分杭峠930-登山口(鹿除け柵)935-1004結の桂-1023光のテラス分岐-1031光のテラス1139-1048光のテラス分岐-1106入野谷山山頂1111-1141絶景の峰(1846ピーク)1228-1251入野谷山1256-1303光のテラス分岐-1332登山口-1336分杭峠
(左)登り始めてすぐの「風の丘」。(右)水場から山腹をジグザグに登って、「光のテラス」との分岐へ。
パワースポットブームで「ゼロ磁場」が人気を集めた分杭峠。そのため峠周辺は駐車禁止で、北側の麓からシャトルバスに乗らなければならない。そんな分杭峠の南東にあるピークが入野谷山。とはいうものの長らく地形図には山名の表記がなく、はっきりした道のない山だったらしい。それが募集によって山名がつけられ登山道も整備されたと知った。それでは登りに行かねば。
峠から少し南に下った沢沿いの邪魔にならない場所に駐車して、峠まで数分歩いて登り返す。峠から東に林道を進めば、はっきりした案内板と鹿除けネットのある登山口。ここから南側の山腹へ登っていく。すぐに「風の丘」という案内板。周囲は雑木の新緑が美しい。もうひと登りすると整った唐松林に入り、道は左へと山稜の北側をほぼ水平にトラバースしていく。赤テープや案内板があり、道を間違える心配はない。
「結の桂」という大木、さらに「希望の泉」という水場(沢)を過ぎると道は右手山腹をジグザグに登って、「光のテラス」への分岐へと出る。まずは左に稜線上を進み「光のテラス」に行ってみるが、唐松の樹林越しに高遠方面がわずかに望める程度だった。分岐に引き返し、その先は概ね右は唐松林、左はカンバや雑木を見ながら緩急を繰り返しながら登っていく。さほどの苦労もなく、樹林に囲まれた入野谷山山頂に到着。
(左)樹林に囲まれた入野谷山山頂。(右)白樺の美林もだんだんと疎になっていく。
道はさらに南へと進んでいる。気持ちのよい稜線上の道は、少しずつカンバ類の樹林帯から抜け出していく。これから花をつけるレンゲツツジの群落を過ぎて間もなく、一気に展望が開け前方の「絶景の峰(1846ピーク)」までの笹原が広がる。笹原を登ってピークにたどり着けば、西に中央アルプスのほぼ全容を眺望することができる。南には二児山と遠く塩見岳。東はカンバの樹間から南アルプス。素晴らしい眺望で立ち去るのが惜しいくらい。
あわよくばその先の「反射板のピーク」まで行こうかと思っていたが、今日はここまでにする。下山は往路を戻った。道もつけられ、林相や展望も素晴らしいのにひとりの登山者にも会わなかった。ちょっと気恥ずかしくなるような各ポイントの名前のつけ方は何とかしてほしいと思ったが。
(左)「絶景の峰」まで笹原の登りが続く。(右)「絶景の峰」からの中央アルプスの眺望。
詳細情報は伊那市ホームページを参照してください。
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/hokubu_zenei/sandokaitsu.html
2015年05月24日
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