2024年12月30日

飯縄山 …南登山道往復(長野市)

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飯縄山の山頂を望む。左に妙高山と黒姫山。

一の鳥居駐車場905-919一の鳥居登山口-1013駒つなぎ場1024-1110西登山道分岐1114-1125南峰-1138飯縄山1207-1216南峰1221-1227西登山道分岐-1248駒つなぎ場1258-1327一の鳥居登山口-1328一の鳥居駐車場

高熱を出して体調を崩してしまい、しばらくおとなしくしていた。そのリハビリと、新調した冬靴の試し履きを兼ねて、地元の飯縄山に登ることにした。ぐずついた天気が続いていたが、今日は絶好の晴天。そのためか、一の鳥居の駐車場にはけっこう車が多かった。

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(左)駒つなぎ場でアイゼン装着。(中)冬道の急登。(右)樹林が疎らになる。西登山道分岐手前。

ゆっくり家を出てきたので、もう多くの人が歩いて、登山道の雪はよく踏まれた状態。チェースパイクで歩く。駒つなぎ場でアイゼンを装着して冬道の急登をこなせば、樹林が疎らになって周囲の展望が開けてくる。富士山や八ヶ岳、浅間山方面が右手に望まれる。左手には戸隠連峰。

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(左)南峰から北アルプス方面。(右)南峰北峰間から高妻山と頸城山塊。

南峰から北峰へは緩やかな稜線上の道。左手に高妻山から焼山・火打山、そして妙高・黒姫を眺めながら、緩やかに稜線をたどって飯縄山の山頂へ。北アルプスは稜線上に雲をまとっていて、はっきりしない。ただ、頸城山塊の山々や高妻山、戸隠連峰を間近に望むことができた。

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(左)飯縄山山頂。高妻山と戸隠連峰。(右)妙高山の右手に日本海。

中央アルプスや南アルプス、八ヶ岳、富士山、浅間山、四阿山、その左には志賀高原の山々や苗場山方面も望める。妙高山の右手には日本海が広がっていた。途中ですれ違った登山者は40人ほどになろうか。新しく買ったLOWAの冬靴は歩きやすかった。下山後は少し大回りして、森林囃子(もくもくばやし)で温泉に入って帰った(410円)。

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(左)左に四阿山・浅間山、その右に富士山と八ヶ岳。(右)富士山と八ヶ岳。
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2024年12月19日

虚空蔵山~一等三角点「根岸」(佐久の里山2)

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虚空蔵山の山頂にある櫓の展望台。

道の駅・ヘルシーテラス佐久南1348-1403多福寺-1415虚空蔵山1425-1444馬頭観音-1452一等三角点「根岸」1454-1502馬頭観音-1529道の駅

せっかく佐久まで来たので、閼伽流山に続き、佐久近辺の里山をもうひとつ登ろうと考えて虚空蔵山へ。道の駅・ヘルシーテラス佐久南に車をとめて、里道を多福寺まで歩いてから登りはじめる。擬木の階段など、歩きやすく整備されている。

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(左)多福寺の境内を通り左側から登山。(右)虚空蔵山へは歩きやすい道。

虚空蔵山の山頂には櫓の展望台があって、晴れていれば北アルプスや浅間山がきれいに見えるのだと思う。今日は雲が多くて北アはまったく見えないし、浅間山も外輪山あたりが見えるだけ。東には荒船山方面。先ほど訪れた閼伽流山も見えた。

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(左)虚空蔵山から浅間山方面。(右)先ほど登った閼伽流山方面。

そこから林道のような広い道を歩いて、一等三角点「根岸」(876m)まで往復。三角点は樹林帯の中だが、途中の伐採地からは荒船山方面を望むことができた。下山は「ヘルシーコース」をたどって道の駅へ。散歩がてらの登山といった感じの地元の数人とすれ違った。

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(左)一等三角点「根岸」。樹林帯の中。(右)荒船山を望む。
posted by 急行野沢 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする

閼伽流山(佐久の里山1)

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閼伽流山の山頂手前は気持ちの良い雑木林

明泉寺1054-1114七丁目-1125観音堂1128-1137御野立所(展望台)1140-1155閼伽流山1224-1235閼伽流城跡-1256七丁目-1310明泉寺

何となく登り残していた山。岩場の多い信仰と修験の山の雰囲気がある。明泉寺から七丁目までは軽トラくらいは走れそうな道。丁目石が順番に置かれている。その先、十丁目の観音堂の裏からは岩混じりの急登となる。このあたりは修験の山の雰囲気がある。

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(左)七丁目の樹間から北アの展望。(右)観音堂の背後に御野立所の岩壁。

テープマークを頼りに切れ落ちたトラバースを経て、展望台のアズマヤに到達する。ここは観音堂から見上げた岩峰の上であり、周囲は切れ落ちている。昭和天皇の訪問地でもある御野立処(仙人ヶ岳)というのはここのことだろうか。八ヶ岳方面の展望が広がっていた。

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(左)観音堂の裏から岩混じりの急登。(右)岩壁の上の御野立所(展望台)。

細い岩尾根の先は、雰囲気が一変して気持ちのよい雑木の尾根道になる。城跡への分岐に「閼伽流山」の手製の山名標。その先、数分進むと三角点がありそちらにも山名標があった。地図上では、分岐点付近の方が三角点より標高が高そうだ。

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(左)展望台から八ヶ岳方面の展望。(右)閼伽流山の山頂(最高点)。

