2024年05月03日
横尾山~女山 [川上村/山梨県北杜市]
女山北東尾根途中の露岩から男山・天狗山方面を展望する。
信州峠748-832カヤトの原834-856横尾山903-934豆腐岩940-1010林道交差(1633北側)1015-1106女山1131-1200「1628標高点」1200-1214「1524標高点」1219-1258林道に出る1302-1349信濃川上駅
「女山」はずっと前から気になっていた山。川上村北側にある「男山」と対峙するような場所にある。名前の通り穏やかな山容だが、明瞭な登山道はないという。横尾山から信濃川上駅までをつなぐルートで歩いてみた。信濃川上駅前の村営駐車場(無料)に車を置き、予約しておいたタクシーで信州峠へ。
(左)急登が緩むとカヤトの原。八ヶ岳を望む。(右)秩父連山と富士山を展望。
(左)横尾山の山頂。(右)横尾山の少し西の笹原から八ヶ岳を望む。
信州峠から横尾山経由で飯盛山へは24年前に歩いている。横尾山までは歩きやすい道だった記憶しかないが、標高1600mからカヤトの原(標高1750)まではそれなりの急登だった。登り着いたカヤトの原からは富士山・秩父連山・南アルプス・八ヶ岳など、素晴らしい展望。小ピークをいくつも越えて横尾山へ、さらに八ヶ岳展望の笹原を経て豆腐岩へ。ここで右折。この先、登山道はない。
(左)豆腐岩で右折。道のない尾根を下る。(右)笹原が広がる平坦地。
豆腐岩から北東に下る尾根には微かな薄い踏み跡があるくらい。足元は笹や枝木が煩わしいが問題なく歩ける。急坂を下った先には笹原が広がる平坦地。1633北側の林道と交差し、その先は手入れされたカラマツ林を進む。標高1600m付近からは急登が続くが、ここが一番の頑張りどころ。道はないがヤブもない。勾配が緩み北に進めば手製の山名標がある女山の山頂。木の間から八ヶ岳が見えた。
(左)林道と交差した先はカラマツ林。(右)女山への急登。
(左)女山の山頂。(右)女山からの下りにある露岩帯。慎重に下る。
その先は1628、1524、1352の各標高点をたどって北北東へ尾根を下る。唯一注意したいのが女山から北東に下った尾根の標高1650mあたりの露岩帯。急な岩場を慎重に下る。正面には男山・天狗山方面の展望が得られた。周囲は標高を下げると雑木林からカラマツやアカマツの林にかわる。
(左)1628標高点の前後は雑木林が広がる気持ちの良い尾根。
下りでは途中の尾根の分岐を間違えなければ、問題なく歩けると思う。最後はカラマツの植林帯の中、笹を漕いで林道に出て、それから信濃川上駅まで舗装道を歩いた。横尾山までの間(歩きやすい一般登山道)では2組(6人)とすれ違ったが、その後は当然ながら他の登山者には出会わなかった。
[参考]川上観光タクシー:信濃川上駅~信州峠 約15分 4,100円