2023年01月29日
三峰山スノーシュー[和田峠から](長和町/下諏訪町)
三峰山へ続く稜線を見渡す。
国道142号(旧道)ビーナスライン入口949-958和田峠-1016中山道古峠-1050和田峠山北峰-1128三峰大展望台分岐-1143三峰山1153-1210三峰大展望台分岐1221-1313和田峠-1321駐車場所
朝、天気を確認してから家を出たので遅いスタートになった。降雪の後で、天気も何とか良さそうなので三峰山へ。国道142号の旧和田村側から分岐して旧道に入ったが、カーブ多い雪道。国道142号旧道東餅屋のビーナスライン取付道路ゲート前に駐車。ゲート前が除雪してないので、路側の広いところに駐車。先着7台。
(左)中山道古峠。(右)和田峠山北峰への登り。
まわりには出発しようとしているBCスキーヤーの姿が見られる。私はスノーシューで歩く。遅い出発だったので、先行のスノーシューやBCスキーのトレースがあった。ビーナスラインの和田峠を経由し、昔の和田峠スキー場の右端を登り中山道の古峠へ。右折して小ピークをひとつ越えて、和田峠山北峰(1722m峰)。振り向くと八ヶ岳方面や富士山、南アルプスが見えて元気が出てくる。
(左)和田峠山北峰手前の雪原。(右)和田峠山北峰から三峰山を望む。
その先、しばらく進めば樹林はなくなり、遮るもののない緩やかな雪原の尾根が広がる。ところどころ風が強い場所ではトレースが消えていたけれど、進む方向はわかる。吹き溜まりなどもあるので、スキーでなければスノーシューを使うのがいいと思う。三峰山を前方に見て、広い尾根を登って行く。危険を感じるほどではないものの、西から吹く冷たい風がだんだん強くなる。
(左)展望台分岐付近。(右)三峰山の山頂。北アルプスは雲の中。
登り着いた三峰山の山頂からは、美ヶ原・浅間山・蓼科山・八ヶ岳・富士山・南アルプスなどの大展望が広がっていたが、北アルプスや中央アルプスの稜線は雲に隠れていた。想定内とはいえ、風が冷たくてじっとしていられない。短時間で山頂を離れ、下山途中の岩陰で休憩をとった。
(左)山頂付近の風紋。(右)八ヶ岳・富士山・南アルプスを望む。
下山は再び和田峠山北峰に登り返す元気がなかった。いったん左手のビーナスラインに降りた後、道を離れて右に進むBCスキーのトレースを頼りに、カラマツ林の中の谷状の地形を下って和田峠に戻った。もう多くの車が帰った後だった。途中、すれ違ったのはスノーシュー3人、BCスキー3人。
(左)浅間山方面の展望。(右)諏訪湖と中央アルプス方面。
2023年01月26日
木島平スキー場(木島平村)
(左)メインゲレンデを見上げる。(右)第8クワッドの上から。
寒波で降雪があった翌日。どのスキー場に行きか悩んだが、午前中は所用があったため手近な木島平に行くことにする。到着して滑りはじめたのは昼頃。しかし、平日とはいえあまりに空いていて、ちよっと心配になった。修学旅行と思われる中高生が10人ずつぐらいのグループに分かれてレッスンを受けている間はそれでもゲレンデに華やかさがあったが、それが終わってしまうと一気に寂しくなった。
降雪の直後なので雪質は良い。第8クワッドさえあれば事足りてしまうようなスキー場だけれど、コース取りはいくつかできて意外と楽しめる。今日は第3リフトも動いていなかったので、非圧雪が楽しめるようなところはないけれど、私の力ではこれで十分。(シニア午後券:2,500円)
(左)修学旅行生の教室が行われている間は賑わっていたが…。(右)ダウンヒルコース上部から。
2023年01月22日
袴岳スノーシュー[斑尾高原](信濃町/新潟県妙高市)
袴岳から黒姫山・妙高山を望む。
登山口925-953袴池-1020「1040mピーク」-1044「1090mピーク」-1103袴岳1138-1205「1040mピーク」-1224袴池-1243登山口
