2023年11月22日

初冬の燕岳[安曇野市/大町市]

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燕山荘直下から望む表銀座縦走路。その先に槍ヶ岳。

第2駐車場707-722中房温泉登山口724-753第1ベンチ-814第2ベンチ-842第3ベンチ848-909富士見ベンチ927-953合戦小屋1000-1013合戦沢の頭1023-1108燕山荘1128-1157燕岳1209-1234燕山荘1308-1339合戦沢の頭1342-1352合戦小屋1358-1415富士見ベンチ1423-1440第3ベンチ-1507第2ベンチ-1522第1ベンチ1523-1546中房温泉登山口1556-1608第2駐車場

燕岳にはつい1ヶ月前に登ったばかり。しかし、12月1日から登山口(中房温泉)までの林道が冬期通行止めになるので、その前に初冬の景色を見るために登っておきたい。平日だから中房温泉下の駐車場はすいているだろうと思っていたら、朝6時半過ぎ、目の前で第1駐車場が満車になってしまい、第2駐車場にとめる。意外と多くの人が登っていた。

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(左)富士見ベンチ。チェンスパからアイゼンに。(右)合戦小屋。

登山口から雪があり凍結していたので、歩きはじめてすぐにチェーンスパイクをつける。徐々に積雪が増え、富士見ベンチでチェーンスパイクからアイゼンに履き替える。道は良く踏まれている。合戦小屋を過ぎると合戦沢の頭で視界が開け、燕山荘・燕岳へは晴天のもと、素晴らしい展望を楽しみながら歩くことができた。

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(左)合戦沢の頭から燕岳を望む。(右)振り返ると八ヶ岳・富士山・南ア。

正面に燕山荘と燕岳、左手に槍ヶ岳と大天井岳、右手には餓鬼岳方面。振り返れば八ヶ岳と南アルプスを従えた富士山。燕山荘の直下は、尾根上を直登する冬道に切り替わっていて、ここの勾配はけっこう急でこたえる。燕山荘に到着すれば、笠・双六・三俣蓮華・鷲羽・水晶など裏銀座方面の展望が開ける。

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(左)燕山荘前から裏銀座方面を望む。(右)燕山荘から燕岳へ向かう。

燕山荘から燕岳に向かう。稜線上は雪の付いていないところも多かった。燕岳山頂からはいつもながらの大展望。正面に立山・剱。右手に鹿島槍など後立山連峰、妙高山など北信五岳、四阿山・浅間山。しかし、目を引くのはやはり後方に見える大天井岳・穂高連峰・槍ヶ岳。燕山荘の前で休憩してから、下山は往路を戻った。

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(左)お馴染みの…槍ヶ岳とイルカ岩。(右)燕岳山頂。

それにしても、今日はなんだか体調がすぐれず、今冬はじめてのアイゼン歩行ということもあってか、ペースが上がらなかった。単に体力が落ちているだけかもしれないけれど。

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(左)燕岳から望む鹿島槍ヶ岳。(右)大天井岳・穂高連峰・槍ヶ岳。

前年のようすはこちら → 「初冬の燕岳(2022年11月25日)」
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2023年11月19日

虫倉山[長野市:旧 中条村] まさかの雪山

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虫倉山の山頂から北アルプスを望む。

不動滝登山口1029-1121高福寺分岐-1134東屋-1141日本記分岐-1155虫倉山1236-1252日本記分岐-1258東屋1304-1312高福寺分岐-1352不動滝登山口

晩秋の里山を楽しむ気分でいたけれど、前日の寒波で多少は雪があるだろうくらいに思って出かけた。ところが思っていた以上に積雪があった。冬タイヤに交換していなければ、登山口まで行けなかったかもしれない。

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(左)里山らしい雑木林の登り。(右)高福寺分岐。ここから少し緩やかに。

不動滝登山口から先行者(3グルーブ:7人)のトレースがあったので、問題なくツボ足で山頂まで歩けたけれど、トレースがなければ登るのを躊躇したかもしれない。沢沿いの道から左の山腹に取付き、雑木林の中を折返しながら山腹を登って行く。金倉坂の標識からはさらに斜度が急になる。

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(左)アズマヤからの展望。(右)虫倉山山頂に到着。

気温が高いので雪は徐々にシャーベット状に。数日で消えてしまうだろうか。高福寺からの道が合流すると、山頂稜線の趣きとなり傾斜は少し緩くなる。途中のアズマヤでは白馬岳方面が開けるが、稜線は雲に覆われていた。日本記への道を分け、小ピークをいくつか越えて虫倉山の山頂へ。

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(左)山頂から八ヶ岳・南ア・中ア方面。(右)四阿・浅間方面。

