2022年05月29日

[霧ヶ峰]観音沢から旧御射山・ゼブラ山(下諏訪町/諏訪市)

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樹林帯から霧ヶ峰の一角(旧御射山)に飛び出す。

大平登山口728-819林道から山道へ-842屏風岩-930ヒュッテみさやま-933旧御射山遺跡-950鎌ヶ池キャンプ場跡-1014ゼブラ山1039-1059鎌ヶ池キャンプ場跡-1113八島湿原入口-1117八島湿原バス停・駐車場-1226大平登山口

以前、TV番組で紹介されていて気になっていたルート。大平から沢沿いに歩いて霧ヶ峰に登るというやや篤志家向けの行程。前半は林道歩きが長い。その先の観音沢に沿う道は、橋が流されるなど荒れ気味。テープマークを確認し渡渉を繰り返しながら進む。ところどころ道標もあり、以前はメジャーなハイキングコースであったかもしれないが、現在は誰もが気軽に歩けるルートではなくなっている。

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(左)「火の用心」の石標から右の林道に入る。

県道199号の大平登山口手前、道路脇のスペースに駐車。「火の用心」の石標から右手の林道に入り、電力会社の施設を右に見て進む。最初の約1時間は林道歩きだが、荒れた林道なので歩きやすいというほどではない。クリンソウも咲く、新緑の樹林帯を進む。ヒノキ林が多くなると、最後は広い整備された林道に出て左折。その先で道標に従って右手の山道に入る。

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(左)林道から山道に入る。(右)観音沢に沿う道。

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(左)屏風岩。(右)木橋がある場所もあるが、流されている場所も多く渡渉を繰り返す。

左の沢に沿うルートは苔やシダに覆われているが、最初はわかりやすい。支沢を横切りながら進む。やがて屏風岩が右手にそそり立っている。観音沢についての説明板がある。この先はやや荒れた部分がある。テープマークをよく見て、沢の中を歩いたり、渡渉を繰り返しながら進む必要がある。やがて笹が足元左右を覆うようになり、勾配は緩んでくる。

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(左)ビーナスラインの橋の下を進む。(右)草原状の旧御射山。

最後はビーナスラインの橋の下をくぐって、旧御射山の平原に飛び出す。その瞬間はさすがに爽快。樹木に囲まれた旧御射山遺跡の石祠に手を合わせ、八島湿原東側の周回路に入る。このままでは山に登った感がないので、ゼブラ山まで足をのばす。ゼブラ山からは眼下に八島湿原、遠く北・中央・南アルプスなどの展望が得られ、観音沢よりもこちらの印象の方が強い行程になってしまったかもしれない。

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(左)ゼブラ山の山頂。(右)ゼブラ山から穂高連峰・槍ヶ岳。

ゼブラ山から八島湿原北側の木道をたどる。さすがに八島湿原周辺にはハイカーが多い。気持ちのよい景観だが、この季節、花はほとんど見られない。ビジターセンターの脇から県道199号に入り、帰路は一部ショートカットしながら車道を大平まで下った。

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(左)ゼブラ山から八島湿原を見下ろす。遠く乗鞍と御嶽。(右)八島湿原。前方にゼブラ山・山彦谷南北の耳・車山。
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2022年05月24日

<栃木遠征> 男体山(栃木県日光市)

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男体山山頂から、眼下に中禅寺湖と戦場ヶ原。右手に日光白根山。

二荒山神社中宮祠656-702一合目-731三合目-754四合目759-810五合目818-852七合目-915八合目瀧尾神社921-958二荒山神社奥宮-1000男体山1010-1012二荒山神社奥宮1055-1122八合目瀧尾神社-1139七合目-1208五合目-1220四合目-1238三合目-1255一合目-1300二荒山神社中宮祠

登り一方の修験の山という印象が強く、後回しになっていた男体山へ。二荒山神社で1,000円を納めて御守をいただく点は予習済。たしかに急登の連続で、特に六~八合目は岩の段差を攀じ登る。しかし、新緑の山腹、特に四~六合目はダケカンバやブナ、針葉樹林など豊かな植生を感じることができた。そして山頂付近からは素晴らしい展望が広がった。

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(左)鳥居の奥の登拝門から登山開始。(右)すぐに一合目。

二荒山神社で登山受付を済ませ、登拝門をくぐって登山開始。石段を登るとすぐに一合目の標石がある。三合目までは、笹原が広がる樹林帯の中の道を登る。三合目でいったん車道に出て、折返しながら進む。途中で中禅寺湖を見おろすポイントが一箇所。四合目から再び山道に入る。五合目の先まで、九十九折の道の両側は、笹原にダケカンバの疎林などで悪くない雰囲気である。

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(左)三合目から車道歩きの後、四合目から再び登山道へ。(右)四~五合目。