斑尾あたりなら少しは雪が多いのではないかと思い、袴岳へ出かける。万坂峠から赤池へ行く道の途中にある登山口には、左側道脇に3台分駐車できるように除雪してあった。今日は先着1台。私は最初から全行程、スノーシュー装着。先行のBCスキーのトレースがあり、ほぼそれに沿って進む。
(左)前方に袴池の平地が見えてきた。(右)1040m圏ピークへの急登。
ところどころスキーのトレースがあらぬ方向に行ってしまうので、その部分は自分でトレースをつけることになった。例年に比べて雪はやはり少ないものの、この数日に降ったと思われる新雪が20~30cm程度だったので、フカフカの新雪を踏んで楽しく歩くことができた。緩やかに登った後は、高低差の少ない谷状の地形を進んで袴池の平地に至る。
(左)1040mピーク。斑尾山を望む。(右)1090mピークへ。左前方は黒姫山。
その先は、最初のピーク(1040m)への急登。尾根が広がった平坦なピークからは目の前に斑尾山を望むことができた。雪が少なく、灌木がやや視界の邪魔をしている。いったん北側に下り、次のピーク(1090m)への登りもけっこう息が上がる。もう一度、鞍部に下ってからは最後の登り。ブナの美林の中を登れば袴岳の山頂。西側の展望が開けている。
(左)1090mピーク樹間から袴岳。(右)ブナ林の中、袴岳への登り。
目の前の妙高山は山頂を雲に隠していたが、黒姫山や飯縄山はきれいに姿を見せていた。先着はBCスキーの2人組。そのうちにスノーシューの登山者が4人ほど山頂に到着した。帰りは多くの人が歩いた後なのでよく踏まれたトレースになっていた。今日の状態では、やはりスノーシューが楽しいのではないだろうか。雪の季節には短時間で手軽に楽しめる山域ではないかと思う。
(左)袴岳山頂。(右)袴岳から飯縄山・黒姫山を望む。
2023年01月17日
飯縄山 [南登山道往復](長野市)
南峰から北峰への稜線。
一の鳥居駐車場908-923一ノ鳥居登山口-1017駒つなぎ場1025-1112西登山道分岐-1123飯縄山南峰-1138飯縄山1206-1219飯縄山南峰1236-1241西登山道分岐1249-1317駒つなぎ場1331-1402一ノ鳥居登山口-1417一の鳥居駐車場
今日は少々時間の制約があるので、近場の飯縄山へ。今年は雪が少ないので、雪山としてどの程度楽しめるのか、気になっていた。広い一ノ鳥居苑地・駐車場には到着時、先着5台。登山道と車道を歩いて登山口へ。昨夜、若干の降雪があったようだが、遅い出発だったので、よく踏まれた明瞭なトレースがあった。
(左)駒つなぎ場。(右)ロープも設置された冬道は急登。
十三仏をたどる登山道は少しずつ急になって駒つなぎ場へ。ここで12本爪アイゼンを装着。その先の冬道は、凍結箇所もある急登。息が切れる。天狗の硯石を過ぎれば、少しずつ樹林が疎らになってくる。しかし、天気予報は割と良かったはずだが、周囲は深い霧に覆われて展望は得られない。例年であれば、標高1800mを過ぎると一面の雪面が広がるのだが、樹木が多く顔を出していていまひとつ。
(左)七合目の先で樹木は疎らに。(右)南峰手前の鳥居。
いつもは雪に埋もれる南峰手前の鳥居も姿を見せている。南峰と北峰をつなぐ稜線も大きな雪庇ができるのだが、樹林帯を行くかのようだ。到着した山頂は無風で、あまり寒くなかったけれど、展望はきかない。山頂や南峰などでも時間をつぶして晴天を待ったのだが。しびれを切らして、下山をはじめると少しずつ青空が広がって、駐車場に着くころにはすっかり良い天気になった。すれ違った登山者は12人。
(左)今日は視界がきかない飯縄山山頂。(右)下山をはじめると空が明るく…。
2023年01月12日
四阿山[あずまや高原から往復](上田市/須坂市/群馬県嬬恋村)
四阿山の山頂を見上げる。
