2020年11月29日
独鈷山[平井寺トンネルから往復](上田市)
北尾根に乗る手前は東から北へと山腹を巻いて行く。
平井寺トンネル(林道駐車スペース)925-1004登山口-1032「山頂まで50分」-1047「山頂まで35分」1051-1112独鈷山1143-1202「山頂まで35分」-1210「山頂まで50分」1213-1229登山口-1303平井寺トンネル
塩田平周辺の里山の中では知名度は高いと思う。以前、南側の宮沢バス停から登り沢山池に下った。今回は東の平井寺トンネルから。諸々の理由から平井寺トンネル北側付近に駐車して林道を歩いたが、林道に車を乗り入れ登山口から歩くのが一般的だと思う。少々甘く見ていたきらいがあるが、足を滑らすような急登が続き、修験の山であることを感じさせた。
(左)案内板がある登山口。(右)前半は各所に説明板がある。
林道を40分ほど歩くと、登山口の案内板があり右折して登山道へ。ヒノキ植林の中を進むと「馬返し」「山頂90分」の標識。左に曲がり進めば歴史を物語る「中寺跡」「坐禅岩」「柳小坂」の説明板が続く。周囲は明るい落葉の雑木林となるが、勾配は徐々に増す。右下に沢を見ながら、溝状の抉れた道を、ときには赤テープを見て右手に折り返す道も使いながら登る。
(左)「山頂50分」付近の美林。(右)急坂が続き「山頂35分」の標識。
「山頂50分」の標識は美しい雑木の緩い斜面。ここから左の山腹へとジグザグに登って行く。とにかく急で、落葉の下の濡れた土が滑る。「山頂35分」の標識を過ぎれば傾斜は緩み、右下が切れ落ちた際を進むようになる。落葉の山腹を東から北へ巻いて行き、北側の尾根に取り付く。ここに「山頂5分」の標識。山頂直前にロープのある岩場があり、難しいことはないが多少の緊張を強いられる。
(左)山頂直下の岩場。(右)独鈷山の山頂。四阿山と浅間山が見える。
手足を使って攀じればすぐに独鈷山の山頂。ところどころ木枝が邪魔するが、秋晴れの展望が得られた。西には槍・穂高、その左に美ヶ原から蓼科山。目を北側に移せば、浅間山・四阿山、眼下に塩田平。北信五岳は霞んでいるが、後立山連峰がところどころ雲からのぞく。山頂には2組5人。展望を楽しんでから往路を戻った。落葉の急坂は下りに一層の慎重さが必要だった。
(左)独鈷山から槍・穂高の展望。