2023年03月29日

[八ヶ岳]横岳 杣添尾根ピストン(南牧村/茅野市)

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横岳山頂から赤岳・阿弥陀岳を望む。

杣添尾根登山口(海ノ口自然郷)731-758南八ヶ岳林道登山口805-917標高2300(中間点付近)-1012横岳展望地点1022-1113三叉峰1125-1141横岳1157-1208三叉峰1232-1255横岳展望地点1305-1338標高2300(中間点付近)-1431南八ヶ岳林道登山口1437-1507杣添尾根登山口

久しぶりの八ヶ岳。杣添尾根から横岳に登る。森林限界から上部は、まだ雪山らしい景色が広がっているはずだ。平日なので海ノ口自然郷(別荘地)にある登山者用駐車場には他に1台だけ。その2人組の足跡を追う。道形ははっきりしているので樹林帯部分はトレースがなくても不自由はしない。最初は別荘地の中の遊歩道を、車道と交差しながら進む。

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(左)広場手前から八ヶ岳稜線を望む。(右)樹林帯の登り。標高2300m地点。

意外に寒くて足元は凍結している。アズマヤのある広場(南八ヶ岳林道登山口)から少し進んだ橋の向こう岸の急登が滑って登れず、チェーンスパイクをつける。最初は樹林帯の中の急登が続く。標高2150を過ぎるとやや勾配は緩むが、その先も展望なく変化に乏しい樹林帯の中、緩急の登りが続くのがつらいところ。積雪も増えてきて、途中で12アイゼンに交換。

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(左)樹林が疎らになり間もなく森林限界。(右)展望地点(森林限界)。前方に主稜線を望む。

標高2500を過ぎると樹木が疎らになり、標高2600弱で森林限界。展望地点に至り、視界が一気に開ける。左に赤岳、正面に三叉峰・横岳を展望する。ピッケルに持ちかえて細い尾根を慎重に登って行く。その先で先行の2人組を追い抜くことになり、三叉峰直下の急登はトレースがなくて、一歩ずつがなかなか厳しい。三叉峰で八ヶ岳主稜線に出て、横岳まで往復した。

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(左)左手に赤岳を望みながら登る。(右)三叉峰直下は急な登り。

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(左)三叉峰から無名峰・横岳を望む。この稜線をたどる。(右)横岳に到着。

横岳では赤岳・阿弥陀岳など八ヶ岳主要部の展望が素晴らしかった。硫黄岳方面も望むことができたが、北アルプスなど遠くの山並は雲に隠れていた。三叉峰まで戻り、休んでいると風が冷たくなってきたので下山にかかる。下山は往路の杣添尾根をそのまま戻った。標高が下がると朝の雪がとけ出していた。久しぶりの標高差1,000mを越える登りだったので疲れた。

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(左)横岳から硫黄岳方面を展望。(左)下山は杣添尾根をもどる。
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2023年03月19日

角間山 ~展望良好、雪は重い(群馬県嬬恋村)

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角間山の山頂から根子岳・四阿山を望む。

旧鹿沢スキー場下838-918鹿沢スキー場跡交差-1030九十番観音分岐1033-1047角間峠1054-1137角間山1204-1227角間峠1231-1241九十番観音分岐-1313九十九番観音-1316旧鹿沢スキー場下

昨日の雨は標高の高いところは雪だったはずだと考えて登る山を試案し、駐車場の心配がない角間山を思いついた。東御市側から湯ノ丸を越えて、旧鹿沢スキー場下の駐車スペースに車をとめる。15台ほどとめられるが、今日は他に2台。一段登って旧鹿沢スキー場の第1ゲレンデの下に出て、旧ゲレンデのやや左を登って行く。

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(左)アズマヤのある鹿沢スキー場跡交差から角間山を望む。(右)トレースなく重く深い雪に苦戦する。

先行のBCスキーのトレースがあったけれど、すぐにどこかに消えてしまい、踏み跡のない樹林帯の中をスノーシューで登るはめになった。ルートはわかりにくく、雪は重くけっこう沈む。鹿沢スキー場跡交差のアズマヤあたりでは、角間山の姿を望むことができたが、その先も深く重い雪に苦労した。

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(左)トレースあらわれ気持ちよく歩いて角間峠へ。(右)角間山へ右手に浅間山を望みながら緩やかな登り。

方向を誤り大まわりした箇所もあるので、けっこうな時間を費やして九十番観音分岐へ。メインルートに合流し、ここからは角間峠、角間山までトレースがあり、スノーシューで気持ちよく歩くことができた。アズマヤのある角間峠からは緩やかな登り。右手前方に浅間山、振り返ると湯ノ丸・烏帽子。稜線に出て最後は樹林帯を登る。

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(左)振り返ると湯ノ丸山と烏帽子岳。(右)稜線直下。青空が広がる。

たどり着いた角間山山頂からは快晴のもと、大展望が広がっていた。北アルプスを端から端まで望むことができたのが何より。その右の北信五岳は雲に隠れぎみだが、根子岳・四阿山、さらに右に志賀高原や谷川岳方面。浅間山から篭ノ登山・湯ノ丸山・烏帽子岳は目の前に大きい。

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(左)稜線に出ると正面に角間山。最後は樹林帯の登り。(右)角間山の山頂に到着。湯ノ丸山・烏帽子岳を望む。

下山は旧鹿沢スキー場を経由せずに、まっすぐ九十九番観音へ下った。気温が上がり、笹や土が出ているところもあり、春の山であることを感じさせる。今日はスノーシューがあった方がいい雪の状態だったが、明日以降はわからない。途中、すれ違った登山者は4人だけだった。

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(左)北アルプスの端から端まで展望。(右)浅間山・篭ノ登山方面を展望。
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2023年03月15日

佐渡山 スノーシュー[大橋林道登山口から](長野市/信濃町)

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1673を過ぎると佐渡山までの稜線を見渡すことができる。

大橋林道登山口729-807新道登山道入口-815尾根へ取り付き819-919「1673標高点」-957佐渡山1021-1101「1738標高点」1106-1125大ダルミ-1148新道分岐1153-1250古池1253-1313大橋登山口1317-1322大橋林道登山口

例年よりも春の訪れがずっと早いのだけれど、もう少し雪山で遊びたい。というわけで佐渡山に出かけた。大橋林道登山口の駐車スペース(10台ほど)に車をとめる。朝7時到着時、先着2台。下山時6台。週末は路駐も出るほど混雑するが、平日なのですいていた。朝のうちは思ったよりも雪が締まっていて歩きやすかった。

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(左)林道から右手の尾根に取付く。(右)緩急を繰り返す尾根を登って行く。

林道を40分ほどツボ足で進み、右手の尾根に取り付く。木に付けられた赤いプレートが目印。尾根に登り、スノーシューを装着。数日前の薄いトレースが尾根上にはある。笹や低木が少し顔を出しているが歩くのに支障はない。ブナやダケカンバの美林が現れると間もなく標高1,500m。尾根上の勾配は緩急を繰り返すが、急勾配ではスノーシューでは取り回しに少々苦労する。

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(左)右手には黒姫山を展望。(右)佐渡山への最後の登り。

1,673標高点を過ぎると展望が開け、正面に佐渡山へ続く稜線を見渡す。気持ちよい青空が広がっている。右に黒姫山、左は樹間から高妻山、振り返ると飯縄山の左に四阿山と浅間山、右に八ヶ岳・南アルプス。八ヶ岳の左に富士山が霞んでいた。登り着いた佐渡山からは正面に妙高山、その左に火打・焼山・金山と展望が続く。その左は堂津岳だろうか。

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(左)佐渡山の山頂。正面に妙高山・火打山・焼山。(右)佐渡山から高妻山。

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(左)火打山・焼山・堂津岳。(右)飯縄山の右に八ヶ岳・南ア。富士山も霞む。

佐渡山からは東の尾根を下った。最初の部分は雪が緩んだ急傾斜なので慎重に下る。トレースは途切れ途切れ。途中の小ピークでは笹藪が出ていて歩きにくかった。1738標高点に登り左折すれば、正面に妙高山を眺めながらの気持ちよい尾根の下り。尾根の終点手前で右折して適当に樹林帯を下り、冬は雪原が広がる大ダルミへ。さらに踏み跡も増えて、新道分岐へ。

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(左)佐渡山から東の尾根を下る。(右)1738から北に下る。正面に妙高山。

新道分岐からは古池を経由してみた。スノーシューでトレースのない樹林帯をショートカットしながら下ったけれど、気温が上がったせいもあるのか、特に古池の手前では踏み抜いたりして苦労した。古池・種池を経由して大橋登山口へ下山した。最後まで、スノーシューで歩き続けた。歩きはじめでBCスキーヤーひとりと出会った他はひとりの登山者ともすれ違わなかった。

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(左)大ダルミ。南端から北を見る。
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2023年03月12日

鞍骨山[唐崎城山・天城山経由](長野市/千曲町)