木の根や岩の段差などで、徐々に歩きにくくなってくる。そして、六合目の少し下から、ガラガラした岩が多い登りになる。 小屋のある七合目を過ぎ、ますます勾配は急になる。振り返ると中禅寺湖とそれを取り囲む山並。 滝尾神社のある八合目を過ぎ、しばらく登れば急登も緩み、木段状の登りとなる。

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(左)六~七合目。急登。(右)八合目から中禅寺湖を見おろす。

九合目を過ぎてしばらく行くと、一気に視界が開ける。樹木がなくなり、赤土のザレた登りになる。振り返ると眼下には中禅寺湖と戦場ヶ原、その向こうに日光白根山が堂々とそびえている。南側遠くに富士山がかすかに見える。やがて山頂の一角にある二荒山神社奥宮に到着。

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(左)視界が開けザレ場の登り。(右)山頂下から南方向の展望。

右手にわずかに歩けば、岩の上に剣がたてられた山頂で、反対側に三角点がある。奥宮の反対側には二荒山大神の像、その先に歩けば太郎山神社の祠がある。奥宮の傍らまで戻って休憩とする。普段登り慣れているエリアではないので、山座同定には自信がないけれど、日光白根山の左遠方は乗鞍あたりだろうか。

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(左)二荒山神社奥宮。(右)剣の立つ山頂。三角点があり、右奥は二荒山神社奥宮。

日光白根山の右には武尊・谷川連峰・燧・会津駒・朝日連峰・月山(だと思う)、さらにずっと右には那須の山々。快晴の登山を楽しむことができた。下山は往路をもどり、二荒山神社へ。平日なのに登山者が多くて驚いた。すれ違った登山者は80人ほどにもなろうか。

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(左)北方向の展望。日光白根山の右に残雪の山並が連なる。
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2022年05月15日

昔高森[南信の里山3](売木村)

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昔高森山頂には展望台。

うるぎ温泉こまどりの湯駐車場1452-1514昔高森1521-1537駐車場

南信の里山3つ目は売木村にある昔高森。「こまどりの湯」の背後にあって、20分ほどで登ることができる。案内板の類はないが、道ははっきりしている。グラウンドゴルフ場の脇から進み、防獣柵を開けて登山道を進む。赤松や雑木など、里山らしい風景の中、登山道を進む。

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(左)防獣柵を開けて進む。(右)里山らしい登山道。

山頂には展望台があるが、錆びついていて上ると少々怖い。雲が多かったせいと、周囲の樹木が成長したためか、展望台に登ってもさほどの展望は得られなかった。樹林の切れ間から一番よく望むことができたのは、南西方向の愛知県境の山並のようだった。

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(左)展望台から相次県境方面の山並。
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小城頭[南信の里山2](泰阜村)

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小城頭から中央アルプスを望む。

北側登山口1214-1247小城頭1300-1331北側登山口

南信の里山2つ目は泰阜村の小城頭。カーナビがうまく目的地を示さず、登山口までのアクセスに苦労した。温田駅付近から万古隧道を経て、栃中川沿いに細い舗装道を進み北側登山口へ。「小城頭登山道」という標識と簡単な地図がある。路側に車をとめる。分岐する林道をしばらく歩く。

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(左)北側登山口。(右)山腹を巻く細い道。

1019標高点の北側で林道は終点となり、その先は山腹の西側を巻く細いトラバース道。道は細くやや崩れがち。いったん鞍部へと下り急な登りへと転じる。地形図で見る印象よりはアップダウンがある。1035三角点が山頂だと思っていたが、山頂はそれより西のピークのようだとこの段階で気づく。

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(左)1035手前の登山道。(右)小城頭の山頂。

1035三角点ピークも北側を巻いて行く。尾根の左下を巻いた後、分岐からわずかに左に進めば小城頭の山頂。小広場になっている山頂には手製の山名標があった。山頂からの展望は期待していなかったが、樹間から北方向に中央アルプス、西方向には県南端部の山並を望むことができた。

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(左)残雪の中央アルプスを望む。
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亀沢山[南信の里山1](下條村/阿智村/阿南町)

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登山道の脇にはギンリョウソウ。

入登山ふれあい公園駐車場735-740入登山神社-832「1135標高点」-910前亀沢山916-924亀沢山929-938前亀沢山949-1043入登山神社-1047駐車場

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(左)入登山神社。

県最南端まで足をのばして、懸案の里山にいくつか登ってこようと考えた。亀沢山は下條村の入登山神社が登山口。ふれあい公園の駐車場にとめて、参道を少し歩けば入登山神社。標高777mであることからギャンブラーの信仰をあつめるということだが、今日は登山の安全を願う。

