2024年10月26日
斑尾山(斑尾高原ホテル↑黒姫駅↓)
ゲレンデ最上部から妙高山を望む。
飯山駅850=(飯山市営バス)920斑尾高原ホテル920-928チロル前登山口-1022斑尾山北峰-1034斑尾山-1041大明神岳1104-1130釜石山分岐-1136林道斑尾線出合-1200荒瀬原登山口-1215県道1219-1350黒姫駅
なじみの斑尾山。紅葉の具合を見に、そして黒姫駅までの赤線つなぎを兼ねて登りに出かけた。飯山駅からのバスの乗客は私ひとり。斑尾高原ホテルの前から歩きはじめる。最初はゲレンデ内の登り。上部では折り返しながら登る。ゲレンデ最上部では紅葉越しの妙高山を望む。稜線に出ても紅葉はあまりぱっとしない感じだが、樹林の中の北峰、斑尾山それぞれの山頂を越えて大明神岳へ。
(左)ゲレンデの登りから振り返る。(右)稜線を北峰から南峰に向かう。
私が到着したとき無人だった狭い大明神岳山頂は、しばらくすると10人ほどの登山者で大にぎわいとなった。曇空だが、眼下に野尻湖、その向こうに飯縄山・黒姫山・妙高山を望むことができた。曇空なのがやや残念。飯縄山の左には槍穂高、右にあるのは鹿島槍だろうか。
(左)斑尾山(南峰)。(右)大明神岳から野尻湖の向こうに飯縄山・黒姫山。
あとは釜石山経由、荒瀬原までは登山道を下り、舗装道路に出て県道を黒姫駅まで淡々と歩いた。意外に多くの人が登っていて、途中ですれ違った登山者は40人ほど。黒姫駅では列車までかなり時間があったので有名な駅そばをいただくことができた。
(左)野尻湖と黒姫山・妙高山。(右)釜石山への下りの紅葉。
飯山市営バス:400円
2024年10月18日
大天井岳~燕岳 ……中房温泉から(安曇野市/大町市)
前方に槍ヶ岳・大天井岳を見ながら縦走路を南下する。
10月17日[1日目]中房第2駐車場618-628中房登山口634-750第3ベンチ755-845合戦小屋851-906合戦沢ノ頭910-943燕山荘1028-1057蛙岩-1117大下りの頭1127-1239喜作レリーフ-1311大天荘1357-1336大天井岳1357-1403大天荘
10月18日[2日目]大天荘610ホ630喜作レリーフ740大下りの頭-758蛙岩-825燕山荘828-852燕岳858-919燕山荘931-951合戦沢ノ頭-1000合戦小屋-1032第3ベンチ1037-1131中房登山口1138-1147第2駐車場
9月末から10月上旬は、例年いろいろなことが重なって動きが取れず、数日にわたっての登山が難しい。そして、そうこうしているうちに多くの山小屋が営業をやめる時期になってしまう。今年もその例にもれず、一段落する10月15日以降も営業している小屋を確認しながら登山計画を考えることになった。北アルプスでまだ営業しているのは、槍穂高周辺か常念山脈周辺の小屋。
(左)合戦沢ノ頭から燕山荘・燕岳を望む。(右)燕山荘から裏銀座方面の山並を展望。
あまりかわり映えしないけれど、結局、安心して歩くことができる合戦尾根から燕、大天井へ。朝6時、中房温泉下の第1Pは満車。第2Pに車をとめる。ところどころは色づいた葉も見られる合戦尾根をひたすら登る。合戦小屋を過ぎ、合戦沢ノ頭で、視界が開け、槍・大天井や行く手に燕岳の稜線を望む。燕山荘にたどり着けば、目の前に裏銀座方面の山並を展望。南東方向の富士山は雲に霞んでいたが。
(左)燕山荘から燕岳を望む。(右)縦走路の蛙岩付近。
(左)大天井岳が近づいてきた。(右)大天井岳への登りから縦走路を振り返る。
ここからは大天井までの稜線上、展望を楽しみながら歩くことができた。前方に槍・穂高・大天井。右手に鷲羽・水晶。後方に立山、鹿島槍など後立山連峰。蛙岩を過ぎ、歩きやすい縦走路が続く。合戦尾根に比べて、すれ違う登山者もごく少ない。欧米人2人組が手こずっていた喜作レリーフ手前の岩場を過ぎ、大天井への最後の登り。振り返ると歩いていた縦走路が一望できる。
