
(左)途中にあった藤沢山自然休養園の地図に一部補筆。(右)林道終点。ここから山頂へは5分ほど。
穴倉山から下山してもまだお昼前だったので、もう一座をと考えて、物見や城を目指した。西側から伊那谷に大きくせり出したような山であり、のろし台があったという。伊那谷の西側を走る広域農道のかんてんぱぱガーデンを過ぎて南下し、「休み平キャンプ場」「野田山あやめ園」の案内板で西に入る。
途中、「藤沢山自然休養園」の案内板を過ぎて、どんどん林道に車を進めたら、結局、林道終点まで到達してしまった。花の季節ではないが途中のあやめ園などに興味もあり、そのあたりから歩いてもいいと思っていたけれど、よくわからないままに通り過ぎてしまったようだ。地図上に記されたさまざまな施設は、いまはあまり利用されていない様子だった。
林道終点からは赤松林の中を歩いて5分ほどで物見や城へ。これでは登山とはいえないが。山頂部には説明板などが設置されているが、その先まで進むと東側が切開かれていて、思っていた以上の展望が得られた。目の前には仙丈ケ岳が大きく、甲斐駒・北岳・間ノ岳を従えているかのようだ。南アルプスのさらにずっと南まで見渡せた。八ヶ岳・蓼科方面は雲に覆われていた。
(左)説明板のある物見や城の山頂。(右)東側は切り開かれて南アルプスの展望が開けている。