2020年03月28日

青木峠から十観山(青木村/筑北村)

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霧まく十観山直下

青木峠(トンネル西側・四阿屋林道分岐)930-1008林道-1021河鹿沢分岐(稜線)-1047十観山1110-1135河鹿沢分岐-1145林道1155-1225青木峠

青木村の西に位置する十観山。青木村側から登られることが多く、ずいぶん前に横手キャンプ場から短時間で登ったことがある。山頂は東側が伐採されていて、眼下に青木村を眺めることができる。今回は北側の青木峠から歩き始める。こちらからのルートは他の人と会うこともまれだろう。空には雲が重く垂れこめている。

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(左)青木峠。トンネル右手を進む。(右)鞍部から先はヤブっぽくなる。

青木峠のトンネル西側、四阿屋林道分岐点のスペースに駐車。トンネルの右側から沢沿いの踏み跡をたどる。「入山禁止」の張り紙があるので、松茸の季節は控えたい。谷底の道は作業道のようになり、山腹の左手を巻いていく。そこで、右手の尾根を目指してヒノキ林をよじ登り、1113峰の少し北側の尾根にのる。1113峰からは赤松の尾根上に踏み跡が続く。

小ピークを越えた鞍部からの登り返しは雑木や唐松の林となるが、踏み跡は不明瞭でヤブっぽい。尾根を外さず方向を見定めて進みたい。大型獣用の箱罠を傍らに見て、舗装林道に飛び出す。以前、ここまで車で来て、滝山連峰へと歩を進めたことがあった。舗装林道を横切り、目の前の尾根に取り付く。ヒノキや雑木の尾根に踏み跡を追うと、送電鉄塔の下を過ぎ、林道を横切り、滝山連峰から続く稜線にたどり着く。

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(左)舗装林道を横切り尾根を進む。(右)滝山連峰からの稜線は気持ち良い道。

以前はこの分岐に十観山と三ツ頭を示す道標があったはずだが見あたらない。左折して緩やかな気持ち良い稜線を進む。左は唐松、右は雑木に赤松が混じり、足元は低い笹が続く。いったん下った鞍部は左に畑地と林道が接する。緩い登りで、右手の田沢温泉からの道(湯川コース)を合わせる。雑木林と落葉の中、道標が立っている。その先ひと登りで十観山の山頂へ。

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(左)湯川コースとの合流点。(右)十観山の山頂。霧で展望なし。

山頂のあらかたは唐松などの樹林に覆われているが、東側だけ切り開かれている。しかし今日は一面の霧で何も見えない。下りは往路を戻った。下山を始めると晴れてくるのはいつものこと。河鹿沢の林道から西を見ると、大洞山や大沢山を望むことができたが、その先の北アルプスは雲の中だった。

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(左)帰路、林道から大洞山・大沢山を望む。

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2020年03月21日

四阿屋山~大沢山(筑北村)

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大沢山の山頂。わずかに北アルプスを望む。

栃平沢登山口823-914四阿屋山925-955[1322南側ピーク]-1040[1429ピーク]1048-1106大沢山1132-1154[1347ピーク]-1226林道に出る1230-1313栃平沢登山口

久しぶりの里山歩き。筑北の四阿屋山は案内板も整備され、気軽に登れる里山。過去に北と西から登っている。一方、大沢山は周辺の最高峰ながら知名度はいまひとつで、空峠から登るのが一般的。今日は両者をつないで歩く。坂北駅前から東に車を走らせる。四阿屋山林道(舗装)に入り、中村登山口・刈谷沢登山口を過ぎて栃平沢登山口へ。5台ほどの駐車スペースがある。

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(左)栃平沢登山口。(右)右・雑木、左・赤松の尾根を直登。

登山口の案内板から階段を登り、数回折り返して尾根上に出る。この赤松の尾根を直登していく。道はよく踏まれている。途中から、右手は雑木林となり、木の間に後でたどる尾根が見える。最後は尾根を外れ左の山腹を巻き気味に登って、四阿屋山の山頂に到着。左手に北向きの神社の建物があり、この季節ならブナの木越しに北信五岳が見える。反対側にはわずかに北アルプスを望む。

