青木登山口928-1023梨子野峠1032-1054梨子野山分岐-1107松沢分岐-1137高鳥屋山1221-1247松沢分岐-1301梨子野山分岐-梨子野山(三角点探す)1320-(南東尾根下る)-1400青木登山口
風越山や座光寺富士・笠松山とともに飯田の西方に連なる里山。飯田まで行く価値があるかと思っていたが、登ってみると里山の魅力に溢れていて、標高の割には楽しめる山だと感じた。道は歩きやすく、一般ルートを行けば危険な箇所や急登もない(今回の梨子野山からの下山路には超急坂あり)。鳩打峠から梨子野峠へ縦走したいが、交通手段の確保が難しい。今日は青木からの往復登山とした。
(左)青木登山口。道標に従い水路沿いの道に入る。
飯田山本ICで中央道を降り、北西の山中に車を進める。か細い舗装道を進み青木集落上の峠状の場所に出る。2台ほどの駐車スペースがあり、車をとめる。「梨野峠」を示す道標があり、振り返ると南アルプスの見晴らしがよい。道標に従い水路脇の広い道を進み、やがて沢筋を離れ左へ。檜林から赤松林の尾根にかわり、溝状にえぐられた道を登っていく。
(左)梨子野峠。小広場の南側が切開かれて展望が得られる。前方には四阿もある。(右)梨子野山分岐への登り。明るい落葉樹林と熊笹。
古い峠道らしく、急勾配はジグザグに刻み歩きやすい勾配としている。左手の落葉樹越しに恵那山だろうか、少しの展望が得られれば、ほどなく梨子野峠に到着。四阿や説明板もある小広場は南側が切開かれている。「高鳥屋山」を示す道標に従って、右折する道を進む。小ピークの西側を巻いた後、尾根の左下を登る道はダケカンバ・ブナなども混在する落葉樹の美しい森林。
(左)梨子野山分岐から松沢分岐への道。右・唐松、左・針葉樹林。(右)松沢分岐の先で左手の展望。遠く見えるのは安平路山か。
梨子野山分岐を直進すると、緩やかで歩きやすいよい道が続く。右は唐松林、左は雑木や針葉樹。ごく緩やかなピークを2つ越えて檜林の中の松沢分岐。緩やかに下った鞍部あたりは、左手が伐採後の植林幼木なのでところどころ展望が得られる。遠く雪をまとっているのは安平路山の方向だろうか。
高鳥屋山へは右をやや巻いてから左へ尾根上に復し、右・唐松、左・針葉樹・檜の登り。右から尾根を合わせ、山上台地に出て道は緩む。最後に少しの登りで高鳥屋山に到着。小広場の南側が切開かれて青いトタン屋根の小屋があり、眼下に飯田山本ICが見える。南アルプスの展望が嬉しい。場所を移しながら樹林を避けて山並を眺める。正面やや右は愛知県境の茶臼山。
(左)高鳥屋山山頂。(右)高鳥屋山山頂は南側が切開かれて、南アルプスを展望できる。すぐ下には青トタン屋根の小屋がある。
下山は往路を戻り、途中の梨子野山分岐から左に進むと、およそ山頂らしくない唐松林の中に「梨子野山」のプレート。分岐する左の道を進み三角点を探すがなかなか見つからない。ようやく登山道の左奥(北東側)の笹の中に見つけた。そのままこの尾根を南東方向に下る。唐松林から赤松林の急降下へ。茸山の作業道らしく、松茸の季節は避けるべきだろう。少々ヤブがかるもののはっきりした道。最後は檜の植林地に出て、登山口に下りついた。途中、ひとりの登山者にも出会わなかった。
2017年04月13日
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