辰野町霊園1055-1013No.54鉄塔-1137秋葉神-1205楡沢山1235-1255秋葉神-1315No.53鉄塔1325-1335No.54鉄塔-1350辰野町霊園
(左)辰野町霊園の奥の登山口。(右)No.54鉄塔から南アルプスの展望。
辰野の街の西方に位置する変哲もない里山。しかし、信州の里山を取り上げた本にはときどき登場する。松茸山なので、その季節は避けなければならない。とすれば今頃が適期か。国道153号から西に入った辰野町霊園が登山口。林道を少し歩いて、四阿の立つ場所から右手の山道に入る。松茸山の注意看板がいくつも掲げられている。
杉林の中、沢沿いに進んでから右手の山腹を登り尾根上に出る。尾根を左に進めば送電鉄塔(No.54)の下に出て、周囲が開ける。振り返ると伊那谷の向こうに南アルプスが望める。残念ながら展望がきくのは送電鉄塔の箇所だけ。その先は、左手に松茸山のテープが張られた赤松林の尾根を直線状に登る。ところどころ道は溝状に掘られている。道に雪が見られるようになってくる。中南信は数日前に積雪があった。
(左)赤松の尾根の登り。(右)秋葉神の祠。
1116標高点には「秋葉神」と書かれた祠が祀られている。ここからはしばらく、緩やかな赤松の尾根道が続く。左手に続いていた松茸山のテープが途切れた、と思ったら、周囲は雑木林になっていた。何となくほっとするものの、楡沢山に向けて雪を踏んでの登りがここから始まる。左から尾根が合流し右へやや曲がりながら登れば、楡沢山山頂。
(左)山頂直下は雑木の尾根の登り。(右)樹林に囲まれた楡沢山山頂。
山頂には祠がたたずみ、樹林に囲まれて展望はないが、今日は雪に覆われているせいか森閑とした雰囲気が感じられた。祠の裏側に三角点があり、その傍らの木に手製の小さな山名標が括り付けてあった。下山は往路を戻ったが、途中(標高995付近)から赤マークに従って北東に下る尾根に入り、No.53鉄塔の下に立ち寄った。
No.53鉄塔からは蓼科山・八ヶ岳や南アルプスの展望を得ることができた。特に立派に見えるのはやはり仙丈。山腹をトラバースする送電線巡視路をたどって往路に戻り、尾根を最後まで辿ると歩き始めた霊園の上部に飛び出した。赤松林の登りに終始し、展望も開けない山ではあったけれど、積雪のせいもあって少しは楽しめたと思う。
(左)No.53鉄塔付近から辰野の街の向こうに蓼科・八ヶ岳方面の展望。
2018年03月24日
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