2024年11月25日
茶臼山[恐竜公園↑中尾山温泉↓] (長野市)
山頂近くの展望台から白馬三山や唐松岳を望む。
恐竜公園入口1004-1047マップポスト-1103茶臼山-1108展望台1204-1218一本松1220-1246中尾山温泉1248-1316恐竜公園入口
時間ができて天気もよいので、急遽、近場の山歩きに出かけた。長野市民にはお馴染みの茶臼山・恐竜公園の入口に車をとめて、恐竜の立ち並ぶ公園内の遊歩道を登って上部で山道に入る。以前も訪問しているので、茶臼山山頂が樹林の中で展望皆無なのは承知。その先の展望台から北アを望むことができるはず……だったが、雲が多くて稜線は隠れている。
(左)恐竜公園の遊歩道を登る。(右)茶臼山の山頂は樹林に囲まれ展望はない。
しかし、1時間ほど粘っていると、爺ヶ岳・鹿島槍や白馬三山などが少し見えるようになった。手前に「西山」(長野市中心部から西方向の山間部を地元ではこう呼ぶ)の山村風景が見られるのが、ここのよいところ。下山は中尾山温泉経由、秋の晴天のもと山麓のりんご畑の中を歩いて、恐竜公園入口に戻った。近くにある共和の直売所に寄ってリンゴを買って帰った。
(左)展望台から爺ヶ岳と鹿島槍を望む。(右)恐竜公園へ戻る途中、リンゴ畑の向こうに根子岳・四阿山。
2024年11月20日
雪の信越トレイル[黒岩山・桂池](涌井↑戸狩温泉スキー場↓)
黒岩山のあずまやの前からの展望。千曲川沿いの雲海の向こうは北志賀方面。
涌井(駐車スペース)708-748富倉峠-812ソブの池-938黒岩山(911ピーク)945-1031桂池1048-1146風穴分岐-1245仏ヶ峰登山口1256-1320とん平1326-1406オリオンゲレンデ下1413-1455戸狩野沢温泉駅1540=(飯山線)1553飯山1555頃=(タクシー)1610涌井
山には雪が降ったはずだが、さほど標高は高くないし、信越トレイルの道標が随所にあるはずだからと、少々甘く見ていたきらいがある。飯山氏涌井の国道292号脇駐車スペースに車をとめて歩きはじめる。登山口(涌井)からしばらくは雪もさほどではなく、延々と平坦な林道を歩くので問題ないと思っていたが…。
(左)最初は雪も少なく平坦な道。(右)富倉峠。雪が深くなってきた。
ソブの池を過ぎ、黒岩山への登りにかかるとけっこう雪が増えてきた。深いところは20cmくらいあるだろうか。雪の上に熊の足跡をみつけ、熊鈴とホイッスルを大きく鳴らしながら進む。雪の重みで木枝が倒されて道を覆っている所も随所にある。黒岩山の三角点へは、そのため途中で行くのを断念した。
(左)熊の足跡……(右)黒岩山三角点南側の分岐。三角点へ行くのは断念。
そこからの下りと黒岩山911ピークへの登りは雪のせいもあり急に感じられる。チェーンスパイク装着。黒岩山稜線のアズマヤ前からは東側に、高社山など北志賀方面の山並を展望することができた。下って桂池の畔の小屋(扉や窓はなくて「シェルター」と書かれていた)で休憩。その先も深い雪や道をふさぐ木枝に労力を奪われる。
(左)黒岩山911ピーク付近のあずまや。(右)桂池。南側から。
はっきりした分岐には道標があり、道形もおおむねはっきりしているけれど、811標高点への登りは雪で道形を見失ったのだろう、ルートを間違え、四つん這いで急斜面を尾根まで登る羽目になった。それを別にしても、雪があったせいか後半は意外にアップダウンがある印象だった。
(左)桂池北側のシェルター。(右)戸狩温泉スキー場のゲレンデを下る。
最後は戸狩温泉スキー場のゲレンデ最上部に出て、ゲレンデ内を下り、戸狩野沢温泉駅まで歩いた。上部のゲレンデはけっこう雪が深かったけれど、まだオープンの準備もはじめられたばかりのようす。山麓の平地にはまったく雪はなかった。飯山線で飯山まで出て、タクシーで登山口に戻り車を回収した。
