2024年10月10日
笹目尾根から風吹大池[北ア前衛] (小谷村/新潟県糸魚川市)
風吹天狗原の湿原の向こうに白馬乗鞍岳・雪倉岳を望む。
ヤッホー平721-729風吹大池入口733-816笹目尾根820-847’1866標高点-933風吹天狗原葺き-949風吹山荘956-1025神の田圃1029-1109風吹天狗原分岐1117-1146フスブリ山1152-1217風吹天狗原分岐1234-1328’1866標高点-1352笹目尾根1358-1433風吹大池登山口-1500蓮華温泉1502-1534ヤッホー平
風吹大池を前回訪れたのは17年前のこと。土沢登山口から歩いた。シラネアオイの花を見たことぐらいしか記憶していない。今回は未踏の笹目尾根からの道をたどる。風吹大池周辺の湿原の草紅葉がきれいだった。ヤッホー平の駐車スペースに車をとめ、蓮華温泉方面に数分歩けば左手に登山口。
(左)登山口から標高差300mの急登。(右)笹目尾根にのると勾配は緩む。
尾根に登り着くまでは標高差300mの急登。両側にはスギやブナの大木。その先の笹目尾根は途中に急登を挟みながら標高をあげて行く。足元はぬかるみが多い。樹林が視界を遮るが、やがて左手に頸城の山々が望めるようになる。さらに行けば、右手も雪倉岳方面が樹間に見えるようになる。木々も色づきはじめている。
(左)尾根道から左に高妻山。(右)最初の小湿原。後方に雪倉岳・朝日岳。
1866を過ぎ、その先の急登からしばらく行くと小さな湿原が広がる。ここから風吹大池にかけて、いくつかの色づきはじめた小湿原を通り抜けていく。振り返ると雪倉岳や朝日岳がそびえている。大きく下り、右へ千国揚尾根への道を分けると、一段と大きな湿原。風吹天狗原というのだろうか。大きく下って風吹大池の脇を通り、風吹山荘前から池の周回路に入る。
(左)風吹大池手前の大湿原。前方に風吹岳。(右)風吹山荘側からの風吹大池。
(左)池塘が点在する神の田圃。(右)池畔周回路西側の高みから風吹大池。
風吹岳は展望がなかったと記憶しているので今回は立寄らない。池の北端から池塘が点在する神の田圃に立ち寄る。池の西岸の高みを越えて、風吹天狗原にもどる。ここの草原の広がりにはほっとさせられる。風吹天狗原の分岐からフスブリ山を往復。登山道は山頂を通らず、笹藪の中の三角点の所在もわからない。山頂直下らしき場所で折り返した。
(左)広い湿原の風吹天狗原。(右)フスブリ山付近から高妻山を望む。
最後、登山口から蓮華温泉まで歩いたのは、単なる赤線つなぎ。途中、すれ違った登山者は3人だけ。そのうち笹目尾根側から登ったのは私以外に1人だけ。道も思ったほど難しくなく、道脇の木々も色づきはじめていて、静かな山を楽しむことができた。
(左)下山時の笹目尾根から糸魚川市街と日本海を展望。