2023年09月25日

コガラ登山口から木曽駒ケ岳(福島Bコース↑北御所↓)[木曽町/宮田村]

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伊那前岳から千畳敷カールと宝剣岳を望む。

9月24日[1日目]コガラ登山口725-807幸ノ川渡渉地点810-858力水(四合半)913-1001六合目1008-1041七合目避難小屋1118-1215八合目水場1227-1333玉乃窪山荘1348-1359木曽前岳1345-1458玉乃窪山荘・泊
9月25日[2日目]玉乃窪山荘610-637木曽駒ヶ岳643-711宝剣山荘726-730乗越浄土-751伊那前岳802-809八合目-837七合目847-912小屋場917-951うどんや峠957-1014清水平-1043蛇腹沢登山口(林道)1102-1142北御所登山口バス停
<北御所登山口バス停1158(バス)→1238駒ヶ岳1246(JR)→1355岡谷1359→1409塩尻1503→1530木曽福島(タクシー)→1550コガラ登山口>

木曽駒ヶ岳は、一度、木曽側を下から登らなければならないと思っていた。木曽側のコガラ登山口から福島Bコースを登り、下山は伊那前岳・うどんや峠経由で北御所に下るプラン。ロープウェイのお世話になることもない。いつの間にかオートキャンプ場になって多くの人で賑わっているコガラ登山口前に駐車。歩きはじめる。

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(左)四合半「力水」。細いが水は出ていた。(右)七合目避難小屋。

幸ノ川を渡渉して山腹に取付き、ジグザグの急登をこなせば尾根上の四合目。四合半の水場は細い流れ。五合目・六合目と針葉樹林帯を我慢して登れば、樹間に麦草岳の姿を確認し、岩がちな痩せ尾根から小ぎれいな七合目避難小屋に到着。ここからは麦草岳の東側を巻くトラバース道。標高差はないが岩場の上下があって歩きにくい。八合目の水場は枯れていた。

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(左)ダケカンバの向こうに木曽駒ケ岳。(右)振り返ると槍穂高。

展望は開け、振り返ると北アルプスが望める。玉乃窪カールの底部に出て、カールの中を登って行く。ハイマツ帯になり、ほどなく玉乃窪山荘に到着。意外と早く着いたので、傍らにある木曽前岳に登って、しばらく展望を楽しみながら過ごす。晴天の下、や宝剣岳など、花崗岩の巨岩とハイマツの中央アルプスらしい風景が広がる。北アは後立山連峰、槍穂高、笠ヶ岳。乗鞍、御嶽、恵那山、南駒、空木。

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(左)玉乃窪カールの底部から。(右)木曽前岳から木曽駒ケ岳・宝剣岳。

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(左)木曽前岳から空木・南駒・三ノ沢岳。(右)木曽駒ケ岳山頂。御嶽を望む。

宿泊した玉乃窪山荘は、すいていると話に聞いていたが、宿泊者は2人だけ。昔ながらの山小屋の雰囲気。小屋につくとお茶と梅干を出してくれたし、シャワー(シャンプーも有)で汗を流せたのは嬉しかった。ただ、夜は冷え込んだ。翌朝はまず、木曽駒ケ岳に登る。ここでも360度の展望を楽しむことができた。新たに南アの連なりや富士山、八ヶ岳、浅間山、北信五岳方面など、北側や東側展望が加わった。

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(左)木曽駒ケ岳山頂から北アを望む。(右)伊那前岳から宝剣岳・木曽駒ケ岳。

中岳西側の岩場のある巻道で宝剣山荘・乗越浄土へ。ここから伊那前岳へ気持ちの良い稜線をたどる。振り返ると千畳敷カールの上に宝剣岳がそびえている。伊那前岳からも展望を楽しんだ後、長大な尾根を東へ下って行く。八合目あたりは気持ちよいが、だんだんハイマツが濃くなってくる。七合目を過ぎると色づき始めたダケカンバの樹林帯に。

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(左)八合目付近。南アと富士山を見て尾根を下る。(右)ダケカンバ帯を下る。

その先は針葉樹林帯の下りになり、小屋場・一丁ヶ池を過ぎてうどんや峠へ。右折して尾根を外れれば、歩きやすい峠道となるが、なかなか長い下りである。最後は林道歩きをこなして北御所バス停に到着。駒ケ根行きのバスを待つ。しかし、ここから駒ケ根・岡谷・塩尻・木曽福島を経由してコガラ登山口にとめた車を回収するのに時間がかかった。

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(左)うどんや峠(五合目)。ここで右折。(右)北御所登山口バス停に到着。

福島Bコースは(日曜日なので)下山する登山者15人ほどとすれ違ったが、北御所へ下山する道ですれ違ったのは1人だけ。木曽駒ヶ岳周辺の喧騒を除けば、静かな山行が楽しめた。道は特段、難しいところはない。中央アルプス特有の花崗岩の大岩を登り降りしたり、ハイマツをかき分けるところ、木の根の段差などは至るところにあるけれど。

[参考]
玉乃窪山荘 1泊2食 10,000円(シャワー使用料500円)
バス(北御所登山口~駒ケ根駅) 810円
JR(駒ケ根~岡谷~塩尻~木曽福島) 2,350円
タクシー(木曽福島駅~コガラ登山口) 5,500円

posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(中央アルプス) | 更新情報をチェックする