[参考]飯山線(戸狩野沢温泉~飯山)210円
タクシー(飯山駅~涌井)約15分 3,700円
2024年11月14日
十石山……白骨温泉から(松本市) またしても穂高は見えず
森林限界を越えてトラバース気味に登る。頭上は青空が広がっているが…
十石山登山口(白骨温泉上)724-813小広場(1790m)817-824湯沢ノ平-1000森林限界-1026十石峠避難小屋1029-1035十石山(三角点)1039-1044十石峠避難小屋1145-1202森林限界-1316湯沢ノ平-1324小広場1333-1409登山口
本格的に雪が降る前に少し高い山の景色を望んでおきたいという気持ちもあって、十石山を目指す。中間部の湯沢ノ平は平坦地だが、それを除くと変化が少ない退屈な樹林帯の登りが続く。十石山には過去3回登っているけれど、この山とはよほど相性が良くないのか、山頂からすっきりと穂高方面を展望できたためしがない。
(左)登山口付近のカラマツの紅葉。(右)湯沢ノ平付近にの古い案内板。
今日も登って行く途中では青空が広がっていたはずなのに、山頂に着いてみると穂高も乗鞍も厚い雲に隠されていた。登る途中は汗ばむほどだったけれど、山頂に着いてしばらくすると真冬のような冷たい風が吹き、やがて霧雨が降り始めた。少し天候の回復を待ったがかなわず、消化不良のまま下山にかかった。
(左)振り返ると松本方面は雲海が広がっていた。(右)避難小屋の直下から。
しかし、山麓部では落葉松の紅葉が美しかったし、この山の晩秋の風情を楽しむことはできたと思う。下山後は白骨温泉で白濁の湯につかり、気を取り直す。山中ではひとりも登山者に出会わなかった。それにしてもこの季節の2,500m峰でまったく雪がないのは驚き。
(左)右手稜線の奥が十石山三角点。(右)十石山三角点付近から避難小屋。その先の穂高は雲の中で見えず。
[参考]白骨温泉「煤香庵」日帰り入浴 800円
過去の十石山への登山記録
→ 「2022年4月16日 十石山(残雪期)」
→ 「2021年9月5日 十石山」
→ 「2018年6月24日 十石山」
2024年11月07日
[美ヶ原]王ヶ頭・王ヶ鼻……百曲り↑ダテ河原↓(松本市)
三城牧場から美ヶ原の台上を見上げる。
三城いこいの広場906-939広小場-1032百曲り園地1036-1124美ヶ原(王ヶ頭)1126-1142王ヶ鼻1227-1240王ヶ頭下分岐1247-1316美岳荘1319-1354ダテ河原登山口1356-1403三城いこいの広場
天気予報では今秋一番の冷え込みになるといっていたので、高い山は避けて近場の低山にでも登ろうかと思っていた。ところが行ってみると登山口に通ずる林道が工事通行止めになっていて万事休す。
(左)百曲がりの登りの落葉。(右)標高があがると冬の景色に。
どうしようかと考え、結局、気軽に歩ける美ヶ原へ。いつものように三城から百曲り経由で登る。百曲りというけれど、実際は40曲がりくらい。空は曇っている。山麓はカラマツの紅葉が美しいところも。しかし、百曲がりを登って行くと木々に氷が着き、初冬のおもむきに。
(左)アルプス展望コースを進むと、王ヶ頭の頭上に青空。(右)王ヶ鼻から御嶽・乗鞍・穂高を望む。
百曲園地から王ヶ頭に向かっても雲は晴れなかった。アルプス展望コースも展望なし。しかし、王ヶ頭、王ヶ鼻と進むと頭上に青空が広がってきた。王ヶ鼻では、雲間に、穂高・乗鞍・御嶽、南アや八ヶ岳もときどき顔を見せるようになった。ダテ河原コースの下りでは、うっすら富士山も。三城に下った頃には、すっかり良い天気になった。三城から登っているのも、他に何人かいるようすだった。
(左)王ヶ鼻から王ヶ頭方面を望む。(右)下山路、ダテ河原沿いの紅葉。