虫倉山の山頂からは北アルプスの連なりがまず目をひく。後立山連峰はほぼ雲に隠れていたけれど、くっきりとした三角形の蓮華岳が意外に立派で、そこから左に、槍ヶ岳あたりまではっきり望むことができた。南ア・八ヶ岳・浅間山・四阿山方面も見渡すことができた。下山は往路を戻った。

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(左)槍ヶ岳をアップで。(右)秋から突然、冬に。
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2023年11月11日

大姥山~大姥山三角点[大町市:旧 八坂村]

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大姥山三角点から布川峠への道。紅葉がきれい。

駐車場所(大姥神社下)832-840大姥神社-924大穴分岐-931大穴(大姥神社 本宮)942-949大穴分岐-1005大姥山1017-1037大姥山三角点1043-1116廃屋(旧 桐山集落)-1137山姥の滝1142-1154駐車場へのショートカット道入口-1214駐車場所

秋の一日、手軽に歩ける里山へ。以前、布川峠から大姥山三角点まで往復したことがある。身構えて登るような山ではないけれど、それでは大姥山に登ったことにはならないと思っていた。金太郎伝説の残る山で各所に金太郎のかたちの案内板があるのは知っていた。

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(左)大姥神社の下から歩きはじめる。(右)すぐにクサリ場があらわれる。

予備知識はあったけれど、思っていた以上にクサリ場が連続する登山道。大姥神社の少し先からクサリ場。左右が切れ落ちて意外に高度感があり、急である。途中の分岐から左に斜面をトラバースして大穴まで往復してみる。岩壁に大きな穴があり、大姥神社の本宮が祀られている。南側には京ヶ倉方面の山並を望むことができた。

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(左)大穴への分岐。(右)大穴。大姥神社・本宮。

分岐に戻り、連続するクサリ場をよじ登って大姥山の山頂へ。アズマヤと電波塔が建っている。周辺は切り開かれて、晴れていれば北アルプスの展望があると思う。案内板には常念・大天井・槍・燕が見えると書いてあったが、今日は雲が多くて有明山の山腹あたりが見えただけ。

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(左)連続するクサリを登る。(右)大姥山の山頂。アズマヤがある。

大姥山三角点へは林道に出入りしながら緩やかな道をたどる。大姥山三角点は樹林帯の中で展望はない。大姥山三角点の前後から、布川峠に向かって尾根を下るあたりは紅葉が美しかった。時期はもう遅いのだが、道に敷き詰められたような落葉がきれい。

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(左)大姥山山頂から北アルプス方面。(右)大姥山三角点は樹林の中。

廃屋が点在する山麓に下って、山姥の滝を見学してから駐車場所へ登り返すショートカットの道に入ったが、荒れていてわかりにくい。マークを頼りに荒れた竹林の中を突破したが、一般的には勧められない。クサリ場の下りは避けて周回コースをとるのがいいと思うけれど、これでは周回も難しいではないか。

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(左)山姥の滝。

布川峠~大姥山三角点の記録はこちら → 「大姥山(2011年5月7日)」
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2023年11月02日

[美ヶ原]王ヶ頭(百曲り↑ダテ河原↓)

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アルプス展望コースを歩き、王ヶ頭へ向かう。

三城いこいの広場846-918広小場922-1016百曲り園地1021-1038烏帽子岩-1105美ヶ原(王ヶ頭)-1112王ヶ頭ホテル東1140-1222美岳荘1227-1240ダテ河原分岐-1301ダテ河原登山口-1311三城いこいの広場

なんとなく雑事が重なり、三連休も山に行けないので、平日に時間を見つけて出かける。とはいっても、体調も脚の調子もいまひとつなので、歩きなれた美ヶ原へ。当然下から登る。三城いこいの広場の駐車場に車をとめて、広小場経由で百曲りを登ることにする。

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(左)百曲りの登り。下部は紅葉の盛り。(右)視界が開けて鉢伏山方面を展望。

登山口周辺は紅葉の盛り。折り返しながら登ると、南には鉢伏山が見えてくる。標高を上げて視界がさらに開けると、山上台地やそれに続く岩壁を見上げるようになり、期待が高まる。このあたりが、下から登るときのハイライト。たどり着いた百曲り園地は広い美ヶ原山上台地の一角。

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(左)山上台地まであと少し。(右)百曲り園地。 

百曲り園地からは、アルプス展望コースをたどって王ヶ頭へ。ただ、今日は気温が高く景色は霞みがち。振り返ると八ヶ岳方面はなんとか見えるけれど、前方の北アルプスは雲の中。王ヶ頭の山頂は電波塔やホテルに隣接するやや風情のないところ。ホテルの東側に出て、美ヶ原の広さを感じながら休憩。下山はダテ河原コースで。こちらも標高を下げるとカラマツの紅葉がきれいだった。

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(左)ホテルの脇から蓼科山・八ヶ岳方面。(右)三城牧場から美ヶ原山頂
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(美ヶ原・鉢伏) | 更新情報をチェックする