズンが最後の営業となる飯綱高原スキー場。1月に数日間だけ営業したものの、その後、雪不足で長らく休業していた。数日間の降雪があって全リフトが稼働したこの日、急いで滑りに出かけた。この日を逃すと、もう滑る機会がなくなると考えたからだが、案の定、今後の積雪が見込めないことから、2月16日が最終営業日となることが告げられた。残念ながら、都合で最終営業日に出かけることができなかったが、その数日前に滑っておいてほんとうによかったと思う。

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(左)第1駐車場。リフト運行開始直後なので車も少ない。(右)Eコースを見おろす。

この日は久々の全リフト稼働だったので、待ちかねたように多くの人でにぎわっていた。昔から「長野市民のスキー場」と呼ばれている通り、やはり滑っている人の多くは地元民ではないかと思われる。昼頃には第1駐車場は満車、第2駐車場も8割方埋まっていた。といっても、バブル期のようにリフト待ちが発生する状態とはほど遠い。

積雪直後なのでコンディションはよい。ブッシュの出ている箇所も、この日はごくわずか。朝のうちは小雪が降っていたが、やがて晴れ間が出たり、霧が覆ったりと天候はめまぐるしく変わった。朝のうちはまだ空いていた第1クワッドで、人が多くなってくると第5リフト沿いでもっぱら滑った。第1クワッド沿いのBコースや第5沿いのFコースの滑りごたえは、やはり素晴らしい。

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(左)Bコースを見おろす。(右)Cコースを見おろす。

コースレイアウトが少々複雑で、それが逆に魅力でもあった。一方、山麓部の入口を3ヶ所設けざるを得ず、ローカルゲレンデとしてはリフト5本という中途半端な規模でもあったので、意外と負担は大きかったのかもしれない。しかし、何よりも市街地に近い南斜面なので積雪が少なかったのが最大の問題。今後も積雪が劇的に増えることは期待できないから、営業日数が増えることは望めなかっただろう。

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(左)第3リフト下。(右)第4リフト下。

長野市内のわが家から最も近く、したがって最も多く訪れたスキー場。もう滑ることができないのは悲しすぎる。子どものころからの思い出は数知れないが、スキー場の歴史も含めて整理したうえで、あらためて「追憶のゲレンデ」でレポートしたいと思う。(シニア4時間券:1,900円)

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(左)第5リフト上部から飯縄山を望む。(右)さよなら、づなっち……。
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | スキー上信越道 | 更新情報をチェックする

2020年02月09日

池の平湿原(東御市)

湯ノ丸スキー場第6駐車場-第6高速リフト930=937リフト終点939-1021池の平湿原駐車場-1040池の平湿原南端1047-1110池の平湿原駐車場1132-1200スキー場最上部-(ゲレンデ内を下る)-1229湯ノ丸スキー場第6駐車場

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(左)林道を進む。左手に籠ノ登山が霞んでいる。(右)池の平湿原の駐車場。

長野県北部は平地でも積雪があったが、天候が回復するのではないかと考えて、湯ノ丸へ向かう。池の平湿原から周辺のいずれかのピークに登ろうと思っていたけれど、結局なかなか雲は晴れず。この天候で歩き回っても面白くないので、池の平湿原までで折り返した。小雪が降りしきる中を、スノーシューでひたすら歩いただけだった。

地蔵峠を右折して、少し奥まった位置にある湯ノ丸スキー場第6駐車場に車をとめる。今回もリフトを使って楽をする。第6高速リフトに乗り、数分でゲレンデ最上部へ。少し下った場所から林道に入り、池の平湿原へと進む。積雪直後なので、スノーシューがちょうどいい。ところどころXCスキーの跡があるけれど、吹き溜まりではトレースが何もない箇所も。左手に籠ノ登山が霞んでいる。

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(左)池の平湿原の北端。(右)池の平湿原から三方ヶ峰方面。

40分ほどで池の平湿原入口の駐車場に到着。小雪が降り風も強い。少々意欲をなくして、池の平湿原へと下る。湿原へはトレースがまったくなく、新雪の中、スノーシューで下っていく。ツボ足では厳しいと思う。湿原も強い風が吹き、視界も開けない。ひとりで冬の湿原に佇むのも悪くはないが、天候が回復しないので来た道を引き返す。

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(左)池の平湿原から来た道を戻る。(右)湯ノ丸スキー場に着いてしばらくすると晴れた。

湿原駐車場脇のインフォメーションセンターの建物の陰で休憩。林道を湯ノ丸スキー場へ、さらに第6ゲレンデの脇を歩いて駐車場所へと戻った。ありがちだが、車に戻ってしばらくすると空が晴れてきた。賑わうゲレンデの向こうに籠ノ登山が見えた。

[参考] 湯ノ丸スキー場リフト1回券(シニア) 400円
posted by 急行野沢 at 21:08| Comment(0) | 登山(浅間・高峰) | 更新情報をチェックする

御牧乃湯(東御市)

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湯ノ丸から東御市の中心部へ下り、千曲川を渡った旧北御牧村にある御牧乃湯へ。すっかり冷えてしまった身体を温める。10数年前に一度訪れたことがあるはずだが、記憶がまったくない。野菜の直売所なども併設された小ぎれいな施設。ここもロビーや露天風呂などから、浅間山・湯ノ丸山方面の展望が目の前に広がるのが嬉しい。

湯はやや緑色がかって見えた。循環・加温であり、温泉としての湯の特質はよくわからなかった。地元の人が多いようで「今日は入りに来るの、遅いじゃねえか」などという会話が交わされていた。(おとな入浴:510円)
posted by 急行野沢 at 19:00| Comment(0) | 温泉(佐久・東御) | 更新情報をチェックする