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右手前方に鞍骨山を見て、里山らしい尾根道を進む。

天城山登山口(雨宮東)936-956唐崎城山-1042天城山1044-10:50二本松峠-1113鞍骨山1144-1202二本松峠-1208天城山右下巻く-1228陣馬平-1236斎場山-1245土口将軍塚-1252薬師山1254-1303薬師山登山口(古大穴神社)-1325天城山登山口

雪のある山へ行こうと思っていたけれど、この暖かさでは遠くの山並の展望は霞んでしまうだろう。登る山をいろいろ迷って、結局、近場の里山へ。西側にある雨宮東の天城山登山口から鞍骨山へと登ることにした。全体に道標も豊富で整備された登山道。里山らしい道を気持ちよく歩くことができた。誰にも会わないかと思っていたが、鞍骨山付近で5人の登山者とすれ違った。

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(左)天城山登山口。(右)途中の送電鉄塔からうっすら北アルプスの展望。

天城山登山口のすぐ脇に駐車して歩きはじめる。ひと登りして尾根の突端に出ると、あとはアカマツの尾根上の広い道を登って行く。唐崎城という山城を過ぎ、送電鉄塔から西方向が開けて北アルプスがうっすら霞んで見えた。やがて気持ちの良い雑木の尾根道となり、前方樹間に天城山を望みながら進む。最後は少々の登りで天城山の山頂。樹林に囲まれて展望はない。

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(左)気持ちの良い尾根道。(右)天城山を経て二本松峠。

いったん下り、峠道が交差する二本松峠。いろいろな案内板で賑やか。その先は山城らしい何箇所かの空堀を上下する。右手前方に鞍骨山を見ながら雑木林を進み、山頂直下は山城らしい急斜面を登って鞍骨山の山頂へ。以前はもう少し展望が開けていた記憶があるが…。それでもわずかな樹間から長野市中心地方面を見おろすことができた。

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(左)山城らしい空堀が何箇所か。(右)鞍骨山の山頂。

下山は天城山の右下を巻き、妻女山方面へ。気持ちの良い雑木林の道を経て、途中から広い林道となる。妻女山への道から左に分岐して、薬師山への尾根上を広い道が続く。土口将軍塚古墳を経て、瑠璃堂の建物がある薬師山の山頂。尾根から外れ左下にくだる。落葉で足を滑らすような急な下り。最後は防獣柵を開けて、古大穴神社に下り着いた。

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(左)天城山から妻女山方面へ。途中の雑木林。(右)薬師山からの急な下り。

2023年03月04日

斑尾山スノーシュー[まだらおの湯から往復](中野市/飯縄町/信濃町)

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大明神岳から野尻湖を望む。飯縄・黒姫は雲に隠れ気味。

まだらおの湯755-844登山口-936稜線-956斑尾山-1004大明神岳1024-1031斑尾山1033-1050稜線下降点1108-1134登山口-1207まだらおの湯

このところいろいろなことが重なり、山に行けなかった。久しぶりの登山は、手近な斑尾山へスノーシューで。係の人の了解を得て「まだらおの湯」に車をとめて、先行者のスノーシューの跡を追う。最初の別荘地を抜けさらに林道を歩く部分はやや雪が深くて重い。吹き溜まりのような箇所ではスノーシューでも20cmほど沈む。

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(左)夏場の「登山口」からは急登。(右)稜線直下。青空が広がってきた。

登山口(夏はここまで車で入ることができる)からは急坂になるが、思っていたよりも雪は締まっていて助かった。ふくらはぎが攣るような急登が続く。最初は小雪も舞うような天気だったが、斑尾高原豊田スキー場(休業中)のゲレンデをかすめ、稜線に近づくと青空が広がってきた。

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(左)稜線上は緩やか。(右)斑尾山頂の山名板。樹間から斑尾高原スキー場。

稜線に出たところで先行者を抜くことにり、数日前の薄いトレースを追う。歩きやすい稜線上を斑尾山から大明神岳へと歩いた。大明神岳からは眼下に野尻湖は見えたものの、妙高・黒姫・飯縄の展望は雲に隠れ気味。往路をそのまま戻ったが、斑尾山頂はスキー場リフトから登ってきたと思われるスノボ集団が占拠していたので通過し、稜線の降口で休憩とした。気温は高く、じっとしていても寒くない。

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(左)斑尾山頂から大明神岳へ。(右)大明神岳から野尻湖と黒姫・妙高方面。

他の登山者にはあまり会わないかな、と思っていたが、折り返した後、12人の登山者とすれ違った。そのすべてがスノーシューを装置。今日の状態だと、やはりスノーシューかワカンが必要だと思う。積雪はまだ多いけれど、木々のようすなどからは春の気配も感じられた。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(飯山・北信濃) | 更新情報をチェックする