2020年11月03日

栂峠から栂峠山・四方原山 (北相木村/佐久穂町/群馬県上野村)

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落葉に覆われた巻道(栂峠山手前)。

加和志湖畔(栂峠林道入口)714-804栂峠入口(林道から山道へ)812-836栂峠845-927栂峠山(寄沢1633m)937-1014「1632ピーク」1019-1059コンクリート階段1104-1138四方原山1205-1225東山林道-1351白岩バス停-1411加和志湖畔

以前訪れた四方原山栂峠の間を歩きたいと思っていた。この間の最高峰は1685m三角点(寄沢)であるが、宮坂七郎著「新版 信州の山(中部下巻)」では栂峠山の名前で登場している。展望のすぐれない山域だが、秋の深まりは感じられるのではないか。ただし、踏み跡不鮮明の箇所多数で道迷いのリスクは高い。特に尾根が広がった場所では方向を見定めて進む必要がある。

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(左)栂峠林道から山道への取付き地点。

北相木村の奥、加和志湖畔の路側余地に駐車。分岐する栂峠林道を歩きはじめる。曇り空のもと、唐松や雑木の中、沢に沿った後、左に右にと曲がれば送電鉄塔の脇を通り過ぎ、林道終点手前の右カーブが山道への取付き地点。「西群馬幹線104」の文字と矢印の掲示の脇から送電巡視路特有のプラスチック階段を急登する。数回折り返すうちに右手の笹の中に細い踏み跡が見つかる。

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(左)笹の中のトラバース道。(右)栂峠。左奥にお地蔵様。前方へ林道を進む。 

この山腹をトラバースする踏み跡をたどる。尾根を回り込む箇所に社があり、その先、数ヶ所に「栂峠」を示す道標がある。最後に少々の登りで、笹と唐松の中にお地蔵さんが佇む栂峠に到着。「ぶどう峠・佐久町・白岩」の三方向を示す案内板がある。目の前の林道を左(北)に進む。途中、倒木が道をふさいでいる場所を過ぎ、「栂峠・十石峠・四方原山・茂来山」を示す道標がある分岐を左折。

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(左)「四方原山」の案内板。林道から山道へ。(右)栂峠山(寄沢)山頂。 

その先左手に「四方原山」の道標があり、尾根の南西をたどる明瞭な巻道に入る。途中で適当に落葉の山腹をよじ登って稜上へ出て、少々の急登で栂峠山へ。展望がないのは予習済だが、三角点と境界見出標があるだけで山頂らしくない。そのまま西へ尾根を上下しながら進むが、霧が濃くなり尾根が広がると方向が定めにくい。マークも見ながら右の間違った尾根に入らないように。なお、ピークに寄らないなら、ずっと巻道を行った方が歩きやすい。

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(左)1632ピーク。(右)右手のコンクリートで固めた階段を登る。 

交差した巻道を進んでから、1632ピークに寄るために再び尾根上の道へ。岩がちの急登もある。1632も樹林の中の変哲もない場所。尾根をしばらくたどってから目の前に交差した巻道を右へ。その先、左右に折り返して下るあたりは落葉で道形がはっきりしない。やがて左下に林道があらわれたので、早めに林道に下る。林道はしばらくで分岐するが、分岐の脇にコンクリートで固めた階段がある。

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(左)階段の先は急登から大岩の右を巻く。(右)大岩を巻いた先の平坦地。 

この階段を登り、切れ落ちた急坂を進み、大岩を右から巻く。平坦な草原状となり、四方原山の山上台地の一角に出る。いくつかの道標があるが、台地の左の際あたりをたどって行く。右からも緩やかな尾根が合流し、唐松林の中、マーク頼りに薄い踏み跡をたどれば四方原山の山頂に到着。唐松に囲まれて展望のないヤブっぽい山頂である。休憩の後、さらに西に尾根をたどる。

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(左)四方原山の山頂。(右)四方原山から西に進む。

右手に林道を見て緩いピークを越えたところに東山林道を示す道標があり、左折して下ればほんの数分で林道に降り立つ。あとはこの林道を延々と下り白岩の集落へ、そして加和志湖へと戻った。後半は天気が良くなり、きれいな中腹の紅葉を眺めながら林道を下った。途中、ひとりも登山者に会わなかった。

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(左)東山林道を示す道標がある。(右)東山林道中腹の紅葉。
posted by 急行野沢 at 22:21| Comment(2) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする