2017年10月14日

堂津岳(小谷村/新潟県妙高市)

奥裾花観光センター641-712奥裾花自然園-811稜線-855奥西山900-1027ヤセ尾根-1105堂津岳1135-1317奥西山1323-1408稜線下降点-1505奥裾花自然園-1529奥裾花観光センター

残雪期しか登れないといわれてきた堂津岳。最近のようすを調べてみると、笹が刈られている気配があるので登ってみた。途中まではきれいに笹が刈られていたが、ヤセ尾根から先の山頂直下、30分ほどは笹ヤブ漕ぎとなった。途中、出会った登山者はひとりだけだった。

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(左)自然園から1時間弱で稜線へ。前方が堂津岳への道。(右)稜線上から前方の雲間に山頂部。

イメージとしては鬼無里の山である。鬼無里中心部を過ぎ、奥裾花観光センター前の広い駐車場に車をとめる。この時間、係員不在で入園料は徴収なし。シャトルバスも通る舗装道を歩き休憩舎のある奥裾花自然園の入口へ。その先、中西山登山口の標識から左の登山道に入る。緩やかに進んだあと登りになる。美しいブナ林が続く。足元は濡れた落葉と土が滑りやすく、稜線直下では急登となる。

1時間ほど我慢して登れば稜線に出る。右折する堂津岳への道は笹が刈られているが、刈り払い後の歩きにくさはあり、しばしば足をとられる。自然園でも紅葉が始まっていたが、稜線上は一層色づいている。両側の笹はときに背丈ほどの高さになる。ブナの大木も道沿いに見られる。木の間越しの展望は雲が隠していて、今日は雨が降らなければ幸運と思わざるを得ない。

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(左)おだやかな道が続く。(右)尾根を渡り返すあたり、山腹の紅葉は見事。

比較的緩やかな道が稜線上に続き、いくつか小ピークを越えて三角点のある奥西山へ。展望はない。紅葉の木々は美しいが、道の雰囲気は単調。ときどき前方の雲間に見えるのは山頂部か。1616標高点を過ぎると、道は右手の谷に下りひとつ東側の尾根に登る。その尾根を進んで再び谷に下り登りして元の尾根に戻る。地形的な事情によるものか、少々消耗させられるところ。

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(左)標高1740m付近のヤセ尾根。前方に見ているのはまだ山頂手前のピーク。(右)視界が開けた岩稜帯から自然園の谷を見おろす。

しばらく単調な登りが続いた後、標高1700mくらいからは急登。その先は左右が切れ落ちたヤセ尾根となり、慎重に進む。大きな展望が開けるが、今日の天気では雲が切れて見えるのは右手の高妻山方面だけ。笹が刈られていたのはここまでで、この先はいよいよ笹ヤブ漕ぎとなる。正面に見える1885ピークへ、ときには背丈ほどの笹を漕いで登る。標高1900mほどで山上台地の一角に到達するが、山頂は一番先端にあるのでなかなか着かない。

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(左)山頂直下はヤブ漕ぎ。山頂は右奥。(右)一瞬雲が晴れて高妻山が姿を見せた。

たどり着いた山頂は、三角点を中心に小広く笹が刈られている。今日は周囲を雲が覆い、展望はほぼ得られない。ときどき東の雲間に高妻山方面が望めるくらい。しかし、無雪期には登れないと考えていた堂津岳に登れた喜びは大きかった。下山は往路を戻った。下山した頃には、奥裾花自然園には紅葉を目当てにした観光客の姿も見られた。

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(左)堂津岳山頂。前方は高妻山。他の方向は雲に隠れていた。
posted by 急行野沢 at 20:00| Comment(1) | 登山(戸隠・雨飾・妙高) | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご案内いただき ありがとうございます!
もう今シーズンは無理そうなので
(日照時間が短くて)
来年シーズンに挑戦しようと思います。

それにしても
ばったり各所でお会いするだけの事はありますね(笑)
我が家の道筋と いろいろかぶってますよ~

ぼちぼち ゆっくり 拝見します(過去記事)







Posted by こばまき at 2017年11月01日 23:27
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