あずまや山登山口駐車場740-810牧場下818-908里宮分岐-1001八合目-1025長池分岐-1047根子岳分岐1053-1124四阿山1140-1201根子岳分岐-1217長池分岐-1239八合目1255-1326里宮分岐1329-1413牧場下1418-1437あずまや山登山口
毎年冬に登っているし、今年は雪が少ないので簡単に登れるだろうと考えていたがそうはいかなかった。先行の3人の方がトレースをつけてくれたため、山頂までたどり着くことができたけれど、それがなければおそらく途中で断念していたと思う。トレースを有難くいただいたが、雪の深いところが多く苦労して時間もかかった。全体としては、例年に比べ雪はずっと少ないのだが…。
(左)牧場の雪原。(右)牧場上部から北アルプス。
あずまや高原ホテル(休業中)下の登山者用駐車場に車をとめて歩きはじめる。平日なので駐車場は空いている。30分ほど歩いて牧場の下部に到着。ここでスノーシューを装着、牧場の雪原の中を歩いく。振り向くと北アルプスの連なり。牧場上部から樹林帯に入り、里宮分岐を過ぎてだらだらとした登りにかかる。
(左)標高2000m付近の石祠。(右)八合目を過ぎ岩混じりの登り。
周囲の樹林の様子などは春山のよう。例年なら雪に埋もれている道脇の石祠も、雪が少ないので顔を出している。トレースは明瞭ではあるものの道の雪は深くなってきた。岩に書かれた「八合目」の文字も例年なら雪に埋もれて見えないもの。八合目付近で展望が開け、そこから中四阿分岐あたりは岩も出ている展望の良い斜面。面倒なのでスノーシューのまま進む。
(左)北アルプスを振り返る。(右)中四阿分岐を過ぎ山頂部を望む。
北アルプスを振り返りながら登る。その先も先行の方がつけてくれたトレースをたどるのだが、それでも雪が深くて苦労した。樹林越しに山頂部が見え、根子岳分岐を過ぎる。最後の急坂はスノーシューで一歩一歩確かめながら登り四阿山の山頂へ。天気は快晴で山頂からは浅間山から富士山・八ヶ岳さらに北アルプス・北信五岳などを展望できた。風は微風。
(左)山頂直下の急登。(右)四阿山山頂。高妻・妙高を望む。
その後も何人か登ってきたので、下山時には道は少し踏まれた状態になった。北アルプスなどを眺めながら、ゆっくりと下山した。途中、すれ違った登山者は9人だけ。アイゼンの人の方が多かった。四阿山はもっと多くの人が登っている印象があったけれど、思ったよりも少なかった。
(左)四阿山から後立山連峰を望む。(右)浅間山を望む。うっすら富士山も。
2023年01月06日
北八ヶ岳[天狗岳~唐沢鉱泉から反時計まわり周回](茅野市/小海町)
第2展望台では西天狗岳が目の前に迫る。
唐沢鉱泉741-826唐沢鉱泉分岐830-907第一展望台912-935第二展望台943-1017西狗岳1029-1041東天狗岳1101-1111天狗岳分岐-1133中山峠-1138黒百合ヒュッテ1152-1218渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐-1310唐沢鉱泉
昨年の同時期に同様のルートで天狗岳に登っているが、そのときは天気が悪くてたいへんだった。今回は晴天に恵まれ、東西のピークから360度の展望を楽しむことができた。朝7時過ぎ、唐沢鉱泉の下の駐車場は平日なので十分な余裕があった。この唐沢鉱泉までの林道は除雪されていて、今日はスタッドレス4WDで問題なかった。今後積雪があれば、道の状態は変わると思う。
(左)第一展望台。左奥は蓼科山。(右)第一展望台から穂高・槍。
唐沢鉱泉から歩きはじめる。最初からアイゼン装着。トレースは明瞭、よく踏まれた樹林帯の中の登り。枯尾ノ峰からの尾根に乗り、さらに樹林帯を登れば第1展望台。右手に赤岳方面と南アルプス、振り向けば北アルプスの展望。さらに進んで第2展望台。目の前に西天狗岳がそそり立っている。その先わずかで森林限界。樹林を抜け、ここからは岩と雪の混じった急登。念のためピッケルを用意する。
(左)第二展望台から赤岳方面。(右)森林限界を越え岩混じりの急登。
ときどき息を整えるために立ち止まり、北アルプスを振り返る。西天狗岳に到着すれば、大展望が広がっている。赤岳を中心とした南八ヶ岳。南アルプス・中央アルプス・北アルプス、反対側には浅間山。風は冷たいが、この季節としては穏やか。いったん鞍部へ下り東天狗岳へと登り返す。東天狗からも広い展望を楽しむことができた。
(左)西天狗岳山頂。(右)東西の鞍部から東天狗を見上げる。
(左)西天狗岳を振り返る。(右)東天狗岳山頂。後方に浅間山。
下山は天狗の鼻の左を巻いて中山峠へ。ところどころ急で岩混じりなので、やや踏み跡不鮮明な所も。振り返ると東西の天狗岳が並んでそびえている。中山峠で左折して黒百合ヒュッテへ。ヒュッテ前で小休止。その後は途中、渋の湯への道を右に分け、樹林帯の道を唐沢鉱泉へ下った。
(左)天狗の鼻の左下を巻いて中山峠へ。(右)東西天狗岳を振り返る。
夏は大岩がごろごろして歩きにくいこの道も、雪があるとかえって歩きやすい。全体によく踏まれたトレースがあり、楽しく歩くことができた。ただ、西天狗直下の岩雪ミックスの登りと東天狗から中山峠への下りは、不明瞭で急なところがある。晴天だったが途中すれ違った登山者は20人ほど。
同じコースの山行記録
→ 「天狗岳 唐沢鉱泉から周回(2021年1月6日)」
→ 「天狗岳 唐沢鉱泉から反時計まわり(2024年1月5日)」
類似の山行記録 → 「天狗岳 渋御殿湯から往復(2021年2月28日)」
2023年01月03日
湯ノ丸山~烏帽子岳(東御市/上田市/群馬県嬬恋村)
烏帽子岳への稜線を進む。
地蔵峠809-834中分岐-845鐘分岐-923湯ノ丸山929-957鞍部(小梨平分岐)1004-1046小烏帽子岳-1058烏帽子岳1130-1141小烏帽子岳-1209鞍部(小梨平分岐)-1234中分岐-1251地蔵峠
湯ノ丸周辺は私のような雪山初級者でも、比較的安心して歩ける場所だと思う。危険な箇所もほとんどない。正月でなまった体を少し目覚めさせるため、定番のコースだけれど、湯ノ丸山から烏帽子岳へと歩いた。浅間サンラインから地蔵峠までの車道に、雪はほとんどなかった。地蔵峠の駐車場に車をとめる。到着時にはすいていたが、下山時にはスキーの車でほぼ満車。
(左)湯ノ丸山山頂直下。(右)湯ノ丸山山頂。
中分岐・鐘分岐経由で湯ノ丸山へと登る。振り返ると富士山や籠ノ登山方面は望めたはずだが、湯ノ丸山山頂は霧に覆われてほぼ視界はない状態。北峰と籠ノ登山がぼんやり見えるくらい。鞍部(小梨平)へと下っているうちに少しずつ雲がとれて、烏帽子岳の稜線へと登り返していく頃には青空が広がった。
(左)青空が広がってきた。(右)稜線に登り着き小烏帽子岳へ。
小烏帽子岳を越えて、右手前方に四阿山を眺めながら歩く稜線はやはり楽しい。烏帽子岳山頂からは、南に富士山がきれいに見えた。その右には八ヶ岳。東には籠ノ登山の上に浅間山。四阿山はやや雲にかすんでいた。しかし、北アルプスや北信五岳方面の稜線は雲に覆われていて、はかばかしい展望は開けなかった。風はさほど強くなく、山頂で休憩することができた。
(左)烏帽子岳山頂。後ろは四阿山。(右)烏帽子岳から湯ノ丸山方面。
途中すれ違った登山者は30人ほど。私は全行程、チェーンスパイクで歩いた。ピッケルや12本爪アイゼンの人もけっこう見かけたけれど、今日の状態ならそこまでの装備は要らないかなと思う。よく踏み固められて歩きやすい雪道。ところどころ吹き溜まりでは膝下くらいまで踏み抜くところはあったけれど。
(左)富士山・八ヶ岳方面。(右)下山時、鞍部から烏帽子岳を振り返る。