2020年09月27日

八ヶ岳[横岳=杣添尾根往復](南牧村/茅野市)

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ハイマツ帯となり前方に見える稜線を目指す。

海ノ口自然郷・横岳登山口707-734貯水池741-859標高2300-917小広場(案内板の標高は2500m)922-951展望デッキ(標高2600)-1037三叉峰1051-1101横岳1112-1123三叉峰1154-1222展望デッキ-1243小広場-1300標高2300-1357貯水池-1419登山口

天気があまりよくなさそうだけれど、ひたすら針葉樹林帯を歩く杣添尾根なら、曇り空でも関係ないと考えることにした。朝7時、海ノ口自然郷(別荘地)奥の登山者用駐車場には10台の先着車。天候のせいか、まだ4台ほどの空きがあった。最初は別荘地の中、車道を何回か横切って歩き、四阿・貯水池・WCのある広場に出る。ここが本来の登山口といった趣き。

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(左)海ノ口自然郷の登山口。右手奥に登山者用駐車場(無料)がある。(右)四阿・貯水池・トイレのある広場。

すぐに沢を橋で渡り、あとは苔むした針葉樹林帯の中をひたすら登る。急登が標高2140くらいまで続く。少し勾配が緩むものの、再び少しずつ勾配は増していく。足元は木の根や濡れてすべりやすい岩が多い。倒木が多い一帯を過ぎると、標高2300mの案内板。さらに登って、標高2500の案内板がある小広場が休憩適地。ただ、手元の高度計ではここの標高は2430くらいでは?

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(左)針葉樹林帯の急登が続く。標高2100。(右)標高2500の掲示がある小広場。休憩適地。

ダケカンバが目立つようになる。標高2530付近は枯木が多く、左側が開けている。だんだん樹林が疎らになり、空が広くなってきた。いったん勾配が緩んだ先は、以前は右側のダケカンバ帯を巻くように道がつけられていたが、少し前に尾根上に道がつけられたようだ。左手の階段を登ると展望台風のデッキが設えてある。雲がかかってはいるが、横岳方面の稜線を望むことができた。

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(左)稜線を望む展望デッキ。標高2600。(右)三叉峰に到着。

ここからハイマツの尾根上を登って行く。ハイマツの根が出ている箇所もあり、意外と歩きにくい。右から巻道を合わせると、稜線直下の急登へ。ハイマツの中、岩の段差の急登の末、三叉峰にたどり着く。縦走路に出ると登山者が多くなった。しばらくすると霧の中から、北側の無名峰と横岳山頂が姿をあらわした。ほんの10分ほど歩いて横岳山頂へ。

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(左)霧の中から無名峰と横岳。(右)横岳山頂直下。

こんな天候なのに横岳の手狭な山頂は10人ほどの登山者で賑わっていた。ときどき晴れ間がのぞくものの、ほぼ雲に隠れて展望はすぐれない。雨が降らないだけ、よしとしなければならないだろうか。三叉峰までもどって昼食休憩とした後、往路を下山した。杣添尾根ですれ違った登山者はほんの数人だった。

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(左)横岳から硫黄岳方面。雲が多い。
posted by 急行野沢 at 23:15| Comment(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする

2020年09月12日

八ヶ岳[桜平から硫黄岳](茅野市)

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雨混じりの強風の中、赤岩の頭から硫黄岳への登り

桜平(中)駐車場710-718林道ゲート-743夏沢鉱泉-826オーレン小屋832-赤岩の頭927-947硫黄岳1012-1057夏沢峠1126-1150オーレン小屋-1219夏沢鉱泉-1239林道ゲート-1247桜平(中)駐車場

どの山に行けばいいか、天気が不安定なので難しい。茅野市の天気が良さそうなのを見て、それなら八ヶ岳あたりは見込みがあるのかもしれないと、桜平まで車を走らせる。山麓から見上げた時には、稜線はほぼ見渡せたのだが、結局、霧雨の中を歩き続けることとなった。朝7時、桜平上部の駐車場は満車だったが、ゲートから少し下った駐車場(中)には十分な空きがあった。

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(左)オーレン小屋への道。(右)峰の松目分岐付近。針葉樹林帯。

数分歩いて、ゲートから林道を歩きはじめる。空は厚い雲に覆われているが、天候の割に登山者は多い。夏沢鉱泉を過ぎると、昨年の台風の被害か、登山道に補修箇所が目立つ。沢を右に左に渡った先で、折返しの登りで標高を上げる。道が緩み、オーレン小屋に着く頃には霧雨が降りしきるようになった。

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(左)赤岩の頭へ谷状の登り。(右)ハイマツ帯となり赤岩の頭へ。

オーレン小屋で右折して、その先、峰の松目への分岐を過ぎ、針葉樹林帯を登って行く。左へと斜上トラバース気味の登りには、崩れ気味の細丸太の階段。ダケカンバが見られるようになり、空が広くなれば、右折して谷の中を登りハイマツ帯へ。晴れれば展望がきく赤岩の頭にたどり着くと、雨混じりの強風にさらされる。山頂方向は霧がかかっているが、岩峰を左から巻き、最後は岩場の右をトラバースして硫黄岳の山頂に到着。

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(左)赤岩の頭。強風が吹いていた。(右)岩場の右を巻いて硫黄岳へ。

何となくとりとめのない、だだっ広い山頂。これが5回目の訪問になる。ときどき薄日が差すものの、周囲の展望は皆無。しばらく待ったが、晴れるのはとても望めそうもないので夏沢峠へと下る。ガラガラの足元に注意を払いながら、この天候ではケルンが頼もしく見える。多くの登山者とすれ違う。

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(左)硫黄岳山頂。(右)夏沢峠への下りから振り返る。

森林限界を過ぎ、ダケカンバや針葉樹があらわれて夏沢峠へ。夏沢峠からオーレン小屋・夏沢鉱泉経由で桜平まで戻った。帰り道には、雨に濡れてしっとりとした道脇の苔がいっそう鮮やか。天気が悪い時でも、それなりに山の楽しみはあるものだと感じた。

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(左)夏沢峠。佐久方面の平地には晴れ間。

posted by 急行野沢 at 21:33| Comment(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする