2020年11月21日
鼻曲山[旧碓氷峠から往復](軽井沢町/群馬県安中市/高崎市)
鼻曲山登山道。笹原の登り。1486標高点付近。
旧碓氷峠(展望台入口駐車スペース)738-829ニノ字山-914留夫山919-1012鼻曲峠-1030鼻曲山(小天狗)1048-1052鼻曲峠-1120「1590圏小ピーク」1140-1239ニノ字山-1317旧碓氷峠
鼻曲山には以前、長日向から登ったことがある。その時は天気も悪く、はっきりした印象が残っていない。一応、信州百名山。今回は南の旧碓氷峠から登ってみようと思う。軽井沢の中心部を抜けて旧碓氷峠へ。展望台入口の駐車スペースに車をとめる。熊野神社の下を通り、思婦石の前までは車道を歩く。思婦石の脇の道標に従って登山道に入る。雑木の樹林帯の中、緩やかな登り。
(左)ニノ字山手前の緩やかな道。(右)樹林に囲まれた留夫山。
右折して尾根に乗れば、右下に溝状の抉れた道を見ながら、その左にテープを見ながら登る。一ノ字山はどのあたりかわからないまま通り過ぎた。ニノ字山(1419)にかけて緩やかな道が続く。晩秋、落葉の明るい道をたどるのは楽しい。緩やかに下った鞍部から、留夫山への登り。笹もあらわれ傾斜も増して留夫山に到着。樹林の中で展望はきかない。
(左)1602付近から東側の展望。(右)鼻曲峠。
右手が切れ落ちた尾根を下り、鞍部では左下に林道が見える。登り返す斜面は笹に覆われ、道形を隠しがちなところも。小ピークをひとつ越えた1602付近では、右手に上州の山並みが展望できた。榛名山あたりだろうか。霧積からの道を合わせる鼻曲峠に下り、鼻曲山本体への登りとなる。最後は溝状に抉れた急登が笹の中に続く。
(左)山頂直下は笹の急登。(右)大天狗。前方から関東平野を見おろす。
まず、山名標のある大天狗にたどり着き、関東平野を見渡す。その向こうに見えるのは筑波山だろうか。西に少し進めば、小天狗。登山地図などでは、こちらを鼻曲山としている。大天狗より小天狗の方が幾分、展望はよいが、前方に見えるはずの浅間山は雲に隠れている。南には軽井沢の町を見おろす。その向こうには、雲の上に八ヶ岳が頭を出している。思ったよりも雲が多い。
(左)鼻曲山(小天狗)。浅間山は雲の中。(右)軽井沢を見おろす。雲の上に八ヶ岳。
2人組が到着したのを機に下山にかかる。今日出会った唯一の登山者。途中、留夫山に登り返すのが煩わしかったので、西側の林道を使って巻いた。終始強風が吹いていたが、下山する頃に雲が晴れて浅間山もすっかりその姿を見せるようになった。黙々と樹林帯を歩くのに終始した感があるが、こんな山歩きもたまにはいい。連休なので、軽井沢周辺は多くの観光客で賑わっていた。
(左)関東平野を見おろす。遠く筑波山が霞む。