吉田山山頂からの南アルプス展望。
高森公園上駐車スペース1145-1150登山口-1301キャンプ場-1328吉田山1405-1428キャンプ場-1512登山口-1516駐車場所
春先に本高森山・前高森山に登ったが、吉田山はその前衛峰的な位置にある。せっかく飯田まで来たので、笠松山の後、吉田山にも足をのばした。こちらも赤松の多い里山だが、山頂からの南アルプス展望が素晴らしかった。前高森山方面からの下山時に経由したい山だけれど、そうなると車の回収が難しいので往復登山となった。

(左)樹林の中の登山道。
高森公園上部の登山口近くまで車を入れたが、先客の駐車があったため、少し下ったところに車をとめる。砂防ダムの下で小さな流れを渡って杉林の中の階段状の急登。その先は桧林の中、右横へトラバースして右からの尾根に登りつく。左折してジグザグに登っていく。周囲は桧から赤松へ。左から、その先右から尾根が合流し、赤松の緩い登りとなる。
1257は右下を巻き、右手が明るい唐松林となった先に吉田山キャンプ場。こんなところでキャンプする人がいるとは思えないが。右手が開けた場所があり、南アルプスの展望が広がる。壊れたプレハブ物置があり左右に分岐する道の道標がある。ジグザグの急登の後、緩んで小ピークを右に巻いた先は、この山域では珍しくダケカンバや雑木などの林相が美しい。
(左)吉田山キャンプ場。この先で右手に南アルプスの展望が開ける。(右)カンバ類や雑木があらわれる箇所も。
最後に左右が切れ落ちた、やや緊張する急登がある。たどり着いた吉田山山頂は小広場になっている。一角に三角点があり、東方向が切開かれて南アルプスの展望が開けている。左は仙丈ケ岳から塩見・荒川あたりまで。赤石・聖あたりは木枝の間から。今日は素晴らしい快晴。下山は往路を戻った。登り途中、10人ほどの団体とすれ違ったが、その他の登山者はいなかった。
(左)山頂直下の急登。(右)吉田山山頂。