2016年11月26日

大芝山~霧訪山(塩尻市/辰野町)

善知鳥峠905-1006大芝山1013-1028たきあらし峰-1055北小野新登山道分岐-1120霧訪山1205-1222北小野新登山道入口-1245南沢-1311かっとり城跡-1325小野登山口1335-1400道玄バス停1426=(塩尻市地域振興バス)1431善知鳥峠

霧訪山には9年前に一度登っている。そのときは小野から登って下西条に下山。評判通り山頂の眺望は素晴らしかったけれど、途中の登山道にはこれという印象がない。展望のきく晩秋、今回は登路の変化を求めて積雪の中、善知鳥峠から大芝山経由で登ってみた。道もはっきりしているし、おもな分岐には道標もあって歩きやすい。

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(左)善知鳥峠の登山口。手前に10台分の駐車場がある。(右)樹林の中の大芝山山頂。誰も歩いた跡がない。

善知鳥峠分水嶺公園の少し北側にある登山者用駐車場に車をとめる。案内板の脇から登山開始。2日前に降った雪は登山道に10~20cm程度。この先、北小野新登山道分岐まで、誰も歩いた跡はなかった。右手山腹をジグザグに登って送電鉄塔(No.39)から尾根を進んだ後、左にトラバースすれば大芝山への稜線に登りつく。

稜線を左に進めば北斜面の雪の急登となり、送電鉄塔(No.38)の下に出る。少し進んだ次の鉄塔からは南ア・八ヶ岳方面の展望。唐松のやや広い尾根を進んだ後、洞の峰方面からの道が合流する「大芝山の肩」を経て、緩やかな雑木の道を進めば大芝山山頂。樹林の中で展望はない。

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(左)たきあらしの峰。送電鉄塔下から視界が開ける。途中、随所に道標がある。(右)右手・下西条からの道をあわせると登山者が増える。

緩やかに登り返すと鉄塔のある「たきあらしの峰」に到着。木の間越しに北ア・八ヶ岳などの展望。屋根は左に曲がり、登り返しはトラロープもある滑りやすい雪の急登。小ピークで左から北小野新道をあわせ、その先、右手の下西条の道から、2人の登山者が登ってきた。

男坂に息を切らせた先、傾斜が緩めば程なく霧訪山山頂に到着。さすが眺望が評判の山なので、2日前の積雪にもかかわらず山頂には入れ替わり8人ほどの登山者。天気は快晴。360度の展望が広がる。北アルプスは穂高・槍から後立山まで。美ヶ原・蓼科・八ヶ岳。南アは甲斐駒・北岳・仙丈からずっと南まで。御嶽が煙をあげている。

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(左)霧訪山山頂からの展望。北アのほぼ全貌が見渡せる。(右)八ヶ岳・蓼科方面の展望。

下山は来た道を途中の分岐まで戻り、北小野新登山道を歩く。赤松の尾根を急降下し送電鉄塔から右の谷へジグザグに降りたら、あっけなく林道に出た。少し林道を進んだ先から右手の山腹をずっとトラバースしていく。送電巡視路を使って周回コースを設定したようだ。

小野からの登山道に合流し、かっとり城跡を経由して赤松の尾根を急降下。小野登山口に下り、塩尻市地域振興バス(本数少ない・冬期は日祝運休)に乗って善知鳥峠に戻った。善知鳥峠から大芝山を経由して、少しは歩きごたえのある山行になった。積雪後でも登山者がいるだけあって、山頂からの眺望は素晴らしかった。

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(左)北小野新登山道を下り山腹をトラバースして「かっとり城跡」の少し上で小野からの登山道に合流。

[参考]塩尻市地域振興バス 100円
posted by 急行野沢 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(諏訪伊北) | 更新情報をチェックする
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