(左)稲子湯の林道ゲート前の登山口(駐車スペース)。(右)その名のとおりシャクナゲが多いしゃくなげ尾根。
稲子湯のあたりから北八ツに登ったことがなかったので、みどり池・しらびそ小屋あたりの様子も知りたくて、稲子湯の上の林道ゲート前に車をとめて歩き始める。3連休の初日とあって、朝7時前にすでに10数台の車がとめられている。まだ、4~5台はとめられそうではあった。
登路はしゃくなげ尾根。ひとしきりカラマツ林の中を登ってから尾根上を行くようになると、その名のとおりシャクナゲが多くなる。花の頃に訪れたい気持ちにさせる。途中、沢の源頭のようなところで反対側の山腹に取り付いて、北八ツらしい鬱蒼と苔むした針葉樹林帯の登り。足元に岩が多くなるあたりは歩きにくいところ。総じて枝を払いながら歩くような所が多く、よい道とはいえない。他の登山者に会うこともなく、ニュウ/白駒池の分岐まではずいぶん時間がかかってしまった。
分岐からニュウまでは緩やかな道で、針葉樹の大木が美しい森林。ニュウを訪れるのは4回目になろうか。白駒池からの道をあわせると連休だけあって人が多くなった。岩が積み重なったニュウの山頂は多くの人がいて、ゆっくりとはしていられず、一段下がったところで休みを取った。一面の霧で何も見えなかったが、少しずつ晴れてくるようだった。
(左)ニュウ/白駒池分岐。(右)中山付近から。樹林の海から頭をもたげているのはニュウ。
ニュウから中山峠に向けては途中までほとんど登り。今日登るピークがニュウだけというのも寂しいので中山まで足をのばす。中山山頂南側から、先ほど経由したニュウや天狗岳を展望できた。中山峠まで下り、さらにみどり池へ。みどり池への道は、中山峠直下あたりは落石の危険もあり歩きにくいところ。しかし急降下も一段落すれば、しっとりとした樹林帯の緩やかな下りとなる。本沢温泉への分岐あたりからはトロッコ軌道の跡も見られる。
しらびそ小屋には、最近の山ガールブームのせいか女性客が多いようす。女性に好まれそうな雰囲気の山小屋ではある。小屋の前のみどり池は思っていたよりも小さな池。背景には天狗岳が大きい。その先は道幅もやや広く歩きやすい道となったが、樹林帯の中、延々と歩いて駐車場所に戻った。
(左)中山峠上から見た天狗岳。(右)しらびそ小屋前から見たみどり池と天狗岳。
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