2024年02月28日
硫黄岳[八ヶ岳]…桜平から(茅野市/南牧村)
硫黄岳山頂から横岳・赤岳を望む。
桜平(中)駐車場744-753桜平ゲート-821夏沢鉱泉-905オーレン小屋913-936夏沢峠953-1054硫黄岳1128-1143赤岩の頭1147-1213赤岩の頭と峰の松目分岐-1222オーレン小屋1248-1317夏沢鉱泉-1338桜平ゲート-1348桜平(中)駐車場
晴の天気予報だったので硫黄岳に登りに出かける。問題はどこから登るかだが、やはり短時間で登れる桜平から。どのあたりまで車を入れられるかわからなかったが、今日は4WDスタドレスで桜平(中)まで車で入ることができた。ただ、路面の状況で変わると思う。桜平(下)の下でスタックした車(2駆)がいて、押してあげたら上ることができた。2駆ではやはり厳しい。
(左)オーレン小屋。(右)夏沢峠。
夏沢鉱泉・オーレン小屋を経由して夏沢峠までは良く踏まれて歩きやすい道。チェーンスパイクで十分。夏沢峠でアイゼン・ピッケルなど装備を整えて硫黄岳へ。昨日積雪があったのか、樹林帯の終わりあたりは雪が深かったが、今日の数人の先行者のトレースを頼りにする。
(左)硫黄岳への登り。(右)振り返ると天狗岳・蓼科山の左に北アルプス。
硫黄岳への登りは息が切れるが、森林限界を越えて振り返ると北アルプスの展望が広がるようになる。近くは天狗岳や蓼科山、そして浅間山。ロープの支柱にはエビのシッポができている。ケルンに沿って硫黄岳の山頂に到着すれば、目の前に赤岳・阿弥陀岳・横岳の姿が近い。風は弱く穏やか。
(左)山頂直下はケルンが導いてくれる。(右)硫黄岳山頂に到着。
(左)硫黄岳山頂から望む横岳・赤岳・阿弥陀岳。(右)硫黄岳の爆裂火口。
見回せば、北アルプスから乗鞍・御嶽・中央アルプス・南アルプスと遮るもののない景色が広がっていた。爆裂火口の縁を歩きながら、少しずつ角度が変わって行く展望を楽しむ。山頂に数人いた登山者が、いつの間にか誰もいなくなってしまってから下山にかかる。
(左)北アルプスの連なり。(右)中央アルプス・御嶽・乗鞍。
下山は赤岩の頭経由。赤岩の頭からオーレン小屋への道は、今日は状態が良かったから問題なかったけれど、通行止の掲示があったので歩くべきではなかったのかもしれない。そちらから登ってきた人もいたのでそのトレースをたどって下った。最初は雪が深かったけれど、樹林帯に入ると明瞭なトレースがあった。
(左)赤岳・阿弥陀岳を見ながら赤岩の頭へ。(右)赤岩の頭からオーレン小屋へ。
冬期用WCが設置されていたオーレン小屋・夏沢鉱泉を経由して桜平まで下った。途中、すれ違った登山者は10人ほど。そのひとりは夏沢鉱泉あたりに宿泊したのだろうか、「昨日は天気が悪くて、硫黄岳を断念した人が多かったようですよ」と教えてくれた。今日は素晴らしい天気だった。
類似のルートの登山記録 → 「硫黄岳~桜平から夏沢峠経由で往復(2023年4月10日)」
2024年02月20日
戸隠スキー場[長野市]
(左)シャルマン戸隠前。(右)お仙水コース。
最近、ゲレンデスキーに出かける機会が減っている。いまさら上達するはずもないけれど、もう少し滑り込んでおきたい。午後から予定があるので、午前中だけ戸隠に滑りに出かける。飯綱高原がなくなったいま、長野市民のホームゲレンデはやはり戸隠ということになろうか。
