2024年03月11日
横岳[八ヶ岳](南牧村/茅野市)…杣添尾根から
横岳から赤岳・阿弥陀岳を望む。その向こうに南アルプス。
杣添尾根登山口718-744南八ヶ岳林道登山口-820標高2100m830-902標高2300m-949横岳見晴台テラス(森林限界)956-1039三叉峰1043-1056横岳1113-1125三叉1155-1225横岳見晴台テラス1233-1302標高2300m-1327標高2100m1332-1354南八ヶ岳林道登山口1359-1426杣添尾根登山口
快晴が約束された月曜日。週末は混雑する海ノ口自然郷にある登山者用駐車場も、今日はすいていた。先着2台。今日、杣添尾根を登った登山者は、私の他に2人だけ。週末に多くの登山者があったらしく、道はよく踏まれていた。駐車場近くの登山口からしばらく別荘地の中の道を歩いた後、林道にいったん出て四阿のある小広場から八ヶ岳の稜線を見上げる。
(左)目指す稜線を見上げる。(右)樹林帯の登りが続く(標高2,300m付近)。
ここから本格的な登山道。最初はチェーンスパイクだったがすぐにアイゼンに交換。すぐに沢を橋で渡るが、その先が急坂でけっこう難所。いつもながら、単調な針葉樹林帯の登りが続く。ずいぶん登ったと思わせて、まだ「標高2100m」の標識。その先は少し勾配が緩んで感じた。標高2,500mを過ぎると針葉樹林も少し疎らになり、左手に富士山や秩父連山を望めるようになって元気が出てくる。
(左)標高2,500mを越え樹木が疎らに。(右)森林限界を越え、前方に主稜線。
(左)左手には赤岳の姿。(右)最後の急登をこなし三叉峰で縦走路に合流。
無雪期ならばウッドデッキ風見晴らし台が顔を出している場所で、森林限界を越えると素晴らしい景色が広がった。前方に八ヶ岳連峰の主稜線、左手には赤岳。念のためピッケルも用意し、稜線までは急な登り。息を切らせて三叉峰の下で縦走路にたどり着く。ここから横岳まで往復する。2箇所のハシゴを登って横岳に到着。
(左)三叉峰から無名峰を越えて横岳へ。左に北アが連なる。(右)横岳に到着。
横岳山頂からの展望は素晴らしい。本州中央部のおもな山々はすべて見えるのではないだろうか。近くは赤岳・阿弥陀岳。遠くは谷川連峰や北関東の山々だろうか。浅間山・四阿山・北信五岳から頸城山塊。北ア・乗鞍・御嶽・中ア・南アと連なるのが見事。そして三叉峰の向こうに富士山。
(左)横岳から穂高連峰・槍ヶ岳を望む。(右)中央アルプス・御嶽・乗鞍。
稜線の縦走路では7~8人の登山者とすれ違った。下山は往路の杣添尾根をそのまま下った。樹林帯の中を淡々と下るだけ。山頂部からの素晴らしかった展望を反芻するにはよい時間ともいえる。下山後、小海町の温泉施設「八峰の湯」に立ち寄り、温まってから帰路についた。
(左)横岳から三叉峰の向こうに富士山。(右)下山はそのまま杣添尾根を下る。
別の年の同様のルートの登山記録はこちら
→ 「横岳 杣添尾根ピストン(2023年3月29日)」