(左)菅平牧場の向こうに根子岳。(右)小根子岳への分岐。
峰の原登山口900-910牧場-955避難小屋-1055小根子岳分岐-1112根子岳1152-1242避難小屋1250-1335峰の原登山口
夕方、所用があるので、近場で夏山気分を少しは味わえる所はないかということで選んだのが根子岳。四阿山・根子岳には様々なコースで登っているが、今回はいままで辿ったことのない峰の原からの道にした。国道406号から峰の原スキー場の看板で曲がり、さらにスキー場への分岐を見送って大きく左にカーブする場所で右に入る。渋谷区立青少年山の家の手前の路側左に数台の駐車スペース。その先の沢沿いに「根子岳」を示す立派な道標がある。
道標に従い白樺の多い樹林帯をひと登りすれば、菅平牧場の脇に出る。正面に根子岳のゆったりとした山容が望める。ここから、右は有刺鉄線を境に牧場、左は樹林帯越しにゴルフ場、という道を登っていく。背後からはラグビーの合宿か、掛け声が聞こえる。牧場が途切れるあたりから道は傾斜を増す。道沿いには、ウツボグサ、ホタルブクロなど。「ダボス」を示す道標がたくさんあるのは、ヘリスキーのためのものだろうか。
振り返れば、ダボスのリフトの施設。コンクリート製の避難小屋を過ぎるあたりから、道は石がゴロゴロとして歩きにくくなる。笹原の中につけられた道には真夏の日差しが容赦なく、たまにあらわれる木陰に身をすくめるように入り込む。左に小根子岳への分岐を分ければ、山稜の気配が漂い山頂まではあとわずか。
たどり着いた根子岳山頂には、多くの人が休んでいたが、峰の原からの道ではひとりの登山者とすれ違っただけだった。正面に見える四阿山から縦走してくる人も多い。雲が多く、菅平高原をめぐる山々と、湯ノ丸方面、志賀・白根方面が望めるくらい。浅間山すら雲の中。今日は時間的にここまで、往路を下山した。
(左)根子岳山頂とその向こうに四阿山。(右)根子岳山頂から見おろす菅平高原。
ラベル:根子岳