2023年01月06日
北八ヶ岳[天狗岳~唐沢鉱泉から反時計まわり周回](茅野市/小海町)
第2展望台では西天狗岳が目の前に迫る。
唐沢鉱泉741-826唐沢鉱泉分岐830-907第一展望台912-935第二展望台943-1017西狗岳1029-1041東天狗岳1101-1111天狗岳分岐-1133中山峠-1138黒百合ヒュッテ1152-1218渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐-1310唐沢鉱泉
昨年の同時期に同様のルートで天狗岳に登っているが、そのときは天気が悪くてたいへんだった。今回は晴天に恵まれ、東西のピークから360度の展望を楽しむことができた。朝7時過ぎ、唐沢鉱泉の下の駐車場は平日なので十分な余裕があった。この唐沢鉱泉までの林道は除雪されていて、今日はスタッドレス4WDで問題なかった。今後積雪があれば、道の状態は変わると思う。
(左)第一展望台。左奥は蓼科山。(右)第一展望台から穂高・槍。
唐沢鉱泉から歩きはじめる。最初からアイゼン装着。トレースは明瞭、よく踏まれた樹林帯の中の登り。枯尾ノ峰からの尾根に乗り、さらに樹林帯を登れば第1展望台。右手に赤岳方面と南アルプス、振り向けば北アルプスの展望。さらに進んで第2展望台。目の前に西天狗岳がそそり立っている。その先わずかで森林限界。樹林を抜け、ここからは岩と雪の混じった急登。念のためピッケルを用意する。
(左)第二展望台から赤岳方面。(右)森林限界を越え岩混じりの急登。
ときどき息を整えるために立ち止まり、北アルプスを振り返る。西天狗岳に到着すれば、大展望が広がっている。赤岳を中心とした南八ヶ岳。南アルプス・中央アルプス・北アルプス、反対側には浅間山。風は冷たいが、この季節としては穏やか。いったん鞍部へ下り東天狗岳へと登り返す。東天狗からも広い展望を楽しむことができた。
(左)西天狗岳山頂。(右)東西の鞍部から東天狗を見上げる。
(左)西天狗岳を振り返る。(右)東天狗岳山頂。後方に浅間山。
下山は天狗の鼻の左を巻いて中山峠へ。ところどころ急で岩混じりなので、やや踏み跡不鮮明な所も。振り返ると東西の天狗岳が並んでそびえている。中山峠で左折して黒百合ヒュッテへ。ヒュッテ前で小休止。その後は途中、渋の湯への道を右に分け、樹林帯の道を唐沢鉱泉へ下った。
(左)天狗の鼻の左下を巻いて中山峠へ。(右)東西天狗岳を振り返る。
夏は大岩がごろごろして歩きにくいこの道も、雪があるとかえって歩きやすい。全体によく踏まれたトレースがあり、楽しく歩くことができた。ただ、西天狗直下の岩雪ミックスの登りと東天狗から中山峠への下りは、不明瞭で急なところがある。晴天だったが途中すれ違った登山者は20人ほど。
同じコースの山行記録
→ 「天狗岳 唐沢鉱泉から周回(2021年1月6日)」
→ 「天狗岳 唐沢鉱泉から反時計まわり(2024年1月5日)」
類似の山行記録 → 「天狗岳 渋御殿湯から往復(2021年2月28日)」