黒菱駐車場700=(黒菱第3ペアリフト・グラートクワッドリフト)=722八方池山荘728-815八方池820-1016唐松岳頂上山荘1022-1038唐松岳1118-1133唐松岳頂上山荘1148-1332八方池1342―1432八方池山荘1445=(グラートクワッドリフト・黒菱第3ペアリフト)=1507黒菱駐車場
地元の中学生も学校登山で登る山だからと話して、北アルプスの唐松岳に家人と日帰り登山に出かける。事実、今日は中学生の学校登山に何回も遭遇した。また、登山道の途中に何箇所かWCがあることが女性にとっては有難いようだ。
(左)霧の中から姿をあらわした八方池。(右)ダケカンバの美林。
雲が多い天候なので登るか迷ったけれど、黒菱の無料駐車場まで車を進め(北尾根沿いの林道は舗装路)、運転開始を待ってリフトを2本乗り継いで八方池山荘前へ。霧で展望がほとんどない中、岩がゴロゴロした屋根伝いの道を登る。周囲にはシモツケソウやクルマユリが多い。途中、木道が左に分岐するが尾根沿いの道の方が早い。帰路は大回りの木道を花を楽しみながら歩いたが。
尾根道から右下に下って八方池の畔に出る。霧が立ち込め池の全景がかすかにわかる程度。写真でよく見る白馬三山を背景にした池の姿など望むべくもない。尾根上を進むとダケカンバの大木が目立つ樹林帯に入る。それを抜けた先にはニッコウキスゲの群落が左右に広がる。尾根のやや左下を花に彩られた道は進んでいく。樹林帯に出入りしながら、ときに折り返しの登りを交えながら進む。空はわずかだが晴れてきた。
(左)ニッコウキスゲの花が咲く。(右)道は概ね尾根の左下を巻き気味に進む。
扇雪渓を左に見て登り2361ピークの下を過ぎ、右手の稜線に登って丸山ケルンにたどり着く。小さな池や窪地が見られる二重山稜のような地形を過ぎて、尾根の左下を巻くようになり斜面には花畑が広がる。岩場が多くなり、いくつか巻いた先に突然、唐松岳頂上山荘があらわれる。
(左)山荘前から見た唐松岳。(右)唐松岳から見おろした唐松岳頂上山荘方面。
山荘前に立つと富山側は少し晴れ間が見えて、雲間に立山方面や五竜岳が望めた。もちろん目の前には唐松岳が大きい。唐松岳へは20分ほどの登り。山頂からは向こう側に不帰嶮方面の山稜が雲の間に望めた。下山は往路を戻った。展望にはあまり恵まれなかったが、花々やダケカンバの美林、雪渓など変化に富んだ登山道を楽しむことができた。
(左)唐松岳山頂。背後は五竜岳。
[参考]黒菱平~八方池山荘 リフト2本往復 1,120円
2016年07月21日
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