奥裾花観光センター646-720奥裾花自然園-816稜線-842中西山850-944東山手前のロープのあるピーク(ヤブ漕ぎ敗退)1028-1116中西山1150-1209稜線下降点-1254奥裾花自然園-1324奥裾花観光センター
半月前に堂津岳に登ったので、今度は同じ稜線の南側にある東山を目指す。以前一度、途中まで偵察がてら行って、濃い笹ヤブで引き返した。あらめて出かけたものの、手前のロープのあるピークからは猛烈なヤブ漕ぎに加えて、長雨の水を含んだ急勾配の斜面に数歩ごとに足を滑らせて断念。それでも好天に恵まれたため、稜線上からの景色は素晴らしかった。
(右)奥裾花自然園周辺は紅葉の盛り。
奥裾花観光センターの駐車場に車をとめ、奥裾花自然園を経由して山腹に取り付き、稜線まで登るルートは前回の堂津岳と同じ。山麓部は紅葉が真っ盛り。ブナ林の雰囲気も素晴らしいが、急登となる稜線直下あたりではもう紅葉も盛りを過ぎている。稜線に登りついて、今日は左折してまずは中西山を目指す。
稜線から東には高妻山が、北を見ると堂津岳を正面に妙高・火打などが望める。中西山までは一般コースという認識だが、意外と笹が生い茂っている。ただ、歩くのに大した支障はない。小ピークを2つほど越えて中西山へ。三角点があり、東側が開けて展望がある。
(左)中西山山頂。右手には高妻山が見える。(右)中西山の先から南を見ると、これから進む稜線が見渡せる。
中西山から少し進むと、行く手の稜線が見渡せる。道もしっかりしている。鞍部(1697)へ下る途中から右手に白馬岳が見えはじめる。鞍部からの登り返しは、一部両側笹に遮られた溝状の道。稜線はやや左に曲がりながらヤセ尾根となり、小ピーク(1752の東)に至れば後立山連峰の全容が正面に見渡せる。その先、左手の崩壊地の際を渡り、絶壁のような斜面を、ロープを頼りに慎重に攀じ登る。
(左)稜線からは後立山連峰のほぼ全容が見渡せる。(右)稜線から北を見ると堂津岳を手前に頸城三山や高妻山の展望。
ロープを攀じ登ったピークからは、360度の展望が素晴らしい。後立山連峰から、雨飾・頸城三山・堂津岳・高妻乙妻・戸隠西岳。あとの距離はわずかだが、東山に向かって鞍部に下りはじめると背の高い笹ヤブに行く手を遮られる。下道はわかるのだが、前述のように足元も悪くて今日は断念。やはり残雪期にしか登れないのか。ピークに戻り、四周の展望を十分に楽しんでから往路を戻った。奥裾花自然園では紅葉を楽しむ人の姿があったが、他にはひとりの登山者にも出会わなかった。
(左)鋭いピークにはロープを頼りに攀じ登る。(右)ロープを登ったピークから見た東山。ここから先はヤブが深く断念。
2017年10月27日
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