2018年04月05日

荒船不動から兜岩山(佐久市)

荒船不動尊の下の駐車場931-1014県境稜線1019-1038御嶽山-1119兜岩山分岐-1133兜岩山(展望地往復・休憩)1213-1226分岐-1304御嶽山分岐-1315稜線から下降点-1352駐車場

荒船山近くの山という程度の認識しかなかったが、途中の岩峰群がどんな具合なのか、興味はもっていた。岩峰の巻道は凍結時には危険らしいので、暖かい日が続いたこの時期に出かけてみた。佐久市街から国道254号をたどり内山大橋直前を右折し、舗装道を進んで荒船不動尊の下の駐車場に車をとめる。

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(左)唐松林の中、沢沿いに登る。(右)県境稜線に着くと道標がある。稜線上は雑木林の明るい道。

駐車場から参道を進み、荒船不動尊に参拝してから、手前の「兜岩」「御嶽山」の案内標に従い杉林を下る。駐車場からの近道と合流し沢を跨ぐ。次の堰堤のある沢の左岸を登る。右岸に渡り返して登った後は、少しほっとさせる唐松林の緩やかな道。やがて涸れた沢の二股から、目の前の尾根を急登して長野・群馬の県境稜線にたどり着く。

左・星尾峠、右・田口峠を示す道標があり、右折。雑木林の気持ちの良い稜上の道。すぐに痩せた尾根の急登となり、御嶽山分岐点に到着。御岳山園地の道標に従って右折し、岩場を左に巻いて登れば、霊神像や祠のある御嶽山。樹林の中、展望は得られない。分岐に戻り、稜線を南に急下降する。前方の樹間に屹立するローソク岩が見える。

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(左)P1から見たP2とP3。(右)P1南側は東側が切れ落ちて立岩方面が展望できる。

鞍部から岩がちの痩せ尾根を登れば、最初の岩峰(P1)に突き当たり、右を巻く。P1の裏に出ると、足元左側が切れ落ちて東側の展望が開ける。西上州の山並の中で、正面に目立つのは立岩だろうか。目の前のP2、P3の岩峰も右(西側)を巻く。道は狭く足元も崩れがちで、踏板を渡した箇所も。凍結時には歩きたくないところ。稜上に復せば、すぐに道標のある分岐。

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(左)岩峰群の西側を巻く道は崩れやすく踏板を渡している箇所も。(右)兜岩山へは気持ち良い雑木の道。

道標に兜岩山の表記はないが右折。鞍部まで下り、兜岩山への登りとなる。明るい雑木林の尾根道。到着した兜岩山山頂は、樹林に囲まれ三角点がある小広場。そのまま南西に数分歩けば、切れ落ちた岩場の上の展望地に至る。正面の南西方向には、蓼科や八ヶ岳、右手遠くには北アルプスが連なっている。春霞の中なので、遠景はやや霞みがち。下山は往路を戻った。

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(左)樹林に囲まれた兜岩山山頂。(左)山頂先の展望地から遠く北アルプスを望む。

岩峰の前後など、切れ落ちた箇所では慎重な行動が必要。この季節なら落葉の雑木林越しの景色もあり、気持ちよく稜線上を歩いた。なお、途中の岩峰をローソク岩と呼ぶようだが、P1・P2・P3全体をそう呼ぶのか、どれかひとつをさすのかよく解らなかった。一番大きなP3(1389)を剣ヶ峰とも呼ぶようだが。

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(左)兜岩山手前から木の間越しに見たローソク岩の岩峰群。

こちらもご覧ください → 「田口峠から兜岩山」
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする
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