尾根伝いに進んで山城跡を目指す。途中、尾根の分岐などはテープマークを見失わないように。石垣や堀切も見られる山城跡には「城跡」の石碑があった。そこから七丁目への下りの後半は、危険な岩場の急下降。ロープも設置されているが、慎重に下らざるを得ない。七丁目からは往路を明泉寺に戻った。

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(左)閼伽流山城の山城跡。(右)七丁目への下りはロープも設置された急坂。
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする

2024年12月09日

浅間山を眺めに行く……天狗温泉からJバンド(小諸市/御代田町)

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賽の河原付近から浅間山を見上げる。

天狗温泉752-848二ノ鳥居853-950火山館1006-1016湯ノ平口分岐-1036賽の河原分岐-1121Jバンド1126-1143Jバンド取付1150-1208賽の河原分岐-1227湯ノ平口分岐-1231火山館1301-1346ニノ鳥居1350-1432天狗温泉

初冬の浅間山の姿を眺めに行きたいと思ったが、黒斑山あたりからでは普通すぎる。天狗温泉から賽の河原あたりまで行って見上げてみたいと思い、天狗温泉に車をとめて歩きはじめたのだが…。一ノ鳥居、ニノ鳥居あたり、雪は少ない、長坂を登って牙山や外輪山の岩峰が眺められるようになるとカモシカ平。振り返ると八ヶ岳方面。

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(左)長坂を登り視界が開けると右に牙山。(右)左に外輪山の岩峰。

ところどころ雪の吹き溜まりもあらわれる。火山性の匂いが漂う沢を横切って火山館へ。建物には鍵がかかっていては入れなかったが、WCは使用できた。湯の平口を過ぎ、前掛山方面に登山禁止のロープが張られた賽の河原分岐を通過。その先、樹林帯を抜けると浅間山の姿をくっきりと見上げることができた。もちろん牙山や黒斑山など外輪山もきれいに見渡せる。

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(左)火山館。(右)Jバントの岩壁。

目の前にはJバンドの岩壁が立ちはだかっている。あわよくばJバンドの上まで行きたいと思っていたが、急登のところに思った以上に吹き溜まった雪が深くトレースもなくて苦戦。どういうわけか、今日は何だか調子が上がらず意外に時間もかかっていたため、Jバンドへの登りの途中で引き返した。

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(左)Jバンドの途中までで引き返す。(右)浅間山が間近。

雪の積もり方が中途半端で、浅いところは下の石に足を取られ、一方深いところもあり、歩きにくくて時間がかかった面もあると思う。下山時には、ちょうどカモシカ平でカモシカの姿を目にすることができた。他の登山者には、今日は出会わなかった。

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(左)Jバンドから遠く八ヶ岳や黒斑山あたり。(右)下山時、カモシカに遭遇。

[参考]天狗温泉:駐車料金500円 温泉入浴1,000円(両方だと1,300円に割引される)
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2024年12月02日

桜平から快晴の硫黄岳へ[初冬の八ヶ岳](茅野市/南牧村)

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硫黄岳山頂。北アルプスの端から端まで見渡す。

桜平駐車場(中)736-747桜平ゲート-814夏沢鉱泉819-905オーレン小屋911-936夏沢峠942-1031硫黄岳1113-1150夏沢峠1206-1224オーレン小屋1237-1306夏沢鉱泉-1324桜平ゲート-1331桜平駐車場(中)

どの程度の雪山装備で臨むべきか、迷っていたけれど、わりときちんと用意してよかったと思う。思っていたより雪があった。いつもの馴染みのコースだけれど、桜平から登ることにする。桜平までの林道はあいかわらず悪路だが、少しよくなったような気もする。途中うっすらと雪があった。

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(左)オーレン小屋。(右)夏沢峠から硫黄岳を望む。

他に車がまったくいない桜平(中)駐車場に車をとめた。「上」までいってもいいけれど「中」にとめるのが何となく落ち着く。ゲートまで歩いても10分くらいだし。夏沢鉱泉手前あたりからチェーンスパイクをつけたが、ツボ足でも行けるくらい。雪は夏沢鉱泉付近5㎝ほど、標高をあげると深いところは20㎝ほど。オーレン小屋で頭上に青空が広がり、今日の天気感謝。

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(左)硫黄岳への登りから振り返る。箕冠山や天狗岳。(右)硫黄岳への登り。

夏沢峠から少し登って森林限界を超えると、快晴のもと素晴らしい展望が広がった。振り返ると、箕冠山の向こうに天狗岳。四阿山や浅間山も。硫黄岳への登山道は急ではあるが、ケルンを見ながら雪の上を進む。たどり着いた硫黄岳山頂からは、近くは赤岳や横岳・阿弥陀岳、そして北アルプスの端から端まで望むことができた。北アの左には乗鞍・御嶽・中央アルプス。右には北信五岳。

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(左)硫黄岳山頂から望む横岳・赤岳・阿弥陀岳(右)後立山連峰。爺・鹿島槍・五竜・唐松・白馬三山。

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(左)穂高連峰・槍ヶ岳。(右)中央アルプス・御嶽・乗鞍。

寒いことは寒いけれど、風は微風程度で穏やかな天気。昨夜、夏沢鉱泉に泊まったという単独行者と「いい天気ですね」と言葉を交わす。登っている人は少なくて、すれ違ったのは他には4人グループひとつだけ。下山後は、尖石温泉「縄文の湯」で入浴した。

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(左)北信五岳方面。(右)硫黄岳の爆裂火口。

[参考] 尖石温泉「縄文の湯」:茅野市民以外600円
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする