小野駅840-903霧訪山登山口-924かっとり城跡-1001霧訪山1018-1047えぼし(駒沢山北東肩)-1128尾沢峠-1147お上人岩1210-1237お上人ノ山-1311鳴雷山1324-1400鳴雷山登山口-1452塩尻駅
鳴雷山は信州の登山ガイドにはときどき紹介されている。しかし、この山だけを目的としても少々物足りない。そこで霧訪山からの縦走を計画した。茸山のテープが煩わしい箇所も多く、ほとんどが樹林帯の中を歩いたが、思ったより道ははっきりしていた。お上人岩の岩登りはこの行程のアクセントになった。
(左)霧訪山山頂。(右)霧訪山から北アルプス展望。
小野駅から町内をぬけて駐車場がある霧訪山の登山口へ。さっそく、階段状の急登。道脇には茸山の注意掲示とテープが続く。御嶽山大権現碑を過ぎて送電鉄塔下のかっとり城跡。トタン製の小屋を過ぎて再び急登。右手に何箇所かあるベンチを過ぎ、霧訪山の山頂へ。快晴で360度の大展望が広がる。やはり正面の北アルプスに目が行く。穂高・槍から白馬あたりまで。八ヶ岳や南ア方面はやや逆光。山頂には10人ほど。
今日はここからが本番。「駒沢山・えぼし」の道標の方向に、鐘の脇から進む。「えぼし40分」の案内標で右折してやや薄い踏み跡に入る。急な下りの後、緩やかな尾根道が続く。雑木林が多く、意外と雰囲気のよいところ。少しの登りで「えぼし」(駒沢山北東の肩1270m圏)。古びた案内標に従って右折、尾沢峠を目指す。急な下りから緩やかな道にかわり、桧・赤松・雑木と林相も変化する。
(左)霧訪山からえぼしへ。(右)尾沢峠。右へ下れば下西条。茸山のテープが道沿いに張られている。
送電鉄塔の下を過ぎ、その先で道標(尾沢峠へ20分)に従って右折。尾沢峠への下りは倒木や落葉で道が不鮮明。赤テープを頼りに下れば尾沢峠。右へ下れば下西条だが、正面の踏み跡をたどる。左右の茸山テープに挟まれながら登れば、岩場が多くなりお上人岩があらわれる。やや右手から登る。ちょっとした岩登り気分で緊張感も。お上人岩を越えたところで昼食休憩。振り返ると霧訪山や駒沢山が見える。
(左)お上人岩。(右)お上人岩の上から、霧訪山・駒沢山方面。
その先も細い岩稜帯が続くが、尾根が広がるとお上人ノ山(1161m)への急登。落葉で滑りやすく、踏み跡も入り乱れる。樹林の中に三角点があるお上人ノ山を越え、ヤブがちな道を進むと送電線巡視路に合流。左折して平坦な尾根をたどる。ここまで煩わしかった茸山のテープは左へ遠ざかる。途中、巡視路は右に下るので左折して尾根上をたどる。右手の唐松の樹間から穂高が意外に近く見える。
(左)お上人ノ山の先で巡視路に合流。(右)鳴雷山山頂。樹林の中、社がまつられている。
右から道が合流し「頂上まで約5分」の案内板。わずかな登りで鳴雷山山頂。展望はないが、樹林の中に社がまつられ森閑とした雰囲気がある。下山は「頂上まで約5分」の案内板まで戻り左に下る。大きく折り返しながら適度な勾配で歩きやすい。周囲は手入れの行き届いた桧の美林。左から「大門先経由」の道が合流し、その先で床尾集落上部の登山口に到着する。さらに塩尻駅まで歩いた。
(左)床尾集落にある鳴雷山登山口に下山。
2017年12月03日
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