2022年03月04日
[八ヶ岳]編笠山~西岳 ~富士見高原から周回(富士見町)
編笠山の山頂。阿弥陀岳・赤岳・権現岳方面を展望。
富士見高原(登山者用駐車場B-1)658-734盃流し742-813臼久保岩小屋-843標高2000-930標高2200m-1011森林限界1019-1039編笠山1049-1109青年小屋1119-1124乙女の水-1220西岳1247-1329林道出合-1406不動清水1413-1442富士見高原駐車場
3週間前に西岳に登った際、編笠山に周回するつもりだったけれど、トレースもなかったので断念し西岳往復にとどめた。それがなんとなくひっかかっていて、今回は編笠山から西岳に周回を試みた。先行者のトレースに助けられ、今回は周回することができた。快晴のもと、山頂からは素晴らしい展望を楽しむことができた。
(左)盃流し。(右)標高2000m。薄暗い樹林帯の急登。
前回同様、富士見高原の登山者用駐車場(B-1)にとめて歩きはじめる。最初、雪は少なめで土が出ているところも。盃流しを過ぎて右手の尾根に取付き、勾配が急になるところでチェーンスパイクを装着。途中、適度な感覚で標高と残り時間を示す標識があり、目安になる。徐々に雪は増え、標高1900mあたりから薄暗い針葉樹林帯の急登となる。
(左)森林限界をこえる。(右)振り向くと南アルプス。
標高2100~2200あたりは深いところがあり、先行者のトレースを頼りにするが見失うことも。あらぬ方向に進むと膝上まで踏み抜く。標高2200mを過ぎると溝状の明瞭な道になる。森林限界手前でアイゼン装着。樹林帯を抜けると素晴らしい展望が待っていた。振り返ると南アルプス。雲海の上に富士山が顔を出している。風もおだやか。雪と岩の混じる斜面を登って編笠山山頂へ。
(左)編笠山から雲海に浮かぶ富士山。(右)編笠山から北アを望む。
目の前には阿弥陀岳・赤岳・権現岳といった八ヶ岳主要部の山並。西には北アルプスが連なり、その左には乗鞍・御嶽・中央アルプス・南アルプス、そして雲海の富士山。トレースをたどって樹林帯から岩ゴロの斜面を下り、冬期休業中の青年小屋へ。ここから西岳へはほぼ樹林帯の中、緩やかなアップダウンの道。先行者のトレースを頼りに進む。数箇所、編笠山や南アルプスを樹間から見える場所も。
(左)青年小屋へ下る。(右)青年小屋から編笠山。
最後はちょっとした登りで西岳に到着。西岳からも編笠山の右に富士山や南アルプスを望むことができた。西岳からの下山路は、しばらく南側の展望を見せながら、すぐに樹林帯に入ってしまう。よく踏まれた雪道が続くので、途中でチェーンスパイクに変更。不動清水のあたりは前回に比べてずいぶん雪が少なくなっていて、季節の変化を感じた。
(左)西岳から権現岳・編笠山。(右)南アを正面に見て西岳から下る。
西岳往復 → 「西岳/富士見高原から(2022年2月12日)」
逆回り(夏) → 「西岳~編笠山(2013年8月17日)」