2024年05月25日
〈東北遠征〉蔵王山 …刈田岳~熊野岳~地蔵山 (山形県山形市・上山市/宮城県蔵王町・七ヶ宿町)
地蔵山付近から熊野岳を望む。
蔵王刈田山頂バス停1119-1122刈田岳-1152熊野岳1157-1211ワサ小屋跡-1223地蔵山1232-1240ワサ小屋跡-1315いろは沼1319-1332ロープウェイ樹氷高原駅
百名山を目指しているわけではないが、東北方面の所用にあわせて、蔵王に登ってひと山かせいでこようと不埒な考えをおこした。そのあたりを山の神に見透かされていたのかもしれない。下界は晴天だったが、刈田岳から熊野岳までの道は濃霧に覆われて視界なし。お釜の景色もまったく望めなかった。時間の制約があり、じっくり山を楽しむというわけにはいかなかった。
(左)刈田岳山頂。(右)濃霧の中、熊野岳に向かう。
東北新幹線・白石蔵王駅からバスで一気に蔵王刈田山頂へ。登山の姿は少なく、多くの人は観光客風の軽装。バス停前のレストハウス脇から数分で刈田岳の山頂へ。一面の霧で視界はきかない。お釜の姿もまったく見えないが、柱が立っていてこの天気でも道を失うことはない。馬の背を通って、ここも視界のない熊野岳山頂へ。小さな社殿と避難小屋がある。
(左)熊野岳山頂。(右)ワサ小屋跡から地蔵山方面。
霧が晴れそうにないので、地蔵山方面に向かう。岩ゴロゴロの斜面を下り、ワサ小屋跡の鞍部から緩やかに地蔵山にぼり返す。気持ちの良い山頂。地蔵山に着けば、反対側にロープウェイ山頂駅が見えた(山頂線は本日運休)。その向こうに三宝荒神山。振り返ると空は晴れてきて、熊野岳の山頂が望めるようになった。
(左)地蔵山。(右)地蔵山からロープウェイ山頂駅をみおろす。
ワサ小屋跡まで戻り、地蔵山の南側を巻く道を下って行く。最初の山腹を巻く部分は足元が崩れやすい。前方に山形の盆地を見ながら、歩きやすい道を下る。やがて池塘が点在するいろは沼へ。ワタスゲも揺れていて、ほっとさせられる場所。最後はゲレンデを下って、樹氷高原駅からロープウェイで蔵王温泉に下った。さらにバスで山形駅へ。
(左)いろは沼へ向かう道から熊野岳方面を望む。(右)いろは沼。
[参考]
宮交バス(白石蔵王駅~蔵王刈田山頂:土日祝のみ運行) 1,960円
蔵王ロープウェイ山麓線(樹氷高原駅~蔵王山麓駅)1,000円
山交バス(蔵王温泉バスターミナル~山形駅) 1,200円