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(左)林道から登山道へ。(右)ギンリョウソウ。

本殿の左脇を通って進むと、いったん林道に出て、その先道標に従って右手の登山道へ。はっきりした歩きやすい道が尾根上につけられている。急勾配は適度な九十九折を切って登りやすい。徐々にヒノキ・アカマツの林に雑木の新緑が混じるようになっていく。標高1,050m付近はギンリョウソウが多く見られた。これほどのギンリョウソウを見るのは初めてかもしれない。

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(左)1250ピーク付近。(右)前亀沢山直下は急登。

ヒノキ林の急登へ経て、ブナの木も見られるようになってくる。緩やかな尾根上を進む。標高1,250m圏のピークからいったん下って尾根を左折、鞍部を経てその先は急登。岩がちの痩せ尾根を経て、ブナの大木や足元に笹があらわれれば、前亀沢山へはあとわずか。

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(左)前亀沢山の山頂。(右)前亀沢山から南アルプスを望む。

丸太のベンチが置かれた前亀沢山では北東が切り開かれ、南アルプスの展望が得られるのが嬉しい。山座同定がうまくできないが、正面が塩見岳あたりだろうか。前亀沢山から亀沢山への入口はヤブっぽくてわかりにくい。スズタケが道脇を覆う細い尾根をたどって亀沢山へ。樹林に囲まれて展望はないが、落ち着いた小広場になっていた。

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(左)亀沢山へ痩せ尾根をたどる。(右)亀沢山山頂。
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2022年05月07日

戸隠鏡池~戸隠植物園[水芭蕉見物](長野市)

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鏡池から戸隠連峰を望む

鏡池駐車場1208-1210鏡池1234-1244天命稲荷神社-1323奥社前なおすけ1335-1406天命稲荷神社-1415鏡池1419-1420どんぐりハウス1513-1513鏡池駐車場

家族と戸隠へ出かける。鏡池の景色を楽しむことと、水芭蕉の花を見ることがもっぱらの目的。鏡池の南側にある駐車場に車をとめる。十分な空きがあった。蕎麦屋はきっと混んでいるだろうと考えて持参した昼食を、鏡池の畔で広げる。池越しの戸隠連峰の姿はやはり美しい。それから、天命稲荷神社を経由して、戸隠植物園へと歩く。

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戸隠植物園。木道の両側に水芭蕉が広がる。

一部、遊歩道が通行止めになっていて大回りしたが、水芭蕉の群生する場所へ。期待通りに多くの水芭蕉が咲いていた。植物園を横断して奥社参道入口まで歩く。歩いていると少々暑い。くまざさソフトを食べて、来た道を鏡池まで折り返した。家族が一緒だったので、どんぐりハウスに入って休憩。このあたりは最近、冬しか歩いたことがないので、無雪期に歩くのはかえって新鮮な感じがした。

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(左)天命稲荷神社付近のキクザキイチゲの花。(右)今日は家族と一緒なので、どんぐりハウスでティータイム。

戸隠鏡池の冬のようすはこちら
→ 「鏡池プチスノーハイク(2022年3月1日)」
→ 「鏡池プチスノーハイク(2021年1月26日)」
→ 「戸隠鏡池~奥社(2020年1月3日)」
→ 「鏡池スノーシュー(2019年1月11日)」
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2022年05月05日

御飯岳~黒湯山[残雪期限定ルート](高山村/群馬県嬬恋村)

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黒湯山西側の斜面から御飯岳と老ノ倉山を望む。

唐沢峠(上信スカイライン長野群馬県境)648-732御飯岳-744前御飯753-805御飯岳821-859唐沢峠(上信スカイライン県境)915-(車道)937太田堰源流の地(黒湯山取付き点)947-1040黒湯山1103-1125太田堰源流の地1130-(車道)1153唐沢峠(上信スカイライン県境)

御飯岳・黒湯山とも無雪期に逆方向から登ったことがあるが、今回は残雪期限定のルートで。上信スカイラインがGW前に開通したので、御飯岳北側(長野群馬県境)まで車で入れる。高山村中心を過ぎ、県道112号で万座へ進む。上信スカイラインの御飯岳北側の唐沢峠(長野群馬県境)に駐車。付近に3~4台ほどの駐車できる路側スペースがある。

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(左)御飯岳北尾根への取付き点。(右)最初は緩やかな雪面で県境の尾根へ。

まずは御飯岳。ダケカンバなどの疎林の中、雪は締まっていてアイゼンをきかせて登る。途中、けっこうな急登が断続的にあるので滑落に注意。前爪アイゼンとピッケルは必須。トレースは期待できず、自分で地形を見て進む方向を考える。振り返ると志賀高原の山並を展望できる。

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(左)断続的に急登があらわれる。(右)振り返ると志賀高原の山並。

たどり着いた小広場の御飯岳山頂からは岩菅山や横手山などが眺望できた。ただ北側の眺めは樹間からなのでもどかしい。前御飯まで歩いて北側の北信五岳・北ア・四阿・浅間が見える地点を探したが、よい場所はあまり見当たらない。下山は往路をたどった。

