(左)戸隠連峰(右)戸隠奥社参道入口
「天変地異を少しでも鎮めてもらおう」といったら大袈裟になってしまうだろうか。「天の岩戸」が飛来し現在の姿になったという神社だから、あながち間違ったお願いにもなるまい。
快晴の休日だけれど地震・津波の災害の様子を見ているとスキーに出かける気にもならず、けれどどこかを歩きたいと選んだのが戸隠奥社。長野市内のわが家からは比較的近いから夏には良く出かけるけれど、実は冬に出かけるのは初めて。積雪のようすがわからなかったが、昨年からのパワースポットブームがあるから、冬でも雪の上に道がついているのではないかと思って出かけた。
長靴を履いて歩き始めたが、雪の道は踏み固められ、スニーカーで歩いている人が多かった。ハイヒールで歩いている若い女性もいたけれど、さすがに坂道で苦労していた。夏にくらべればさすがに人は少なく、深閑とした雪の杉並木に中に立っていると、すっと心が洗われるような気がする。背後に鋭い岩峰がそびえる奥社の社殿はまだ雪に埋もれていた。
(左)随神門(右)奥社から見上げる戸隠の岩峰
ラベル:戸隠神社