2020年11月19日
子檀嶺岳[修那羅峠から](青木村)
子檀嶺岳から後立山連峰を望む。爺ヶ岳・鹿島槍・五竜。
修那羅峠1014-1115鉄塔(1054標高点)-1124林道-1148(1155標高点)-1202子檀嶺岳1229-1245林道終点-1320県道-1339修那羅峠
子檀嶺岳は里山の範疇ではあるものの、信州百名山にも名を連ねる青木村の名山。以前、南側から登り東の管社へ下った。今回は一般コースではなく、修那羅峠から道のない尾根伝いに歩いてみようと思う。修那羅峠北側、修那羅石仏入口の駐車スペースに車をとめ、東側の山腹に取り付き、微かな踏み跡をたどる。
(左)道のない尾根をたどる。(右)送電鉄塔(1054)。前方は四阿屋山か。
しばらく車道を右下に見て、南に巻き気味に進んだ後、左折して赤松の尾根を登る。左右にのびる尾根にたどり着いたら右折。その先の957ピークでは南か北の尾根に引き込まれがちだが、南東方向へ。小ピークを越えて雑木の鞍部から急登で尾根に乗り右折。940M圏のピークを越えて、やや右手山腹から1054を目指す。
(左)1155へ急登。(右)1155からは歩きやすい道。村松からの道と合流。
所々、足元には藪が蔓延る。里山らしく落葉が覆う登り下りは急。山仕事らしい踏み跡は曖昧で、尾根の方向を見定めて進みたい。1054手前の送電鉄塔に着いて一安心。ここからは整った送電巡視路を南下して林道へ。林道の先は右・唐松、左・雑木の尾根に急登で汗を絞らされ、一般登山道の1155ピークに登り着く。あとは松茸山のテープが張られた、整備された道を東にたどり、祠のある子檀嶺岳の山頂へ。
(左)子檀嶺岳から四阿山・浅間山を望む。(右)眼下に青木村。正面は夫神岳。
ここまでの樹林帯が嘘のように、山頂からは展望が広がる。眼下に青木村の中心部。その向こうに夫神山をはじめ塩田平の里山。その向こうの美ヶ原・蓼科方面は雲の中。右手の連なりは滝山連峰、左手には浅間山と四阿山。そして、北西方向を振り返れば、聖山の向こうに鹿島槍を中心とした後立山連峰が白く輝いている。
(左)一般コースは道標も整備されている。尾根からの下降点。
下山は一般コースへ。1155の少し西で尾根から右折、急な下りもわずかで林道に出る。あとは林道と舗装道を淡々と歩いて、修那羅峠に帰着。11月も後半なのに、今日も暑いくらい。往路の尾根歩きは思ったよりも藪っぽくて、方向も定めにくかった。