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(左)四阿屋山の山頂。左にわずかに北アルプス。(右)四阿屋山から北に北信五岳。

細長い山頂広場を南東に進み、大沢山への尾根へ。この先、道標やテープマークはないし踏み跡も不鮮明。尾根をたどればいいので別に難しくはないが、尾根の分岐では方向を確認する必要がある。緩やかな下り基調の尾根筋を進み、小ピークをいくつか越えて行く。振り返ると樹間に四阿屋山。左は雑木から唐松へ、右は雑木に赤松が混在する。

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(左)1379北面の急登へ。(右)1429ピーク。「大沢山へあと30分」の案内板がある。

緩やかな道も1322(南側)を過ぎた鞍部まで。1379北面は雪も残る急登で少し苦労する。次の鞍部から登り返す屋根は左に曲がり、雑木の中、1429に突き上げる。「大沢山 あと30分」の案内板があり、北側樹林の上に冠着山。その先に北信五岳が霞む。目の前の大沢山に向け、急な下りから岩がちな痩せ尾根状の急登へ。2度目の訪問となる大沢山は樹林の中で展望はないが、樹間から北アルプスがかすかに望める。

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(左)大沢山の山頂。(右)大沢山西尾根を下る。

車の回収も考えて、大沢山からは明瞭な道のない西尾根を下ることにする。明るい日が差し込む雑木や唐松の尾根をたどるのは楽しい。途中、いくつか小ピークを越える。標高1250mを切ると、赤松の尾根となる。赤松の中の小ピークで後立山方面を望む場所が一箇所。最後は林道際が崖のようになっているので、右側の雑木林を適当に下って舗装林道に降り立つ。

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(左)大沢山西尾根途中から後立山連峰を望む。

あとは林道を北に歩いて駐車場所に戻った。尾根筋がはっきりしていて、思ったよりも難しくなかった。展望が開ける場所がほとんどないのは残念だが想定内。春の日差しの中、久方ぶりに明るい雑木林の尾根を歩くのは気持ちよかった。なお、「入山禁止」の張り紙がところどころあるから、松茸の季節の登山は控えたい。下山後は、西条温泉「とくら」で温泉に入ってから帰途についた。
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2020年03月15日

北八ヶ岳[剣ヶ峰~白駒池~高見石] (佐久穂町/小海町)

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高見石から見た白駒池と左奥に浅間山。

八千穂高原スキー場駐車場/第2リフト乗場831=838降場845-920剣ヶ峰924-929林道934-941諏訪門(国道299号)-1000林道から登山道へ-1028白駒池北畔-1115高見石小屋-1119高見石1135-1206白駒池西畔1223-1312諏訪門-1318剣ヶ峰1325-1353第2リフト上-1427八千穂高原スキー場駐車場

北八ヶ岳の東にはみ出たような場所に「剣ヶ峰」というピークがあり、少し気になっていた。山頂は樹林に囲まれているようだが、その前後の尾根筋はそれなりの展望があるようだ。冬期は国道299号の麦草峠前後は車両通行止。冬の白駒池の佇まいにも興味があり、八千穂高原から剣ヶ峰・白駒池を経由して高見石まで足をのばしてみようと思った。

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(左)白駒池までは信濃路自然歩道をたどる。(右)急登の先の痩せ尾根で展望が開ける。

八千穂高原スキー場の駐車場に車をとめる。スキー場からの出発は駐車場所の心配がないので助かる。今回も最初はリフトで楽をする。1回券を買い、リフト運行開始と同時に第2リフトに乗車。降りたところから前方の樹林に入れば、信濃路自然歩道が通じている。先行者のスノーシューの跡がある。昨晩の雪が数センチ、その下は固く凍り付いているので軽アイゼンをつける。

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(左)剣ヶ峰手前から縞枯山・北横岳方面。(右)剣ヶ峰山頂。

少々甘く見ていたきらいがあるけれど、剣ヶ峰への登りはかなりの急登。ジグザグに尾根を登る。凍った足元が滑り、ペースはあがらない。周囲は針葉樹林帯でなかなか展望も開けない。剣ヶ峰直前は痩せ尾根となり、ここでようやく展望が開ける。西に見慣れない角度で縞枯山や北横岳方面が望める。それもわずかな距離で、樹林の中の剣ヶ峰へ到着。気づかず通り過ぎそうなピークである。

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(左)車の走らない国道を歩く。(右)白駒池へ樹林帯を歩く。

緩やかに下ると林道に出る。ここからの林道・車道は積雪が深いのでスノーシューに履き替える。国道299号に出て右折、さらに信濃路自然歩道の案内板に従って林道へ、そして白駒池へと続く登山道に入る。緩やかな道は雪に覆われ、森閑とした針葉樹林の中を進む。白駒池の北岸に出て、凍った池の上を歩いて白駒荘の方へと向かう。池の上を歩けるのはこの季節ならでは。池の上で遊んでいるグループも見受けられる。

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(左)凍った白駒池の上を歩く。(右)分岐から高見石へ。

麦草峠側に少し歩いた分岐から高見石へと向かう。針葉樹林帯の緩やかな登り。多くの人が歩いていて、道は適度に踏まれている。空が少し広くなったと感じると高見石小屋の前に出る。その脇から高見石に登る。空は晴れているが、遠くの山並は大方雲の中。眼下に白駒池、右手遠くは御座山か。左に浅間山、さらに左手間近に蓼科山や縞枯山方面。小屋の向こうの北アルプスは雲に隠れている。

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(左)高見石へ上る。(右)高見石から蓼科山方面の展望。

白駒池の畔まで降りて昼食休憩とした後、往路を戻った。剣ヶ峰の北側の凍り付いた急斜面は、下りの方が一層注意を必要とした。往路に使った第2リフトを通り過ぎ、信濃路自然歩道を最後まで歩きとおし、スキー場の駐車場に戻った。展望の開ける場所が意外に少なく、やや期待外れ。それでも雪景色の中を楽しく歩くことができた。

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(左)北アルプスは雲の中。

[参考]八千穂高原スキー場 1回券 500円
posted by 急行野沢 at 22:21| Comment(0) | 登山(北八ヶ岳-麦草峠以南) | 更新情報をチェックする

2020年03月07日

戸隠スキー場(長野市)

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今シーズン2回目の戸隠。コンディションはそこそこ良くて快晴なので、多くの人で賑わっていた。少し下った駐車場に案内されたのは久しぶり。メインの第3クワッドは時間帯によっては少し列ができるほど。中社側を除き全リフト稼働。ただ、第5リフトを使う斜面は土が見え始めている箇所もあり、やや先行き不安。

今日は久しぶりに家内も一緒なので、あまり多くは滑れない。もっぱら食べる方がメイン。前から一度食べたかった、シャルマン戸隠のハニートーストデラックス。そして、以前のゲレ食バトルでチャンピオンになったというヤナギラン(第6クワッド乗場横)のラクレットランチを食す。ちょっと値段はお高めの感じだけれど、おいしいのは確かだし話のネタにはなる。結局、4時過ぎまで滑っていたけれど、常にこれくらいのスキーヤーで賑わってくれたらと思う。

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2020年03月06日

東籠ノ登山~三方ヶ峰(東御市)

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東籠ノ登山から北アルプスを望む

湯ノ丸スキー場第6駐車場/第6リフト835=942リフト終点845-(林道)-930池の平駐車場945-1038東籠ノ登山1101-1143池の平駐車場1206-1223池の平湿原南端-1237三方ケ峰1246-1254池の平湿原南端-1318池の平駐車場1323-(登山道)-1351スキー場最上部-(ゲレンデ内を下る)-1421湯ノ丸スキー場第6駐車場

1ヶ月ほど前、湯ノ丸スキー場から東方向の山を目指したが、天気が悪く、池の平湿原までの往復で終わってしまった。今回は天気も良さそうなので、東籠ノ登山と三方ヶ峰を目指そうと思う。さらに金曜日はシニアデーでリフト券が格安になるので、下山後、湯ノ丸スキー場でゲレンデスキーも楽しもうと思う。

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(左)東西の籠ノ登山を左に見て林道を進む。(右)池の平駐車場。

リフト運転開始に合わせて第6リフトに乗る。第6リフト終点から池ノ平に向かう林道をたどるのは前回と同じ。最近歩かれた跡はない。途中、吹き溜まりではやや雪が深いところもあったが、池の平駐車場までツボ足で進む。前回より雪は少ない。池の平駐車場を過ぎ、左折して踏み跡のない東籠ノ登山の登山道に足を踏み入れた途端、膝まで雪に埋まる。あわててスノーシューをつける。

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(左)登山道から東篭ノ登山を望む。(右)樹林帯を抜け展望が開ける。

樹林帯の中、緩やかなピークを巻くように進めば正面に東籠ノ登山の山頂部が見える。その先、新雪を踏んで緩やかな樹林帯の登り。道は赤テープが示してくれる。徐々に勾配が増し、標高2,150mを過ぎると樹林帯を抜け展望が開ける。振り返ると北アルプス。ここでスノーシューからアイゼンへ交換。右へトラバースした後、締まった雪面から岩がゴロゴロする直登になって、息をきらせ東籠ノ登山の山頂に到着。

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(左)山頂直下の直登。(右)東籠ノ登山から浅間山。

快晴のもと、四周の展望が開ける。目を奪うのは北アルプス。そのほぼ全容が見える(冒頭写真)。乗鞍・御嶽・中央アルプスの左には八ヶ岳と富士山。その手前には真っ白な池の平湿原。さらにその左には浅間山が大きい。谷川・草津白根・四阿さらに北信五岳方面はやや雲に隠れがち。風も今日はさほど冷たくない。下りも途中からスノーシューに履き替えて、池の平駐車場まで往路を戻る。

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(左)東籠ノ登山から八ヶ岳。左に富士山。右手前に池の平湿原。(右)八ヶ岳を見ながら湿原に下る。

折角なので池の平湿原から三方ヶ峰まで往復する。池の平湿原へ下る道には踏み跡もなく、赤テープもない。スノーシューで進む。途中から道を外れたようで少し左に出てしまった。湿原の木道や笹はかなり顔を出していて、春が近いことを感じさせる。湿原から南側に登り返して三方ヶ峰へ。三方ヶ峰の展望は、北に東西の籠ノ登山。南側眼下に千曲川に沿う平地。その向こうに八ヶ岳や富士山。

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(左)三方ヶ峰への登りから見た池の平湿原。(右)三方ヶ峰の山頂。

見晴岳を経由して戻るか迷ったが、雪の状態がわからないので湿原経由で戻ることにした。帰路は林道を歩かず、池の平駐車場の下で左折して登山道に入る。ここも踏み跡がない。しかし、赤テープが随所にある。途中、雪原もあり、深い樹林帯もあり、スノーシューで下るのはけっこう楽しかった。最後は湯ノ丸スキー場のゲレンデ脇を歩いて下った。晴天に恵まれ、雪山の展望を楽しむことができた。他の登山者には会わなかった。

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(左)湯ノ丸スキー場への下山路。途中、雪原が開ける。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | 登山(浅間・高峰) | 更新情報をチェックする

湯ノ丸スキー場(東御市)

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1日券を購入してあるので、東籠ノ登山・三方ヶ峰から下山後は湯ノ丸スキー場でゲレンデスキーを楽しむ。第6Pに車があるので、第6ゲレンデをベースに地蔵峠東側に広がる第2・第4・第5ゲレンデを数本滑った。第3リフトが平日運休になっていたのが残念。しかし、初中級向けのフラットバーンが揃い、快適に滑ることができた。

雪の状態は思ったよりもよい。平日なので混雑とはほど遠い。道の反対側にある第1ゲレンデまでは足をのばせなかった。本来、湯ノ丸では第1ゲレンデが一番楽しい斜面だと思っていたが、こちら側からは移動がやはり大変。(シニアデー1日券1,000円)
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | スキー上信越道 | 更新情報をチェックする