2016年02月28日

富士塚山・福寿草(松本市旧四賀村) 東城山(松本市)

小瀬バス停1104-1116錦織神社-1134林道-1142富士塚山1201-1225小瀬バス停-福寿草群生地(一周約35分)
金華橋1338-1349あずまや-1412東城山(林城跡)1436-1446舗装車道(大嵩崎集落上)-1510金華橋

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(左)富士塚山へ。赤松の尾根を登り、幟立石柱の先から左へトラバース。(右)林道の先は桜並木の尾根道が整備されている。

暖かな気候で雪が少なく、スキーよりも里山歩きに出かけたいという気分。松本周辺の里山を歩きながら、福寿草のようすを見てこようと出かけた。いずれも30~40分程度で登れる里山である。

まずは、福寿草で知られる旧四賀村赤怒田(錦織の里)の北にある富士塚山。保福寺峠に向かう道の小瀬バス停近くに駐車。北側の集落内に入り、獣除けのフェンスを開けて、錦織神社の鳥居の前に立つ。ここから舗装された急坂を上って、錦織神社の立派な社殿の前に出る。社殿の左から裏へと回り込んで、赤松の尾根をたどる。「茸止山」の掲示が随所にあるので、松茸の季節は避けたい。少し南側の視界が開け、幟を立てる石柱が道に左右にあらわれる。その先、左へと斜面をトラバースしていけば、やがて林道に出る。林道を右に歩くと富士塚桜公園という石碑があり、そこからは桜並木の整備された道が山頂まで続いている。

山頂には南に向いた鳥居と祠、さらに東を向いた祠も。アンテナ等とソーラー発電装置。周囲が切り開かれて、この標高の山としては展望がよい。おもに東と南が開けている。南東方向に見えるのは戸谷峰か。東に見える滝山連峰が意外なほど立派だ。「北アルプスが見える」という記録を見ことがあるけれど、薄雲に隠れている。木々が育ったせいか、西側で遠望が利く箇所はわずかだから、晴天でもさほど期待できないだろう。下山は往路をもどった。

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(左)周囲が切り開かれた富士塚山山頂。前方には滝山連峰が見える。あいにく北アルプスの展望はなし。(右)福寿草の群生地では、この暖かさのせいか、花が咲き始めていた。

下山後、福寿草の群生地を見て回る。保福寺川に沿う平地の反対側(南側)の北斜面に花が咲いていて、周回する遊歩道が整備されている。この暖かさのせいか、思ったよりも咲きはじめていた。福寿草まつりは3月12日~22日とポスターにあったけれど、それよりも咲き始めは早いようだ。

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(左)金華橋南東にある東城山登山口。「林城跡」と書かれている。(右)尾根道の先にあずまや。

続いて、松本市街地の東にある東城山へ。小笠原氏が林城という山城を築いたところで、案内板も東城山よりも林城跡(小笠原氏城跡)などの方が幅を利かせている。金華橋付近の邪魔にならない場所に車をとめ、橋の南東から登りはじめる。登山口には案内板があり、またポストの中に散策マップも用意されていた。はじめは雑木の中のジグザグの登り。1ヶ所松本市街地を見おろす眺望が開ける。やがて赤松の尾根道となって、あずまやがあらわれる。

その先もよく踏まれた赤松の中の道。林道を横切って、左に再びあずまやを見ながら石段を登れば、東城山山頂の広場に到着。赤松林の中で展望はない。周囲の掘割なども含め山城の雰囲気が感じられる。下山は、「大嵩崎(おおつき)」という案内標識にしたがって南へ降りる。尾根を右手に外れてジグザグに下ればあっという間に車道に降り立つ。大嵩崎(おおつき)の集落の中を下って、金華橋にもどった。

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(左)東城山の山頂広場(小笠原氏の林城跡)。
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