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(左)御飯岳直下の急登。(右)御飯岳山頂。

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(左)御飯岳から志賀高原の山々を望む。(右)前御飯付近から四阿山・根子岳。
 
黒湯山へは車道を少し東に歩いて取り付く場所をさがす。「太田堰源流之地」の石柱が立つ場所から沢沿いに登る。途中、雪が途切れ、根曲り竹のヤブに阻まれ左へ左へと方向転換を余儀なくされる。おかげでずいぶん時間がかかってしまった。山頂西側直下の斜面に出て、前方に黒湯山の山頂部を見て安堵する。

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(左)黒湯山の西側斜面。(右)黒湯山西側から望む後立山連峰と北信五岳方面。

この斜面から振り返ると、御飯岳や老ノ倉山を前景に、妙高・黒姫・高妻や後立山連峰の大展望が広がった。今日一番の眺め。最後は少しだけヤブをこぐが、距離も短く踏み跡もあるので問題なし。たどり着いた黒湯山の山頂は概ね針葉樹に囲まれているものの、岩菅山など志賀高原の方向は開けていた。

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(左)高妻・黒姫・火打・妙高。(右)手製の山名標がある黒湯山に到着。

往路を「太田堰源流之地」の標柱まで下り、車道を歩いて駐車場所まで戻った。下山したら「毛無峠に行こうとしたが、行けなかった」という二人組と遭遇した。上信スカイラインで万座方面へは行けるが、分岐から毛無峠へはいましばらく引き続き通行止めである。

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(左)黒湯山から岩菅山・横手山を望む。
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2022年05月03日

高松山~大出山[星糞峠経由で](長和町)

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高松山から蓼科山・八ヶ岳連峰を望む。

松沢林道ゲート855-907星糞峠909-952高松山1014-1049鉄塔-1055大出1116-1217星糞峠1219-1233松沢林道ゲート

大出山はいつか登らなければと思っていたが、林道歩きが長いので登山としては楽しくなさそうで躊躇していた。そこで展望のよい高松山(1668m)と組み合わせて歩いてみた。高松山は2回目になるが、前回同様、カヤトの広がる山上台地からの展望は素晴らしかった。大出山の山頂は樹林に囲まれ、どうということもなかったけれど、新緑の中、林道や樹林の中を歩くのも悪くなかった。

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(左)星糞峠。(右)林道沿いは新緑の唐松。

星糞峠に向かう松沢林道入口のゲート近くに駐車。ゲートから林道を歩きはじめる。星糞峠には休憩舎・WCや黒曜石遺跡の案内板などがあり、ここで左折。新緑の唐松や白樺に囲まれた林道は意外と気持ちいい。林道が大きく右に曲がる地点で、高松山を目指し左の山腹に取付き、前方の尾根へと登る。唐松林の中、踏み跡があるようなないような。

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(左)林道から高松山へ取付く。道はない。(右)高松山へカヤトの斜面を登る。

尾根に登り着くと防火帯のように切り開かれていて、そこをひと登りすれば視界が開ける。一面のカヤトの斜面となり、展望を楽しみながらその中を登っていく。高松山の山頂は東西に長い草原状。その東端にある三角点に到着。西端まで歩いて展望を楽しむ。南東に蓼科山から八ヶ岳連峰、南西には霧ヶ峰の山並を前景に中央アルプス・御嶽・乗鞍。反対側に浅間山と四阿山。

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(左)高松山山頂(三角点)から霧ヶ峰の山並の向こうに御嶽山と乗鞍岳。(右)高松山から四阿山・浅間山方面。

高松山からは北側の斜面を強引に下って林道に出て、あとは途中ショートカットしながら林道歩き。古い林道・作業道が縦横にあるので、分岐では確認が必要。登山記録でよく見る大出山手前の送電鉄塔が林道終点。鉄塔下からは浅間山・四阿山方面が見えた。踏み跡薄い低い笹原の斜面を登れば大出山の山頂に到着。樹林に囲まれ展望はない。三角点と手製の山名標、脇にあずまやが建っている。

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(左)大出山手前の鉄塔。(右)大出山直下の斜面も踏み跡薄い。

下山は林道をたどったが、1524標高点から高松山の北東側を巻く箇所は林道が途中で途切れたりしてわかりにくかった。唐松の新緑が美しく、長い林道も意外と楽しく歩くことができた。高松山などは登山道を整備すれば人気の山になると思うのだが……。黒曜石遺跡があるので、この山域には不特定多数の人に入ってほしくないということだろうか。

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(左)大出山の山頂。前方にあずまやがある。

以前の高松山への登山記録はこちら → 「高松山(2014年11月3日)」
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(霧ヶ峰) | 更新情報をチェックする