(左)室堂から一ノ越までは緩やかな遊歩道を行く。前方の峠状の鞍部が一ノ越。その左が立山。(右)雄山への登り(中間点あたり)。
連休を利用して、家人と一緒に立山黒部アルペンルートの観光も兼ねて立山登山へ。朝一番の長野始発北陸新幹線で富山へ。さらに登山者で満員の富山地鉄に乗り換え、ケーブルカー・高原バスへと予定通り乗り継いで室堂へ。富山の標高の低いところでは雨が降り絶望的な天候だったが、弥陀ヶ原を過ぎるあたりから空が晴れ、室堂に着いた時にはまずまずの登山日和となっていた。多くの登山者が室堂のターミナルを後に歩き始めていた。
室堂ターミナル前から見る立山の山容は、紅葉が始まったばかり。一ノ越まではコンクリートで固められた遊歩道を緩やかに登っていく。途中、残雪をトラバースする箇所も。山頂部は指差せるように見えているけれど、時間はそれなりにかかる。峠状の一ノ越には一ノ越山荘が建ち、トイレなど備えられている。
(左)雄山への登りから一ノ越方面を振り返る。遠く薬師岳が見える。(右)雄山山頂。左に社務所が建ち、右手奥の最高地点(雄山神社峰本社)に立ち入るには登拝料が必要。
一ノ越からはガレ場の石がゴロゴロした登りとなる。中間部で一度傾斜は緩むけれど、その先も雄山山頂までは急な登りが続く。一ノ越を見おろすと、そのはるか向こうに薬師岳が姿を見せていた。室堂の眺望を口実に立ち止まり、息を整える。雄山山頂には社務所が建ち、その奥の最高地点は立山雄山神社の境内。7~9月は宮司さんが常駐している。登拝料500円を支払い、山頂部に入り峰本社の前でお祓いをしていただく。東側には近年、氷河に認定されたという御前沢雪渓が見おろせる。
(左)雄山の東側直下に見える御前沢雪渓。(右)右は雄山山頂、中央は大汝山、左端に剣岳が見える。
予定よりも少し時間が早いので最高峰の大汝山まで足をのばす。時々霧の中に隠れていた周囲の山々も顔を見せるようになってきた。大汝山・富士の折立、さらにその先の真砂岳・別山などが見える。その奥には剣岳が、霧の中から少しずつ顔をのぞかせてきた。さほどの苦もなく、大汝山に到着。山頂の岩峰部は多くの人が記念撮影をするため渋滞状態だったが、辛抱強く待つ。
眼下には室堂平が広がりその向こうに奥大日岳が見える。山頂下で休んでいると、目の前をオコジョが駆け抜けていった。下山は往路を戻り、室堂でこの日は宿泊した。夕暮れ時には、夕日に染まる立山の山容が息をのむほど美しかった。翌日は午前中、室堂周辺を散策してからアルペンルートで扇沢に向かった。
(左)雄山・大汝山間から見おろす室堂周辺。(右)大汝山直下でみかけたオコジョ。
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