(左)大天荘に到着。左奥が大天井岳山頂。(右)大天井岳山頂。槍ヶ岳を望む。
大天荘に到着し、ほんの数分の山頂まで往復する。大天井岳の山頂には他にだれもおらず、大展望を独り占め。目の前に槍・穂高、右に鷲羽・水晶。さらに立山・針ノ木や鹿島槍。夕刻には雲海が広がってきた。大天荘の宿泊者は、今日は12人だけで、ゆったり過ごすことができた。
(左)大天井岳から遠く鹿島槍ヶ岳を望む。(右)大天荘の前から常念岳方面。
(左)夕刻、雲海が広がっていた。(右)2日目は縦走路を燕岳へもどる。
2日目は1日目よりも天気は悪く、周囲の稜線も雲に隠れがち。しかし、そのせいか、立ち寄った燕岳の山頂直下で半分白毛になった雷鳥に出会うことができた。合戦尾根を登る人は多かったけれど、秋の気配も感じながら比較的静かな山歩きを楽しむことができた。下山後、あずみ野の平地まで出て、しゃくなげ荘で汗を流した。
(左)燕岳山頂。(右)燕岳山頂で雷鳥に遭遇。半分、白毛になっていた
[参考]大天荘:1泊2食付き 15,000円
しゃくなげ荘:平日入浴 600円
2024年10月10日
笹目尾根から風吹大池[北ア前衛] (小谷村/新潟県糸魚川市)
風吹天狗原の湿原の向こうに白馬乗鞍岳・雪倉岳を望む。
ヤッホー平721-729風吹大池入口733-816笹目尾根820-847’1866標高点-933風吹天狗原葺き-949風吹山荘956-1025神の田圃1029-1109風吹天狗原分岐1117-1146フスブリ山1152-1217風吹天狗原分岐1234-1328’1866標高点-1352笹目尾根1358-1433風吹大池登山口-1500蓮華温泉1502-1534ヤッホー平
風吹大池を前回訪れたのは17年前のこと。土沢登山口から歩いた。シラネアオイの花を見たことぐらいしか記憶していない。今回は未踏の笹目尾根からの道をたどる。風吹大池周辺の湿原の草紅葉がきれいだった。ヤッホー平の駐車スペースに車をとめ、蓮華温泉方面に数分歩けば左手に登山口。
(左)登山口から標高差300mの急登。(右)笹目尾根にのると勾配は緩む。
尾根に登り着くまでは標高差300mの急登。両側にはスギやブナの大木。その先の笹目尾根は途中に急登を挟みながら標高をあげて行く。足元はぬかるみが多い。樹林が視界を遮るが、やがて左手に頸城の山々が望めるようになる。さらに行けば、右手も雪倉岳方面が樹間に見えるようになる。木々も色づきはじめている。
(左)尾根道から左に高妻山。(右)最初の小湿原。後方に雪倉岳・朝日岳。
1866を過ぎ、その先の急登からしばらく行くと小さな湿原が広がる。ここから風吹大池にかけて、いくつかの色づきはじめた小湿原を通り抜けていく。振り返ると雪倉岳や朝日岳がそびえている。大きく下り、右へ千国揚尾根への道を分けると、一段と大きな湿原。風吹天狗原というのだろうか。大きく下って風吹大池の脇を通り、風吹山荘前から池の周回路に入る。
(左)風吹大池手前の大湿原。前方に風吹岳。(右)風吹山荘側からの風吹大池。
(左)池塘が点在する神の田圃。(右)池畔周回路西側の高みから風吹大池。
風吹岳は展望がなかったと記憶しているので今回は立寄らない。池の北端から池塘が点在する神の田圃に立ち寄る。池の西岸の高みを越えて、風吹天狗原にもどる。ここの草原の広がりにはほっとさせられる。風吹天狗原の分岐からフスブリ山を往復。登山道は山頂を通らず、笹藪の中の三角点の所在もわからない。山頂直下らしき場所で折り返した。
(左)広い湿原の風吹天狗原。(右)フスブリ山付近から高妻山を望む。
最後、登山口から蓮華温泉まで歩いたのは、単なる赤線つなぎ。途中、すれ違った登山者は3人だけ。そのうち笹目尾根側から登ったのは私以外に1人だけ。道も思ったほど難しくなく、道脇の木々も色づきはじめていて、静かな山を楽しむことができた。
(左)下山時の笹目尾根から糸魚川市街と日本海を展望。