第1日[8月7日]扇沢・柏原新道登山口555-705ケルン710-823水平道828-929種池山荘1003-1047爺ヶ岳南峰1052-1111爺ヶ岳中峰1155-1220爺ヶ岳北峰下-1253冷乗越1258-1315冷池山荘[泊]
第2日[8月8日]冷池山荘527-622布引山627-708鹿島槍ヶ岳(南峰)743-815布引山-900冷岳山荘918-932冷乗越-1004爺ヶ岳北峰下-1027爺ヶ岳中峰下-1037爺ヶ岳南峰下1045-1112種池山荘1140-1228水平道-1318ケルン1327-1418柏原新道登山口
(左)柏原新道から針ノ木岳方面を望む。(右)爺ヶ岳への登りから振り返ると眼下に種池山荘、立山・剣岳が雲の中から姿を見せる。
柏原新道から爺ヶ岳・鹿島槍へという後立山入門コース。山小屋の大混雑を避けて日曜泊のプランとした。朝5時半に扇沢手前の登山口に到着。登山口の少し上にある無料駐車場には何台分かの空きがあった。もっと遅い時間に歩き出しても良かったのだが、駐車場の確保に不安があって早めの時間に登山開始とした。今回のコースは道もよく整備されて歩きやすく危険なところもない。
柏原新道は最初、樹林帯の標高差200mを一気に登るが、その後は概ね尾根の左側を比較的緩やかに登っていく。左手の木の間には針ノ木岳方面の展望が得られる。ガレ場を前後に挟むケルンが種池までの1/3程度。左前方に種池山荘の稜線が見える。中間部は水平道という案内板もあり緩やかな道が続く。ガレ場を過ぎて最後に富士見坂・鉄砲坂を登れば、樹林から抜け出し花畑の先の種池山荘に到着。
(左)爺ヶ岳中峰。左に南峰、雲の中に劔・立山。(右)冷乗越から見た冷池山荘。
種池山荘からハイマツの中を緩やかに登ると、背後に立山・劔岳が望める。雲が多くなって左前方の鹿島槍は霞みがち。ガレ場をジグザグに登って巻道から右へひと登りで爺ヶ岳南峰。ここから鹿島槍を展望する写真をよく見るが、霧が多く見晴らしはいまひとつ。鞍部に下って、巻道から再び右に登れば霧の中の爺ヶ岳中峰。南峰よりも立ち寄る人が少ないような気がする。
道は稜線の西側を巻くように下り、北峰は直下を通過する。いったん樹林帯に入った後、ガレた下りとなり少し登り返して冷池山荘に到着。この時間、霧が多く周囲の展望はほとんど得られない。小屋は昨日の土曜日は混雑したようだが、今日は1畳1人程度を確保できてまずまず。
(左)冷池山荘から見た爺ヶ岳。(右)布引山から見た鹿島槍ヶ岳。
2日目は朝食後、余計な荷物は小屋にデポして登り始める。今朝は快晴。すぐ先のテン場を過ぎれば花畑が広がる。その先のハイマツ帯で振り返れば遠く槍ヶ岳や富士山が見える。左手には立山・劔岳。前方に見える鹿島槍はやはりいい山だなと思う。ガレ場をジグザグに急登して布引山。やや下ってハイマツや花の咲く中を少し進んだ後、いよいよ鹿島槍ヶ岳本体への登りとなる。足元はガラガラしているが、危険なところはない。
(左)鹿島槍ヶ岳からの展望。手前に爺ヶ岳、遠景には槍ヶ岳。(右)鹿島槍ヶ岳からの劔岳・立山・薬師岳方面の展望。
到着した鹿島槍ヶ岳(南峰)からは360度の展望が広がる。前方には五竜岳方面へと稜線がつながる。西には劔岳・立山・薬師。南には爺ヶ岳・針ノ木など、その向こうに槍ヶ岳が見える。下山は往路をそのまま扇沢へと戻った。途中、爺ヶ岳の各ピークは省略して巻いたが、それでも爺ヶ岳の登り返しはきつかった。冷池あたりからは昨日と同様、どんどん雲があがってきて展望は閉ざされがちとなった。
(左)鹿島槍ヶ岳から五竜岳方面の展望。
[参考]冷池山荘 1泊2食 9,500円
2016年08月08日
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