朝のうちは霧で視界が悪く恐る恐る滑っていたが、少しずつ見えるようになった。雪は少なく、土が出ている所もあってもう少し積雪が欲しいところ。しかし、第6・第5リフトを中心に意外と楽しく滑ることができた。特に第5高速ペアを使う各コースは楽しい。昼頃には滑り終わり、そばを食べて帰路についた。
(左)とがっきーAコース。(右)とがっきーBコース。
2024年02月13日
黒姫山スノーシュー[信濃町]
しらたま平付近から高妻山を望む。
大橋林道登山口727-806新道登山道入口813-1001新道分岐1007-1001姫見分(外輪山稜線)1007-10:24しらたま平-1050峰ノ大池分岐-1106黒姫山1135-1148峰ノ大池分岐-1218しらたま平-1229姫見分(外輪山稜線下降点)1235-1324新道分岐1328-1348新道登山道入口-1427大橋林道登山口
先週、佐渡山に登ったけれど雲が多くて展望はいまひとつだった。快晴の天気予報に期待して、今日は隣の黒姫山に登る。黒姫山はやはり冬が楽しい山だと思う。期待どおり稜線や山頂からは周囲の眺望を存分に楽しむことができた。朝7時過ぎ、大橋林道登山口の駐車スペースに車をとめる。先着5台。多くはBCスキーの人ではないか。
(左)ブナの大木が見られる。(右)ダケカンバ帯。稜線まであと少しなのだが…
最初は歩きやすい明瞭なトレース。新道分岐を過ぎるとブナの大木が目立つようになり、美しい樹林帯が広がる。背後に高妻山の展望が開け、はっきりとした尾根を進むようになるが、その先、稜線手前のダケカンバ帯からは深い雪に少々手こずった。昨日以前のものと思われるトレースも錯綜したり、薄くなっていたり。
(左)左前方に山頂が見えてきた。(右)左手に御巣鷹山・火打・焼山・雨飾。
私の前に今日のトレースはない。稜線にたどり着き、右折してしらたま平まで登ると素晴らしい展望が広がった。ひときわ存在感を示しているのはやはり高妻山。その左に戸隠連峰。その向こうに北アルプスの連なり。遠く槍穂高も。さらに中央アルプス、飯縄山・八ヶ岳の左に富士山。浅間山、四阿山、志賀高原の山々。山頂まで続く外輪山の稜線がこのコースのハイライト。
(左)稜線を進む。(右)黒姫山山頂の石祠。
(左)黒姫山山頂から高妻山と北ア。(右)野尻湖と斑尾山。遠く越後三山。
山頂直下は急登に苦労する。山頂に登り着くと例年であれば雪に埋もれている山頂の石祠は顔を出していた。やはり雪が少ない。前方には苗場山や越後三山。左には妙高・火打・焼山・雨飾。すれ違った登山者はひとりだけ。アイゼンで登ってきたその人は「踏み抜きが多くて、やはりスノーシューが必要」といっていた。気温が高くて帰路には雪が重くなってきた。
(左)南側は目の前に飯縄山、遠く八ヶ岳。(右)北には妙高・火打・焼山。
同様のコースの過去の記録はこちら
→ 「黒姫山(大橋林道登山口から往復)2022年3月12日」
→ 「黒姫山(大橋林道登山口から往復)2021年3月7日」
2024年02月09日
佐渡山 スノーシュー[長野市/信濃町]
佐渡山への最後の登り。
大橋林道登山口732-814新道登山道入口-819尾根へ取付く-926「1673標高点」-1000佐渡山1033-1114「1738ピーク」1120-1139大ダルミ-1201新道分岐1206-1228新道登山道入口1234-1311大橋林道登山口
まとまった積雪があってから3日ほどたった。自分でラッセルする元気はないけれど、このくらいになればトレースも期待できるだろうと佐渡山へ出かけた。大橋林道登山口の駐車スペースに車をとめる。平日なのですいていた。最初からスノーシューをつけて歩きはじめる。
(左)林道から黒姫山を望む。(右)尾根への取付き点。
最初は林道歩き。BCスキーなどによる明瞭なトレースがあり、比較的歩きやすい。黒姫山に登るというガイドツアーらしき5人組を林道の途中で追い越す。このときはまだ、黒姫山か前方に見えていた。林道の分岐を左に少し進んで、右手の尾根に取付く。木の幹に赤いプレートのマークがある。ブナの大木も見られる尾根を、緩急を繰り返しながら登る。
(左)ブナの大木も見られる尾根を登る。(右)佐渡山までの尾根を見渡す。
1673標高点を過ぎてしばらくすると、視界が開けて前方に佐渡山までの尾根が見渡せるようになる。左手樹間からは山頂稜線をわずかに雲の上に出した高妻山。右手の黒姫山、後方の飯縄山は雲に隠れている。山頂が近づくとトレースは薄くなり、やはりスノーシューの力が必要。青空を背景にした佐渡山へ最後の登り。
(左)高妻山を望む。(右)佐渡山の山頂。火打山・妙高山を望む。
たどりついた佐渡山山頂からは、前方に火打山・妙高山。妙高山はわずかに山頂を雲の上に出していたが、それもすぐに雲に隠れてしまった。高妻・黒姫・飯縄なども山頂はどんよりとした雲の中。ここからは東の尾根を下る。BCスキーの滑った跡もばらばらな感じなので、自分で尾根上をたどる。ところどころ雪が深い。
(左)東へ下った鞍部から佐渡山を振り返る。(右)黒姫山を望む。
黒姫山の山頂部が一瞬姿を見せて、また雲の中へ。1738ピークからは東側の斜面を適当に下って大ダルミの少し南側に出た。あとは新道分岐・新道登山道入口と、トレース明瞭な道を歩いて大橋の登山口に戻った。展望はいまひとつだったが、それでも冬の山を楽しく歩くことができた。途中、すれ違ったのはガイドツアーの5人の他は、BCスキーの2人のみ。
(左)大ダルミに下ってきた。(右)登山口へ最後の林道歩き。前方は霊仙寺山。
2024年02月03日
戸隠鏡池[長野市]
鏡池越しに戸隠連峰を望む。
戸隠神社奥社前駐車場1250-1323天命稲荷神社-1331鏡池1334-1335どんぐりハウス1348-1349鏡池1350-1403天命稲荷神社1411-1430随神門1432-1445戸隠神社奥社前駐車場
雑事に手を取られている中、わずかな時間を見つけ気晴らしに昼から戸隠へ。戸隠神社奥社入口の駐車場に車をとめる。駐車料金は3時間まで800円とずいぶん高くなった。植物園の中を通って鏡池まで歩く。道はよく踏まれ、ツボ足で問題ない。スノーシューの人が多かったけれど、道から外れて森の中を歩き回るのならスノーシューがいい。
(左)植物園内の道。トレース明瞭。(右)鏡入れ中央の枯れ木。後方は西岳。
鏡池池畔のどんぐりハウスの前からは、鏡池越しの戸隠連峰をきれいに望むことができた。ただ、東からどんどん雲が流れてきて、山並みを覆いはじめた。凍った池の上を歩き、池の真ん中にある枯れ木のところまで行くことができた。帰路は随神門まで行って、奥社参道を戻る。奥社参道はけっこう多くの人が歩いていてツルツルの状態。外国人もかなり見受けられた。
(左)鏡池中央からどんぐりハウスの方向。(右)随神門。
同様のコースの過去の記録はこちら
→ 「鏡池プチスノーハイク(2022年3月1日)」
→ 「鏡池プチスノーハイク(2021年1月26日)」
→ 「戸隠鏡池~奥社(2020年1月3日)」
→ 「鏡池スノーシュー(2019年1月11日)」