2022年04月22日

冠着山[南尾根を直登](千曲市/筑北村)

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冠着山から西に下ったベンチから爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳の展望。

南尾根登山口1337-1412冠着山1424-1443鳥居平-(車道)1450登山口

冠着山(別名:姨捨山)に南側の尾根から登ってみた。戸倉上山田温泉の城山入口信号から、西に498号(聖高原千曲線)に入る。延々とこの道を走り、冠着山の南尾根の突端、車道の路側に駐車。「7/1~11/15まで入山禁止」という掲示があり、その脇から登り始める。周囲は赤松林。反射板のある平坦地からは烏帽子岳方面や北アルプスが望めた。

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(左)登山口。(右)途中の反射板。

その先、右手にヒノキ林が広がる平坦地を挟んで、急登がはじまる。整備された登山道ではなく、薄い踏み跡があるくらい。足元が滑りなかなか進まない急な斜面。冠着山の山頂には、いつもと違う裏側から到達する。山頂からはいつも通り北信五岳・後立山連峰・蓼科山方面などを望むことができた。

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(左)南尾根は踏み跡微かな急登。(右)裏側から山頂へ。

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(左)冠着山山頂。こちらが正面かな。(右)冠着山から北信五岳方面。

往路を下るのが嫌だったので、下山は鳥居平への西側の尾根を下る。こちらは整備された登山道。小丸太の階段のある緩い傾斜で九十九折になっている。途中、後立山連峰(爺・鹿島槍)の展望が開けるベンチがあるのが嬉しい。途中から林道となって、鳥居平へ。あとは車道を歩いて登山口へもどった。

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(左)下山途中のベンチ。展望がよい。

日本で海から一番遠い地点(海遠点)~榊山 (佐久市)

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「海遠点」からひと登りした平坦地は気持ちのよい雑木林

登山口(林道ゲート)817-844林道終点-855右股の沢へ-922海遠点928-940左の耳(榊山南ピーク)-946榊山951-1000左の耳-1009海遠点1019-1042沢二股-1052林道-1111登山口ゲート

「日本で海から一番遠い地点(以下、海遠点)」などというのは人間が勝手に決めたもので、これまであまり興味はなかった。しかし、過去の登山記録の写真を見ると、周囲の森林の雰囲気は悪くなかったので訪れてみる気になった。旧臼田町中心から県道93号を田口峠方面に向かう。雨川ダム湖を過ぎ、「海遠点」の標識に従って右折、橋を渡ると左手は林道ゲート。右へ進むと駐車できる広場がある。

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(左)林道ゲートから歩きはじめる。(右)林道終点。渡渉して山道へ。

先程のゲートの脇を抜けて歩きはじめる。途中、頻繁に案内板があり迷う心配はない。前半は林道歩き。林道終点で沢を渡渉して、沢沿いの細い道を進む。沢が二股に分かれる地点で右に進むが、ここからは沢が荒れていて大変だった。倒木が多く、道は崩れ形をあまりとどめていない。それでも進退に窮するほどのところはない。沢を最後まで詰めると「海遠点」に到着する。

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(左)沢筋は荒れている。(右)標柱や説明板がある海遠点。

「海遠点」を示す標柱と説明板。雑木林に囲まれたすり鉢状の地形で雰囲気はよい。ここからは道はない。テープマークも点在するが、あまり頼りにならない。地形を見て自分で方向を定めて進めば、さほど難しくはない。目の前の稜線に登り、左へ。その先の平坦地は、落葉した雑木林で気持ちの良いところ。正面の少々急な斜面を登り、なだらかに進むと「左の耳(榊山南ピーク)」。

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(左)道はないが前方の稜線へ。(右)マークもところどころ。

鞍部を経て前方の稜線に登って、左に進めば榊山。樹林の中に三角点が佇んでいる。展望はないが、樹間から荒船山の特徴的な姿がかすかに見えた。下山は往路を戻った。今後も「海遠点」をアピールするのであれば、沢沿いの道を整備し直すか、尾根伝いに新たに道をつけた方がいいと思う。

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(左)榊山の山頂。木々に囲まれ展望はない。
posted by 急行野沢 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする