2016年05月14日

小八郎岳~烏帽子岳(松川町/飯島町)

鳩打峠登山口810-830巻道分岐-857小八郎岳903-913巻道合流-1000烏帽子岳展望地-1020七合目(飯島ルート分岐)1027-1055八合目(大岩の上)-1133烏帽子岩-1138烏帽子岳山頂1243-1307八合目-1338七合目-1348烏帽子岳展望地1353-1420巻道入口-1438尾根道合流-1458鳩打峠

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(左)鳩打峠登山口。この下に大きな駐車スペースあり。(右)小八郎岳山頂。四阿があり四方の展望が広がる。眼下に伊那谷、反対側には烏帽子岳。

烏帽子岳という名の山は各地にあるが、今回目指すのは伊那谷に突き出た中央アルプス前衛の山。松川町の鳩打峠から小八郎岳を経て登る。中央道・松川ICからは途中、各所に案内板があり舗装林道を迷いなくたどって鳩打峠に到着。登山口下には10数台ほどの駐車スペースがある。林道をわずかに進んだところから登山道に入る。

赤松の尾根道は、ときにジグザグを繰り返し歩きやすい傾斜で続く。右手の尾根にのる地形のすぐ先で左に巻道を分け、小八郎岳に向かってまずは直登。ササユリ絶滅危惧種の案内板が各所に。唐松林の中、右手の岩場へ踏跡を何回か分け、緩急を繰返し尾根を登る。最後は右に急登で四阿がある小八郎岳山頂へ。展望が開け、目指す烏帽子岳の姿が見え、反対側に伊那谷が眼下に、その向こうに南アルプスは雲に霞む。

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(左)山頂まで1/10ごとに表記がある。ここでやっと5/10。(右)尾根が右に曲がったところで左手に烏帽子岳が見える。

小八郎岳から下り巻道合流の後は、緩急あるものの概ね緩やかな道が続く。ミツバツツジも咲き、落葉樹や唐松の新緑に少々ほっとするところ。道の笹はきれいに刈られているけれど、左右に背が高いところも。1/10ずつの表記が各所にあり、5/10(五合目)を過ぎて傾斜が急に。道が右折した先で、左手に烏帽子岳山頂が望めた。足元にはイワカガミが咲く。左手は岩場や崩壊地で、その際のヤセ尾根を急登。ブナやダケカンバが見られると、樹林の中の七合目(セギナギの頭)にたどり着き、右から飯島ルートが合流する(案内標識あり)。

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(左)七合目(セキナギの頭)。飯島コースが合流。(右)ブナ林の登りから岩がちな針葉樹林帯の急登へ。

針葉樹の中を緩やかに進んだ後、左手は崩壊地となり、右側を巻いたり際を直登する。針葉樹林帯やブナの美林の中の急登が続き苦しいところ。その先はいくつかの大岩をいずれも左下から巻きながら登りが続く。最後はロープや鎖のある岩場を登って烏帽子岩と山頂の間に出る。右手の烏帽子岩の上に立てば眼下に伊那谷、前方には雲の中に南アルプス。正面は塩見・赤石あたりか。

左に進めばすぐに烏帽子岳山頂。360度の展望だが、正面に広がる中央アルプスの景色が素晴らしい。左に安平路・大島山あたりから、越百を経て南駒、ずっと右に空木あたりまで。山頂部は雲に隠れていたが次第に晴れてきた。1時間も山頂でこの景色を楽しんでから下山した。途中出合った登山者は10組ほど。思ったよりも多くの人に登られているようだ。下山時は小八郎岳下の巻道を利用した。下山後は松川IC近くの、まつかわ温泉「清流苑」(入浴400円)で汗を流して帰路についた。

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(左)烏帽子岳山頂から中央アルプス展望。左端は越百、中央は仙涯嶺の後に南駒、右に赤梛。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(伊那谷周辺-上伊那) | 更新情報をチェックする
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